トップページ

2019-02-13

【実践研究会】12月定例会報告

【日 時】12月8日(土) 15:00~17:30
【会 場】成城学園初等学校 小会議室
【参加者】林、岡、今井、新保、木村(も)、坂田(私学学校関係)、関口(計7名)

☆研究会の内容☆
今回も豪華3本立て!!

◎実践報告「劇の授業を見てみよう!」
(湘南白百合学園小学校6年生を対象に)
 まず最初の発表者は関口 穣太郎さん。関口さんが私学の関東地区教員研修会で湘南白百合学園小学校の6年生(担任は新保さん)を対象に学校劇の公開授業と、その授業を見学者が追体験するワークショップを行ったのでその報告。
 授業のねらいは「劇活動を通し、友達と楽しく関わる中で、人と交流することの楽しさを実感し、自分の知らなかった友達のすばらしい一面に気が付くことができる。」だ。
 最初に2つのほぐしを行った。1つ目が「1・2・3ゲーム」。2人組で1~3までの数字を数えていき徐々に1が手を叩く、2が指鳴らし、3が足踏みという風に動作化する。2つ目が「カウントゲーム」。6人組で輪になり1、2、3を指さしながら言い合いこれも前述のゲームと同じように動作化する。参加者でやったところ、大人でも十分に楽しめる!
 皆の心も温まったところで主たる活動「○○な××ゲーム」を行った。内容は『性格を表す言葉』と『人物』が示されたくじをグループごとに引き、そのくじの内容を主人公にした即興劇を考える。即興とはいっても10分ほどグループで相談する時間をとり、発表時間は2分とした。子ども達は「おっちょこちょいな桃太郎」「陽気な医者」など6つのお題を精一杯演じた。振り返りから「友達の意外な一面が知れた。」「今までそれほど関わらなかった友達とも、目的のために、話し合うことが大切だと学んだ。」などねらいに沿った振り返りも多くあった。

<話し合いより>
・心ほぐしは主たる活動に関連するものであればよりよかった。例えば「ついてこない
 でゲーム」などの感情表現を伴うゲームなど。
・グループを回っているときに何を考えながら見ていたのか。
・学校劇部会では、今年度初めて、他校のクラスでの公開授業を行ったとあったが、関口さんが選ばれた経緯はなにか。
・学級の実態は?今までどの程度クラスでは劇に慣れ親しんでいたのか。

◎実践報告「6年生における上演指導を振り返って」
(2017年11月の実践)
  2本目は今井 洋助さん。去年の11月に6年生3クラスで行った『ユタと不思議な仲間たち』の振り返り。この劇のねらいは「みんなは一人のために、ひとりはみなのために」という友情のテーマを感じさせることで、友達の大切さに気付いたり、集団内での自分の行動について振り返ったりする機会にしたい。中でも印象的だったことが、ユタ役の女の子が、「このシーンはもう少しジェスチャーを加えたり、もっと舞台中央で演技を行いたい」と主張し、教員がそのアイディアを取り入れた事で、自信につながったという報告。劇活動が子どもの能動的な動きを引き出すうえで重要であることを再認識した。

<話し合いより>
・毎回、劇の振り返りを行ったことが良かった。
・練習の前にイメージを膨らませるねらいで、劇団四季が演じているDVDを視聴した
 とあったが、逆にそのイメージにこだわってしまいそれ以上のものができなくなるの
 ではないか。
・ユタ役の女の子の振り返りがあれば、よりイメージがしやすかった。


◎実践報告
「人形を使った表現活動の教育的な効果について」
 3本目は岡 信行さん。「人形を使った表現活動の教育的な効果について」報告を頂いた。人形は低学年にしか活用できないのではという私の無知な考えは見事に砕け散った。例えば6年生の実践では、朝自習の時間に、一生懸命1年生の世話をしていたものの、すぐにネタが尽き、困り始めていた。そんな折り、校内研究の柱の一つとして、表現活動に取り組むことになったので、6年生全員でパクパク人形を作り、1年生の教室で上演。それが子どもや先生方にも大好評で6年生にとっても貴重な経験になった。この他にも様々な実践を惜しげもなく報告してくださった岡さん。子どもに寄り添うことと一つのことに真摯に向き合い突き詰めていくことの重要性を改めて感じさせられた。

<話し合いより>
・今までの実践を書籍化してほしい。
・岡さんの授業風景やどのように人形が飾られているかを見に行きたい。
・岡さんのユーモア溢れる子どもとの関わりを参考にしたい。
【文責:関口】

<次回予告> 運営担当:藤本さん
2月23日(土)15:00~17:30 成城学園初等学校仮校舎
活動試行 「学級活動の進め方 or 特別の教科「道徳」の進め方」(藤本さん)
実践報告 1年生の教室での劇あそび(野口さん)
実践報告 演劇クラブの活動紹介(新保さん)
※会の終わりに、来年度の活動計画について話し合います。運営委員は、来年度の予定が
わかるものを持参してください。
 今年度締めくくりの実践研です。2月の広報になりますが、ぜひ予定に入れてください!

2019-01-14

【こまの会・こんぺいとう・劇作の会】12月合同合評会報告

【日 時】2018年12月1日(土)14:00~17:00
【場 所】エデュカス東京(全国教育文化会館)
【参加者】高橋・吉川・中山(直)・中山(れ)・柴田・森口・黄瀬・藤野・鈴木・安斎・藤崎・宗像・塚田・山本(茂)・金平(純)・千野・蒔田・保坂・小宮 
(こまの会60周年を祝う会より参加 木俣・石坂・森田・林・大垣・米田)

◯あいさつ
(こまの会:吉川さん、こんぺいとう:藤崎さん、劇作の会:山本さん) 

1.『われら くの一 六人組』(小学校高学年・中学生用)
作:安齋 正則(こんぺいとう)
<作者より> 歌舞伎の手法を取り入れ、その手法を生かした舞台や演出を工夫できればと考えた。アクション シーンも入れ、動きのある作品にした。教職を退職したこともあり、いろいろな制約にとらわれず自由に楽しんで書くことができたと思っている。

・娯楽性にウエィトがかかっている脚本だが、楽しんで書いたことが伝わってくる。
・「テーマを中心に」とか「作者が伝えたいことは何か」といった視点で脚本を考えてきたので、遊びや動きをメインにした脚本でいいのかと思う面もある。
・学校で上演される劇も、表現を楽しむという作品が増えているので、面白く拝見した。 ・いろいろな格闘技のシーンが出てきて、忍者らしくないところが面白い。
・生演奏が楽しそうである。
・演じるのにものすごい技術が必要で、中学校の演劇部などで演劇に親しんでいる生徒なら表現できるか。
・会話に出てくる言葉が難しい。時代劇として成り立たせるためには、時代考証もしたほうがよいだろう。
・「女の子はこうでなくてはならない」という価値観を表す台詞の使い方は考えたほうがよい。「(登場人物の)自分たちはやりたいことをやる」という成長物語とか、しきたりに縛られない女子像を描くことができれば、テーマにもつながる。
・習い事から逃げてくるシーンをいれると、そのしがらみとの対立が出るだろう。
・ドンデン返しのシーンがあれば、娯楽性と作品のテーマを両立できるのではないか。 

2.『せせらぎ太郎』(4年生用)
作:千野 隆之(劇作の会)
<作者より> 勤務校の4年生のために書き下ろし、学校創立40周年記念行事で上演した。周年行事のテーマが「未来へつなごう」であり、「過去と未来をつなぐような作品を作って欲しい。」という依頼から、学校のせせらぎ観察園とからめて着想した。
・周年行事であることからか、説明調のセリフは多いが、くすっと笑える部分もあり楽しい作品になっている。

・周年行事全体のプログラムの一部として上演されているのなら、まとまっていてよいと思う。単独の作品として見ると、40年前からの写真や映像なども盛り込むと、より共通のイメージがわくのではないか。
・今と昔のシーンの違い(例えば、遊んでいる子どもたちの遊びの違い)などを入れると時代の変化もわかりやすいのではないか。→遊びは、もう、40年前とそれほど大きく変わっていないのではないだろうか。
・一つのよい物語になっている。竜宮城に支店があるなど、発想が楽しい。
・劇中に出てくる「玉手箱」の扱い方…持って帰らない、いろいろなバージョンの玉手箱がある、タイムカプセル的な意味をもたせる…などの工夫で、「玉手箱は結局どうなったのだろう」という観客の疑問が解決されるといい。

3.童話劇『ピーターパン☆』(1年生から3年生用)
作:たかはし ひでかず(こまの会)
<作者より> 学芸会で「ピ-ターパン」を上演したいという1年生の先生からの依頼で書いた。原作はとても長いが、改めて読むといろいろな要素が入っている物語だとわかった。初めて劇を演ずる子どもたちに「劇って楽しいな」と感じてもらえればと、今の子どもたちに合わせて書いてみた。これまでに数回上演されていて、 途中で役を交代しながら90人ぐらいで上演されたこともある。

・ピーターパンのお話全体を味付けしながら紹介している感じがする。どこかの場面をメインにして作り、深めることもできるのではないか。
・名作を知らない子どもたちは多いので、知るチャンスになる。
・低学年が楽しめる脚本だが、劇づくりの過程でどんな遊びを入れたら、劇としてのピーターパンにつながるだろうか。 →(作者より)実際には、ワニたちのラップ(調で言うセリフ)は楽しんでもらえた。上演までにどれだけ遊びの要素が取り入れられていたかはわからないが、「遊び中心」というより、台本通りに指導する。
・上演すると先生方は思うようだ。そのため、自由に台詞を考えてもらう場も作ったが、<例えばどんなセリフか>と例を示すことが必要だった。
・繰り返しのある台詞や歌、踊りがあり、子どもたちが楽しめそうである。支援が必要な子どもたちにも取り組みやすそうだ。台詞回しがいい。
・原作にも出てくる「かげぼうし」が縫いつけられたり、真似して動いたりするシーンが面白い。
(作者より)ピーターパンを空中で飛ばしたかったが、高いところへ登ったり、ターザンロープなどを使ったりする演出はNGになりやすい。
・練習中に、ピーターパンごっこで飛んだり跳ねたりを体験してみることができるのではないか。それが遊びにつながりそうである。 

 平成21年(2009年)より始まった三会合同合評会は第十回目を迎えました。それぞれの会で受け継いで きた先輩方の理念や情熱は、今も、脚本研究や創作活動を続けているみなさんや私たちへとつながっていると感じます。今年は合評会後に、こまの会・60周年を祝う祝賀会も催されました。60年間のあゆみの紹介、思い出を語る、アトラクション…お祝いの歌や朗読など、様々なプログラムが次々に進められ、合評会と合わせて楽しく有意義な時間を過ごすことができました。

【文責:小宮】

次年度の合同合評会は、2019年12月7日(土)に開催予定です。劇作の会担当となりますので、是非ご参加ください。

2018-11-23

【実践研究会・翠会】11月定例会報告

翠会と合同研究会。

 森公洋さんの脚本検討は、内容面に限らず、劇作法にまで話が広がった。子どもたちと、どう劇を創っていくのかという根本的な問いを自問自答してみたいと思った。脚本の在り方と演出の在り方は、密に結びついている。脚本の創作の過程も、形式も、多様であっていいと思う。が、子どもが演じるということ、その脚本を通して子どもが成長していくのだということは、忘れてはならないだろう。

 さて、実践研究会の番となった。発表者は、西脇正治さん。まずは、表現あそびで、体と心をほぐす。参加者2チームに分かれて、「だんだん~になる」を行う。見ている方のチームは、相手の「~」を当てるという仕事がある。

 それにしても、みなさん、体がよく動きます。ゲラゲラ笑いながら、テンションもアップ!続けて、木村たかしさんが、「なにやっているの?」という表現あそびを提案。通常バージョンで、順にやった後、全員参加型のバージョンでやってみようということ。
 例えば、「動物園で、動物を見ているの。」と言えば、みんなが即興でいろいろな動物になったり、お客さんになったり、迷子が現れたりと思い思いに、その場面に参加していくのである。この活動も大いに盛り上がった。聞けば、木村さんが担当しているクラスの高校生たちと学校宿泊をした時に、自然発生的に生まれた遊びだそうである。ぜひ、クラスでもやってみたいと思った。

 そして、本題の実践発表。会員の澤田麻美子さんに教えてもらった活動だそうで、気に入って年度に2回ほど行っているとのこと。

(活動の要旨)
①クラスメートのカードをアットランダムに引く。
②引いたカードに書いてある友達を2週間にわたって、見守る。(天使になる)
③その友達のすてきなところ、すばらしいところを発見していく。
➃友達のよいところを天使のハートカードに書き、プレゼントする。
⑤もらったカードのメッセージをもらった本人が読み上げる。
 これも、実際に参加者同士でやってみたが、カードには、すばらしいほめ言葉が書かれていて、とてもうれしい気持ちになった。また、相手のよさを書くのも楽しい活動で夢中になってしまった。みんな、ほめたりほめられたりして、温かい雰囲気になった。
 ほめ方も、人それぞれで興味深かった。例えば、
「本当はえらいんだけど、えらぶらない。」(だれでしょう?)
「声がやわらかい。表情がやわらかい。体もやわらかい。」(だれでしょう?)
など、短くてもインパクトがあって記憶に残った。うまいと思った。

(話し合いから)
・表現活動は、短い時間でその場限りで完結するものというイメージだ。しかし、この「シークレット天使」は、2週間にわたって活動は続いている。ロングスパンで、意識が継続していくことがいいと思った。実際に子どもたちの気持ちがどう変容していったのか、(成長したのかを)もっと知りたい。
・天使がメッセージを読み上げるのではなく、もらった本人が読み上げるのも、有能感を刺激していいと思った。
・学級の人間関係がうまくできていないと、この活動はむずかしい。心を傷つけるような言動も起こるかもしれない。
・書ける子と書けない子との差が大きい。教師が個別相談に乗って指導するのもOK。
・「ほめことばのシャワー」もそうだが、こういう活動はマンネリになると、意味がない。しっかりと教師がねらいを持って活動にあたるべき。

 西脇さんらしいとてもハートフルな実践発表であった。

<次回の実践研究会は!>
12月8日(土)15:00~17:30
◎活動試行「学級活動の進め方or道徳の進め方」(関口さん)
◎実践報告「上演指導を振り返って ユタと不思議な仲間たち(6年)~学芸会によって育てたい児童像~」(今井さん)
◎実践報告「ソックスパペット人形劇どんぐり広場は大騒ぎ」(岡さん)

【文責:野口 祐之】

【翠会・実践研究会】11月定例会報告

「ちょっと脚本書いてみたいのだけど・・・」
「学芸会で自分の脚本を上演してみたい!」
「自分で書くのは、まだまだだけど、他の人の脚本を上演してみたい・・・」
あまり構えず、しかし脚本について勉強してみたいメンバーが集まる会です。

【日 時】平成30年11月17日(土)14:00~
【会 場】成城学園初等学校 仮校舎
【参加者】木村 長谷川 金平 林 岡 野口 山田 西脇 金岡 森 新保 林(玖) 芦澤 (13名)
 
<翠会報告>
☆「出てこい!五色鯉」 4年生用脚本
作:森 公洋
〜作者より〜
・川崎の学芸大会用に脚本を依頼され書いた作品。2年前にも、「天狗とかっぱ」という作品を作った。
・11月8日 ホールにて発表を終えている。(25分) 11月末 保護者向けに体育館にて発表予定。
・夏の研究会で書いた作品。森田氏にアドバイスを受けた。
・4年生 85人。担任からの依頼は、女子が多い学年で、表に出たがらない子供たちを出していきたいということだった。出すぎずに、ちょうどよいテンションで演じたいとのこと。
・学校の前に五反田川があり、そこの生き物の話を作った。
・脚本がやや長くなったので、ショートバージョンとして、説明を少なくして、映像を使った。

〜話し合いから〜
・展開を簡潔にまとめると、どういうことなのか
→五色鯉を飼うために捕まえに来たが、きれいな環境でないと鯉は出てこない。
 隠れて様子を見ている子供たち。そこに生き物の3つのチームが出てくる。
  引っ越しチーム(汚い水には住むことができない生き物)
  居残りチーム(水が汚くても住むことができる生き物)
  お悩みチーム(引っ越すのか残るのか悩んでいる生き物)
 最後に子どもたちがいることがばれてしまう。

・五色鯉はなぜ表れたのか
 →子供たちが、自分たちが汚していることに気付く。それで、出てきた。掃除をしようと動き出した子供たちを見て。

・あかたは何をしたかったのか
 →あかたは、五反田川を見守ていた。子供たちのことを応援していく。

・子供たちに伝えたいことは何なのか
 →これからきれいにしようと気付いたことを伝えたいのか。そうだとすると、子供たちの力では、解決が難しいのではないか。水源まで話を広げてしまうと手に負えないのではないか。

・川の生き物が、子供たちを責めるのではなく、子供たちが現状の生き物たちの姿(けなげに生きている)を見て、気持ちが変わっていく方が良いのではないか。自分たちから、生き物たちのために、行動できるのは、脅されて行動するのではない。

・お地蔵様の意味は?
 →あかたは、地蔵様の化身。身に付けているものを同じにしている。

・初めに出てくる五色鯉の看板は、誰が作ったものなのか。
 →お地蔵様、または、昔の人なのか。

・最初の看板の謎解きのようなドキドキが、責められて終わっている。
 →ぜひ、この謎解きのかんじを最後まで通したい。
 →謎解きは昔話風だが、現代劇になってしまう違和感がある。昔話風にするには、川がもとに戻るかもしれないという夢にしたい。現実では、子供の頑張りだけではきれいにするのは難しい。

・川を汚す原因は、水源林、ごみ、生活用水。下水処理が行われるようになって、ずいぶんときれいになった。(まだ、清流には遠いが)

・昔は五色鯉が泳いでいた。しかし、家が建って汚くなってきた。今、改善してきたが、五色鯉はまだ、出てこない。

・護岸工事がされたころの川の様子を調べてみるとよい。

・子供たちから事前にどんな劇をしたいのかアンケートをとった。地域の自然を入れたい、川のことを入れたい、などが出された。また、3,4,5,6年生は総合の学習で、様々な自然を調べている。

・今、自然に戻そうとする動きがある。護岸工事から土に戻す。

・音楽の使い方について。自己紹介や気持ちを表現するのに使っているが。
 →子供たちが苦労していない。知ることにとどまっている。ドラマ性がないので、音楽が薄い。音は感情表現に生きる。

・脚本には、細かな人物の設定を書かない方が良い。それが分かるようにせりふや動きを書くのがベスト!筋が分かれば、演出は入れない方が分かりやすい。細かく書くと子供の演技より脚本を見てしまう。また、細かいセリフは子供たちに考えさせる。いらないセリフはカットする。

・脚本は、一つの大きな問いである。書くことで問いの答えを見つけていく。

・演出(体育館)について
 →①ランウエイを作る。②ひなだんとフロアー。③客席はマット。
 
 合同研究となり、参加人数も増え、にぎやかな研究会になりました。また、脚本の基本的な考え方なども教えていただき、とても有意義な時間となりました。11月末に体育館での発表が行われるようですが、今回の様々なアイデアを活かして、ぜひ楽しい舞台を作ってほしいと思います。(文責 芦澤)

◎次回の翠会は・・・
2月16日(土)15:00~成城学園初等学校 仮校舎作品を募集しています。
(12月、1月の翠会はありません。)

2018-10-22

【翠会】8月合宿報告追加

1日目 8月25日(土)作品ゼミ

☆高学年クラブ用脚本 『綱引き村』
作:蒔田 敏雄

〈作者より〉
 集会時等に演劇クラブとして発表したい。発表時間は、20分程度。
〈話し合いより〉
・綱引きは、どちらが勝っても良さがあるようにしてほしい。カッパと村人の民話風の話、両者が仲良く平和に暮らしているなど、温かい話にするとよい。
・途中で、子ども達が今年は勝ちたいとやったことで事件性がある。そこを生かせないか。
・蛇は悪役として出てくるが、蛇は神様になったりもするので蛇でなくてもよいかも。
・蛇が川の中で暴れて川の水があふれてしまうのは?蛇が川を堰き止めてしまい、水があふれることはあるかも。蛇が毒をはき、川の水を汚すというのはどうか? などなど蛇の登場についての多くのアイデアも出されました。           
【文責:久保由美子】

【翠会】10月定例会報告

【日 時】平成30年10月6日(土)15:00~17:30
【会 場】成城学園初等学校仮校舎 小会議室
【参加者】金平純、木村た、久保、二見、長谷川(5名)

☆中学年用『プレゼント』
作:金平純三
<あらすじ>
 お誕生日会の練習を公園でする子ども達。ひろみが両親から聞いた昔話を始める。運転手だった父親が誕生日にくれたのは特急のメロディー。電車好きのゆうじの誕生日プレゼントに考えられたのは?

<作品について>
小1教育技術8月増刊号に掲載された作品。書き直しのため、翠会にかけたので、できあがった脚本を読んでもらった。ロマンスカーという特定名称を特急に直している。劇中劇で父が子どもの頃のことを入れた。
<話し合いより>
・謎解きのように話を引っぱっているのが良い。陸橋の手すりの設定が舞台上面白い効果を出している。(舞台手前と奥に手すりがあり、その下を列車が通り抜けることになっている)
・昔の場面と現在の場面の差をはっきりさせるために工夫が必要だったか。明確に時代が変わったことが分かった方が良い。はやった曲を流す?スーパーマリオごっこをしている子が通る?その頃のコマーシャルを出す?プラカードで30年前等と出す手もある?

☆劇遊び用『おおきなかぶ』『赤ちゃんじまん』
作:長谷川安佐子
<あらすじ>
 大きなかぶでは、シーツをかぶの葉っぱとかぶに見立て、赤ちゃんじまんでは、防災ずきんを赤ちゃんに見立てて親達のわが子じまんと赤ちゃんの泣き声を劇遊びで楽しむ。

<作品について>
 見立て遊びは、よく導入として使われているが、全く初めての人に説明するのは案外難しい。簡単な脚本を渡してそれを経験させることが良いかもしれないと考えて、シーツ、新聞紙、縄等で短い、すぐ取り組める物を何本か書いてきた。今回はシーツと防災ずきん。
<話し合いより>
・真っ白なシーツでなく、色つきの布やしまの布などがあれば違ったおもしろさが出る。
・カブの子が登場するのは良い。「まだまだ」とかのセリフを入れると良いのでは。最後が記念撮影になっているので、カブの子のセリフが合図になるとスムーズ。
・ねずみのセリフがあった方が良い。
・赤ちゃんごっこは低学年の子は好き。泣き声も喜んでやりそう。ミルクをあげたり、おしっこしてしまったり、がらがらであやしたりする場面があってもよい。

☆異学年用『虹がくれた宿題(仮)』
作:二見恵理子
  <プロット>
   6年のななおたちの卒業研究は「虹」。ふたご山に研究の相談に来た子ども達。町には虹がふたご山にかかると幸せが訪れるという言い伝えがある。そこへ怪しげな「虹にじ研究所」の博士が「本当は虹は六色」と書いた冊子を配っていった。調査を始めた子ども達。レインボーハンターと名乗る人物から研究所の野望を阻止する手助けを求められた。どうなる?

<作品について>
 4年以上の異学年の子達で20人位の劇を考えている。全体主義でなく、いろいろな意見が大事ということを物語にしようと思った。最近では「虹は6色」が定説になってきたらしい。7色と教科書に載っていても違ってくることがある。
<話し合いより>
・理屈っぽく長くなりそう。セリフ劇になってしまいそう。
・研究所は何をするところ?人工で虹を作る?何のための対立か明白にする。
・人種によって認識する色がとんでいるらしい。素材としてはおもしろい。ただ虹を舞台に出すのは相当難しい。
【文責:長谷川安佐子】

2018-10-01

【翠会】8月合宿報告

「ちょっと脚本を書いてみたいのだけど・・・」「学芸会で自分の脚本を上演してみたい」「自分で書くのはまだまだだけれど、他の人の脚本を上演してみたい・・・」

 初心者の方から経験者まで、脚本について勉強してみたいメンバーが集まる会です。主な活動日は、第1土曜日15時からです。まずは気軽にご参加ください。

【日 時】平成30年8月25日(土)〜26日(日)合宿
【会 場】お茶の水 セントラルホテル
【参加者】木村 金平 長谷川 蒔田 金岡 二見 川西 芦澤 澤田 入野 久保 野口 丘(13名)


 8月25日、26日猛暑の中、翠会合宿が行われました。初参加の澤田さん、入野さんの脚本やプロットに多くのアイデアが出され、また、懇親会では野口さん、丘さんも駆けつけてくださり、大盛況の合宿となりました。






<1日目 8月25日(土)作品ゼミ>

☆クロえもんの魔法のマント(高学年クラブ用脚本)
作:澤田 麻美子
〈作者より〉
・手話クラブ24人の上演台本。低学年がわかるようにまとめたい。
・子どもたちは、悪役クロえもんを演じたい、多くの子が主役をやりたいと希望している。クロえもんのキャラクター設定を前日に変更したため、ぶれがあるのを感じる。

〈話し合いから〉
・前半の手話が分かりづらい。耳が遠いから手話をつける、王様の弟が魔法使い、各曜日に王女様がいて色が設定されているなど、いろいろな要素が入っているため分かりづらくなっている、単純にした方がよい。
・クロえもんは、黒がないのはおかしい、自分も仲間に入れてほしいが入れてもらえないのでいじわるをする、火(水)曜日と入れかわる、などは?
・曜日当番の王者様が当番が面倒くさくなり、やってきたクロえもんに頼んだことから混乱が起こるのは?
・レインボー王国にするのは?黒い魔女や白い魔女を登場させては?
・黒たちとクロえもんが、最初手話で遊んでいると他の色たちはバカにする。黒とクロえもんが手話で誘い合っていなくなるとみんなが困り、黒たちを呼び戻そうとする。どうやって呼び戻すかを思案しているうち、手話で呼び戻すことを思いつく。みんなの手話で戻ってきた黒たちは平和に戻り、めでたしめでたしということでまとめてはどうか。

☆The Letter (中学2年生用朗読劇)
作:川西 照子
〈作者より〉
・中学2年生用教科書教材を英語の朗読劇に編集した。読み取ることがねらい。4時間扱い。1クラス23人~25人のため1グループ5人で取り組みたい。暗唱するように呼びかけているが、もってやってもいい。ベストアクター、ベストグループを選ぶ予定。ジェスチャーなども評価したい。

〈話し合いより〉
・演じる、表現力を高める活動としてぜひ取り組んでほしい。
・感想を言い合うのか?→よかったところなど交流する予定。観察力と英語力とは一致しないこともあるが、子どもの頑張りを認めていきたい。
・発表の時の違いは?→感情移入できるかどうかを聞く。暗唱するように声をかける。成績がふるわない子も積極的に表現しようとする姿が見られる傾向があるので期待したい。
・9月実施ということ。この原稿送付時には終了していると思う。実践内容についてぜひ発表していただきたい。

☆みんなでジャンプ(4年生用プロット)
作:久保 由美子
〈作者より〉
 福祉を扱った劇はないですか、とよく聞かれるので、書いてみようと思いパラリンピックを取り上げてみようと考えている。

〈話し合いより〉
・パラリンピックの選手はアスリート。それと一般の障碍者スポーツなどとはいっしょにならない。スポーツにこだわらず、身近なものにしてみたらどうか。
 →生々しすぎるかも。動物の世界で書こうかとも考えている。
・車いすバスケット選手の家族が、そのことについてどのように思っているのか、を考えてみたらどうか。障碍者スポーツ選手は、その後どうなっているのか。
・障碍者の方が自分たちのことを言うのと、回りの人が言うのとはかなりニュアンスが違い、むずかしさがある。
・久保さんとしては何を伝えたいのか。→心のバリアフリーを伝えたい。
・バリバラという番組がEテレにある。参考になるかも。「グットドクター」というドラマもある。
・きれいごとになってしまってはだめ。障害児ではなく、老人福祉とかの方が取り組みやすいのでは。
・絵本を朗読劇にするという方法も。


☆5年 学習発表会用劇プロット
作:入野美沙
〈作者より〉
 初めて子どもたちと劇づくりをしている。「動物会議」をやろうと思っていたが、子どもたちは「観ていて楽しい、やっていて楽しい」劇をやりたいと思っている。クラスのつながりができて、表現して楽しい劇、本当の自分を出せる劇を作っていきたい。

 〈話し合いより〉
・先生に共感が持てるが、それが主人公になっているので、学級委員などの児童にした方がいいかも。
・妖精を主人公にしてもいいので、主人公をはっきりして、その視点で進めていくことが必要。
・妖精世界も描いた方がいい。ただ、時間が長くなるかも。
 →あそびを入れられるかなとは思っている。
・けいこが主人公ではどうか。
・どの子が主役でもいいけれど、みゆきがどう変わるかがポイントではないか。
 →みゆきとけいことをもう少しからませたらと思う。ただ、けいこに焦点を当てすぎてしまうと、 
クラスにいるモデルの子が特定されてしまう。
・みんなと同じようなことをすることと、自分らしさをなくすということとは違うのでは。
 →やりたいことをやっていいんだよ、と伝えたい。
・劇として、どういう場面を動き、表現としてみせたらいいのかを考えていかないと。
・美術の時間に踊ったり、は当たり前な気がする。みんながちがっていいというようなシチュエーションが思いつかない。
・「自由」と「自分勝手」とは違うということを描き込まないと。
・やることを、動きでみせないといけない。それは何か。絵をかいていてもそれはみせられない。
・話し合いで、個人ではいろいろでるが、全体ではでないとか。
 →美術のところが観てわかりにくいので、違う内容にした方がいいか。男の子はバラバラだが、女子はグループで集まりがち。
・同じ行動を望む学級委員長の希望を妖精が叶えてしまうと、結果大変なことになってしまい、気が付くという流れはどうか。 


 などなど、劇構成をめぐって様々な意見が出されました。今回提出されたみなさん、上演に向けて、ぜひ書き直しを!

ゼミの後、800字創作お題発表 
自分が取り組みやすい題材を選び、次の日の朝、口頭で発表します。役をふって他の人に読んでもらってもよいことになっています。
○「突然の雨」  ○「自己解釈の強い□」 
○この一言を入れて作る 「やめてよ。もういやだ」「まいった。まいった。」「ありがとう」
○ことわざから ・灯台もと暗し ・口はわざわいのもと
 懇親会  旬菜酒房 さ蔵にて
 大いに飲み語らい交流を深めました。夏の出来事あれこれも飛び出し楽しいひとときでした。

<2日目 8月26日(日)800字創作発表>

 2日目は、恒例の800字創作の発表会。みんな、前の日は遅くまで飲んでいたのに、いつ書いたのか、と思う作品ばかり。


『よい雨、ふつうの雨、悪い雨』 二見 
『SNSは災いのもと』 蒔田 
『自己解釈の強い家族』 久保
『突然の雨』 木村 
『自己解釈の強い添乗員』 金平
『突然の雨』 川西  
『まいった まいった』 長谷川  
『自己解釈の強いねこ』 金岡
   などのタイトルの作品が発表されました。
 茶の水セントラルホテルにて
次回の翠会は10月6日(土)15:00です。ご参加をお待ちしています!
【文責:久保・蒔田】