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2018-10-01

【翠会】8月合宿報告

「ちょっと脚本を書いてみたいのだけど・・・」「学芸会で自分の脚本を上演してみたい」「自分で書くのはまだまだだけれど、他の人の脚本を上演してみたい・・・」

 初心者の方から経験者まで、脚本について勉強してみたいメンバーが集まる会です。主な活動日は、第1土曜日15時からです。まずは気軽にご参加ください。

【日 時】平成30年8月25日(土)〜26日(日)合宿
【会 場】お茶の水 セントラルホテル
【参加者】木村 金平 長谷川 蒔田 金岡 二見 川西 芦澤 澤田 入野 久保 野口 丘(13名)


 8月25日、26日猛暑の中、翠会合宿が行われました。初参加の澤田さん、入野さんの脚本やプロットに多くのアイデアが出され、また、懇親会では野口さん、丘さんも駆けつけてくださり、大盛況の合宿となりました。






<1日目 8月25日(土)作品ゼミ>

☆クロえもんの魔法のマント(高学年クラブ用脚本)
作:澤田 麻美子
〈作者より〉
・手話クラブ24人の上演台本。低学年がわかるようにまとめたい。
・子どもたちは、悪役クロえもんを演じたい、多くの子が主役をやりたいと希望している。クロえもんのキャラクター設定を前日に変更したため、ぶれがあるのを感じる。

〈話し合いから〉
・前半の手話が分かりづらい。耳が遠いから手話をつける、王様の弟が魔法使い、各曜日に王女様がいて色が設定されているなど、いろいろな要素が入っているため分かりづらくなっている、単純にした方がよい。
・クロえもんは、黒がないのはおかしい、自分も仲間に入れてほしいが入れてもらえないのでいじわるをする、火(水)曜日と入れかわる、などは?
・曜日当番の王者様が当番が面倒くさくなり、やってきたクロえもんに頼んだことから混乱が起こるのは?
・レインボー王国にするのは?黒い魔女や白い魔女を登場させては?
・黒たちとクロえもんが、最初手話で遊んでいると他の色たちはバカにする。黒とクロえもんが手話で誘い合っていなくなるとみんなが困り、黒たちを呼び戻そうとする。どうやって呼び戻すかを思案しているうち、手話で呼び戻すことを思いつく。みんなの手話で戻ってきた黒たちは平和に戻り、めでたしめでたしということでまとめてはどうか。

☆The Letter (中学2年生用朗読劇)
作:川西 照子
〈作者より〉
・中学2年生用教科書教材を英語の朗読劇に編集した。読み取ることがねらい。4時間扱い。1クラス23人~25人のため1グループ5人で取り組みたい。暗唱するように呼びかけているが、もってやってもいい。ベストアクター、ベストグループを選ぶ予定。ジェスチャーなども評価したい。

〈話し合いより〉
・演じる、表現力を高める活動としてぜひ取り組んでほしい。
・感想を言い合うのか?→よかったところなど交流する予定。観察力と英語力とは一致しないこともあるが、子どもの頑張りを認めていきたい。
・発表の時の違いは?→感情移入できるかどうかを聞く。暗唱するように声をかける。成績がふるわない子も積極的に表現しようとする姿が見られる傾向があるので期待したい。
・9月実施ということ。この原稿送付時には終了していると思う。実践内容についてぜひ発表していただきたい。

☆みんなでジャンプ(4年生用プロット)
作:久保 由美子
〈作者より〉
 福祉を扱った劇はないですか、とよく聞かれるので、書いてみようと思いパラリンピックを取り上げてみようと考えている。

〈話し合いより〉
・パラリンピックの選手はアスリート。それと一般の障碍者スポーツなどとはいっしょにならない。スポーツにこだわらず、身近なものにしてみたらどうか。
 →生々しすぎるかも。動物の世界で書こうかとも考えている。
・車いすバスケット選手の家族が、そのことについてどのように思っているのか、を考えてみたらどうか。障碍者スポーツ選手は、その後どうなっているのか。
・障碍者の方が自分たちのことを言うのと、回りの人が言うのとはかなりニュアンスが違い、むずかしさがある。
・久保さんとしては何を伝えたいのか。→心のバリアフリーを伝えたい。
・バリバラという番組がEテレにある。参考になるかも。「グットドクター」というドラマもある。
・きれいごとになってしまってはだめ。障害児ではなく、老人福祉とかの方が取り組みやすいのでは。
・絵本を朗読劇にするという方法も。


☆5年 学習発表会用劇プロット
作:入野美沙
〈作者より〉
 初めて子どもたちと劇づくりをしている。「動物会議」をやろうと思っていたが、子どもたちは「観ていて楽しい、やっていて楽しい」劇をやりたいと思っている。クラスのつながりができて、表現して楽しい劇、本当の自分を出せる劇を作っていきたい。

 〈話し合いより〉
・先生に共感が持てるが、それが主人公になっているので、学級委員などの児童にした方がいいかも。
・妖精を主人公にしてもいいので、主人公をはっきりして、その視点で進めていくことが必要。
・妖精世界も描いた方がいい。ただ、時間が長くなるかも。
 →あそびを入れられるかなとは思っている。
・けいこが主人公ではどうか。
・どの子が主役でもいいけれど、みゆきがどう変わるかがポイントではないか。
 →みゆきとけいことをもう少しからませたらと思う。ただ、けいこに焦点を当てすぎてしまうと、 
クラスにいるモデルの子が特定されてしまう。
・みんなと同じようなことをすることと、自分らしさをなくすということとは違うのでは。
 →やりたいことをやっていいんだよ、と伝えたい。
・劇として、どういう場面を動き、表現としてみせたらいいのかを考えていかないと。
・美術の時間に踊ったり、は当たり前な気がする。みんながちがっていいというようなシチュエーションが思いつかない。
・「自由」と「自分勝手」とは違うということを描き込まないと。
・やることを、動きでみせないといけない。それは何か。絵をかいていてもそれはみせられない。
・話し合いで、個人ではいろいろでるが、全体ではでないとか。
 →美術のところが観てわかりにくいので、違う内容にした方がいいか。男の子はバラバラだが、女子はグループで集まりがち。
・同じ行動を望む学級委員長の希望を妖精が叶えてしまうと、結果大変なことになってしまい、気が付くという流れはどうか。 


 などなど、劇構成をめぐって様々な意見が出されました。今回提出されたみなさん、上演に向けて、ぜひ書き直しを!

ゼミの後、800字創作お題発表 
自分が取り組みやすい題材を選び、次の日の朝、口頭で発表します。役をふって他の人に読んでもらってもよいことになっています。
○「突然の雨」  ○「自己解釈の強い□」 
○この一言を入れて作る 「やめてよ。もういやだ」「まいった。まいった。」「ありがとう」
○ことわざから ・灯台もと暗し ・口はわざわいのもと
 懇親会  旬菜酒房 さ蔵にて
 大いに飲み語らい交流を深めました。夏の出来事あれこれも飛び出し楽しいひとときでした。

<2日目 8月26日(日)800字創作発表>

 2日目は、恒例の800字創作の発表会。みんな、前の日は遅くまで飲んでいたのに、いつ書いたのか、と思う作品ばかり。


『よい雨、ふつうの雨、悪い雨』 二見 
『SNSは災いのもと』 蒔田 
『自己解釈の強い家族』 久保
『突然の雨』 木村 
『自己解釈の強い添乗員』 金平
『突然の雨』 川西  
『まいった まいった』 長谷川  
『自己解釈の強いねこ』 金岡
   などのタイトルの作品が発表されました。
 茶の水セントラルホテルにて
次回の翠会は10月6日(土)15:00です。ご参加をお待ちしています!
【文責:久保・蒔田】

2018-09-24

【実践研究会】9月定例会報告

【日 時】9月8日(土)15:20-17:50
【場 所】成城学園初等学校仮校舎4階 映像室、大会議室
【参加者】今井、林(久)、木越、藤本、林(玖)、桑谷、金岡、山本(留)、木村(大)、中村(俊)(計10名)

1.自己紹介
黒板に名前をひらがなで書きながら自己紹介と同時に、同じひらがながあるときは、そこにつなげてパズルのように名前を書いた。



その後、手や足で繋がる、「名前の分子構造」で立体表現になり、前半戦参加者全員が一つに繋がって拍手が起きた。












2.活動試行「この演劇的活動は道徳に活かせるでしょうか?(発表者:木越)
発展学習としての道徳 道徳教育領域2 主として他の人との関わりに関すること。
 項目(1)礼儀 について6年生対象の授業案を考えてきたものを検討した。「ありがとう」と言う決め台詞を使った劇を活動に入れる授業案でした。普通の感謝の気持ちのある「ありがとう」を言う場面を考え、そのあとに、「ありがとう」と言いたくないのに言わざるを得ない場面を考えてから劇を作るという流れ。

出席者からは、
・嫌味っぽく「ありがとう」を言う場面は、低学年にはそもそもない。高学年ではあるかもしれないが、授業中に取り入れて、どのような効果、最後のまとめをするのかが大事だ。上手く言えないのなら、別な表現方法や言葉を言って、ストレスを与えない方法を教えることも大切だ。
・低学年なら「ありがとう」と場面をたくさん考えさせて、劇にして見るのも良い。中学年なら「ごめんね」の挨拶の場面で言われた時の気持ちを考えたり、許してあげたくなる言い方を体験させるのも良い。
・この題材だと、ファンタジーになって楽しんでしまうこともあるが、道徳授業には相応しくない。自分の生活場面と照らし合わせるように仕向けないといけない。
・嫌味っぽいという場面は、教科書資料で活用して、途中からの場面を演劇的に活動して続きを作るなど、オープンエンドで進めることも可能。
・クラスの言語環境作りが一番のメインテーマとなる。その基盤がないと、国語でも道徳でもメソッドのような演劇的な活動は上滑りしてしまう。学級活動の内容と捉えられてしまう。ただ楽しむ演劇的な活動でなく、言葉によって感情が体験できる演劇的な活動が良い。メンタルリハーサルという手法で、AからBに向かってひたすら、「ごめんね」をいろんな言方で言わせて、許せる気持ちになったら振り返る活動もいい。フリーズフレームという手法にすれば、活用できることもある。
・文脈ではなく、言葉が伝える意味で単純に表現する活動でも十分、演劇的な活動を取り入れていることになる。「へんしんトンネル」のようにいい言葉を言っているうちに(トンネルを潜ると)悪い言葉に変わっているというようなやり方もある。

3.2学期のスタートを豊かに楽しくする表現遊び、表現ゲーム(提案者:林久博)
(1)スピードゲーム「頭、肩、膝」低速はカメさんversion、中速は「新幹線version高速は「ロケットversion」と速さを変えて楽しむ。

(2)変な顔をして遊ぼう「かおかおどんなかお」の読み聞かせの後、どんな顔にする。その顔でお散歩しよう。出会った人と睨めっこをする。エアー歯磨きしながら、辛い歯磨き粉や甘い歯磨き粉を使ったときの顏づくりの練習もした。


(3)鳴声で遊ぼう「ぷう」という本を読みした後、ブタ語で話して見る。3匹のこぶたのごっこ遊びをした。歌遊び「おうちができた」「できたできたおうちができた」
藁の家「ピュー」 木の家「ガタガタレンガの家ピュー」「大丈夫」

(4)オノマトペマシーン 絵本「もけらもけら」を使って、擬態語を確認する。グループでオノマトペマシーンを作る。

(5)すき焼きゲーム 家族構成を考えて、特別な家族を一人ずつ選び、ある性格を表す言葉を引き、一人ずつ演技をしながら、紙を1枚取りに行く。すき焼きの具材の揃い方によって、得点が決まる。

 どれも表現力を育ながら、楽しめるような活動で、ちょっとした時間を使ってやってみたくなる活動だった。

<次回予告> 運営担当:西脇さん
10月13日(土)15:00~17:30 成城学園初等学校仮校舎
活動試行 「学級活動の進め方 or 特別の教科「道徳」の進め方」(西脇さん)
実践報告 1年生の教室での劇あそび(野口さん)
爽やかな秋の風を感じながら、10月も皆さんで学び合いましょう!!
【文責:木越】


2018-08-30

【第66回演劇教育夏期大学】講演会「表現すること 引き出すこと」講師:加藤浩次氏

 夏期大学初日の午後、お笑いタレントの加藤浩次氏をお招きして、講演会を行いました。たくさんの笑いがあふれ、また、おもわず納得!!と、共感の声が聞こえる、あっという間の2時間でした。
 一部、加藤氏の言葉をご紹介いたします。(文と写真は加藤氏の許可をいただいています。)

☆ 表現者とは・・・、番組もドラマも1人ではできない。つねに、チームの一員だということを意識している。もし、サッカーチームで、メンバー全員がメッシだとしても勝てるとは思わない。一人一人が、チームづくりの歯車だということを自覚して仕事ができるかどうかが大事だと考えている。
☆ 自分は、良いチームの歯車になれるかどうかということに気を付けている。たとえ、ワンシーンでも一生懸命やることが大切だと考えている。
☆ チームワークの良い番組は、チームをまとめるトップが良い方のことが多い。そのような方達は、理不尽に怒らないし、力のある人を認めてくれる。また、少しでも現場を楽しくするために現場にいる人たちに声をかけることができる。そうすると、演者も、そこにのることができる。
☆ 学校でも、チームづくりという点では、番組やドラマをつくる過程と似ているのではないか。こどもは、みんなメッシになりたいだろうから大変だと思うけれど、その子の自尊心を傷つけずに、その子の持ち味を出していけたらよい。
☆ リーダーだけが良いのではなく、リーダーを支える人だってリーダーと同じぐらい大切である。その子の良い所を、適材適所で中学生や高校生の時に引き出していってくれたら良いなと思う。
☆ お笑いライブでは、お客さんが何を求めているのかをつねに考えている。
☆ 前から活躍されている方々、形を変えながらでも残っている先輩たちは、全員、尊敬できる方だと思っている。
☆ 毎朝、「いや~、今日は絶好調だぜ」と思うようにする。そうすると、本当に絶好調になってくるし、気持ちが変わってくる。自分の気持ちが変わったら、自分の態度も変わっていく。
☆ 「失敗したらどうしよう」ではなく、「わくわくしている」と、考えるとよい。
☆ 「本当にやりたいこと」が見つからないのであれば、「〇〇になる」ととりあえず決める。決めることによって、それを目指そうとする。選択肢の中から「これ」と決めると、それに向かおうとするからよいのではないだろうか。
☆ 挫折することは悪い事ではないし、挫折したことによって強くなるから、挫折は悪いことではない。


< 講演会を終えて・・・参加者からの感想 >
〇加藤氏の育ってきた積み重ねが、色々なエピソードとして聞けて大変役に立った。加藤氏の考えに基づく表現力が心にストンと落ちて、人として考えさせられる貴重な時間となった。
〇加藤氏から、前向きになれる言葉を沢山いただけた。特に、「失敗ではなく、次の何かにつながると考えること。」「誰かがやりたいことを、自分がやれていることに感謝すること。」この2つを大切にしたい。
〇朝一番から「絶好調!!」と思うことを実践してみたい。
〇「表現すること 引き出すこと」をテーマに、チームづくりやチームの一員として自分ができることを心がけているというお話が聞けて良かった。
〇チームで何かをなしとげるために、「自分は何をしなければならないか。」「自分の役割」を常に意識している点は、教育の世界にも通じるお話で、大変参考になった。
〇良いチームのリーダーとして、また一員として大切なことを、学校現場でも、私生活でも大切なこととして受け止めていきたい。
〇「チームのトップが大切」というお話は、学級の担任が創るクラスというチームということを、新たに意識したい。
〇子どもにやりたいことを見つけさせるのか、決めさせるのかのお話は、子どもに向かう者として、気づかされるところがあった。
〇子どもの頃からやんちゃな子ほど、大人になってから、やんちゃだったパワーがいきるような気持ちになった。やんちゃな子こそ、あまり叱らずに、才能や能力を引き出してあげようと思えた。
〇加藤氏の「先生の味方です。」という言葉が、とてもうれしかった。
〇今まで参加した講演会で、一番面白くて、ためになる講演会だった。


【第66回演劇教育夏期大学】第1分科会「学級づくりのための劇活動」

 第1分科会は、「コミュニケーション能力を高める表現活動」をねらいとして取り組みました。劇あそびや劇活動を、どのように学級づくりや学習活動に活かしていくのか、実習しながら学びを深めていきました。

<出会いのゲーム・表現活動>
★後だしじゃんけん、体じゃんけん、マクドナルドじゃんけん、拍手喝采じゃんけん
★あちこちでやってみよう(テーマに合わせて、好きなものをジェスチャーで表現)
口パクで自己紹介(パートナーの自己紹介に合わせてジェスチャーで表現)
★スポーツをしようよ(猛獣狩りに行こうよの変形バージョン)
 ジャンボじゃんけん(5人1組でじゃんけんポーズ)、ジェスチャーで伝えよう
★へびじゃんけん、ラッキーセブン、ミラーストレッチ




★キャッチ、インパルス、拍手送り、ポーズ送り(まるくなって)

<言葉あそび・身体表現あそび>
★えっ、なに?
はじめは、テンポよく短いキーワードを伝言します。次に、感情表現を声に出して表現することを楽しみました。「先生のパンツに穴が開いてる!」「カル〇スて初恋の味がするんだって」
★「あやしい祭り」
ケーケッケケケ!
変なアクションとオノマトペを組み合わせてアンサンブルを楽しみました。
「ドンドコドドンコドン!」「ケケケケーケケケ!」「タリラリラーン」「ウン、パッ!」
★「ニンニン忍者」
 先生が「追われる人」、子供たちが「追っ手」になって忍者ごっこを楽しみました。
 
<学級活動に活かせる劇活動①>
★〇〇に続け!
タリラリラ〜ン
グループでリズムに合わせ、声を合わせることで、一体感を感じるゲームです。
 動物園にいる動物、スポーツ、職業(お仕事)などのお題を設定し、声に乗せてジェスチャーしながら表現しました。
★しりとりジェスチャー
 「〇〇に続け!」のリズムに合わせて、ジェスチャーしりとりをしました。
 ♪〇〇、〇〇、しりとりで続け! 〇〇、〇〇、しりとりで続け!
  (○○のところで、ジェスチャーをする)
  これなんだ? ⇒ 〇〇? ⇒ 大正解!
 ※♪の節を繰り返して、しりとりを続ける。
  
<学級活動に活かせる劇活動②>
ここはどこでしょう?
★ここはどこでしょう
 くじに書いてある場所を、グループ全員のジェスチャーで表現する。
 例:遊園地、レストラン、公園、美容室、など
★〇〇な××
 AとBのカテゴリーから、それぞれ引き当てたキーワードをもとに、グループで
相談して創作劇を作る。
キーワードB
・医者
ここはどこでしょう?
・料理人
・警察官
・ニュースキャスター
・バス運転手
キーワードB
・医者
・料理人
・警察官
・ニュースキャスター
・バス運転手
キーワードA
・笑いじょうご
・泣きじょうご
・怒りんぼう
・あわてんぼう
・恥ずかしがり
キーワードA
・笑いじょうご
・泣きじょうご
・怒りんぼう
・あわてんぼう
・恥ずかしがり


<森田先生の理論講座>
 学級づくりになぜ劇あそびや劇的活動が有効なのか、についてお話ししていただきました。演劇教育(演劇的表現手法)には、コミュニケーション能力を高めるための要素が含まれていることを学びました。例えば、以下のような場面です。
・ゲームやあそび ⇒ 知り合う、触れ合う、分かり合う
・表現活動    ⇒ 協力する、助け合う、認め合う
・観あう     ⇒ 高め合う
 
<学習に活かせる劇活動①社会科編>
★都道府県の番組を作ろう
 4年生の学習で調べた都道府県について、各地方の「PR番組」を作り、発表し合 う活動を行いました。番組の形は、ニュース、クイズ、情報バラエティ、CMなど があり、グループごとに、紹介したい地方と番組の形を決めて、5分程度の番組を作りました。
 
<学習に活かせる劇活動②道徳科編>
★スタートカリキュラムとしての道徳教育
 小学校低学年において、表現遊びやドラマワークを用いて「よい挨拶」について身体を潜らせて学ぶことについて考えました。「あいさつエクササイズ」では、音楽に合わせて歩き回り、出会った人と握手しながら挨拶を交わしました。また、変則バージョンとして、顔をそむけて挨拶する、挨拶されても無視する、もしくは、相手の名前を言ってから挨拶する、ある子の名前をみんなで呼んでから挨拶するというロールプレイを通して感じ方の違いを話し合いました。

★感動・畏敬の念「青の洞門」ドラマアクティビティで深い学び
 特別の教科 道徳の教科書で扱われている「青の洞門」を教材として、ドラマワークを行いました。「プロムナード」では、物語の登場人物が歩いていると、道の両側から相反する2つの価値をめぐる言葉をシャワーのように浴びせるという体験をしました。「Yes or No」では、あなたが実之助だったら了海を許しますか?という問いに対して、イエスかノーの立場で床上の数直線に並びます。両端に近いほど、より強いイエス、ノーの立場に立つことになります。そして、なぜそこに立っているのか意見交流をしました。

<絵本を使った劇あそび>
絵本を使った劇あそび
毎年恒例となっている活動です。今年は2グループに分かれて、ヨシタケシンスケさんの『なつみはなんにでもなれる』『おしっこちょっぴりもれたろう』を題材にして、劇あそびをしました。ヨシタケさんの作品は、子供心をくすぐる内容で、思わず童心に返って表現しました。3日目ということもあり、参加者の皆さんのアイディアが湧き出てきて、大変盛り上がりました。

<参加者の皆様からの反応>
 子供たちが演じているときのワクワク感や緊張感を実際に体験し、子供の気持ちになることができた。劇的な活動は、身体をくぐらせて学ぶことなので、コミュニケーション能力の育成に効果があると気付いた。実践と理論の両面から学ぶことができたとの感想をいただきました。また、子供が表現したことを、活動して終わりではなく、振り返り(評価)をしてあげることで意欲を高めていきたい。第1分科会でも、活動1つ1つの振り返りをさらに充実させて、自分なりに工夫した表現がどのように映っていたのか、フィードバックが欲しかった、というご意見もいただきました。来年度の夏期大学に活かしていきます。ありがとうございました。

【文責:今井洋助】

2018-08-26

【第66回演劇教育夏期大学】第4分科会「人形を使った劇活動」

 1日目、自己紹介やゲームのあと、岡さんの楽しい指導によりソックスパペットの製作に取り掛かり、お昼過ぎには個性豊かな怪獣たちが誕生しました。さっそく、その怪獣を使い、歌ったり踊ったりする練習をしました。

指人形を使ったアニマル(動物)バスケット!
動物の鳴き声を言って席を交代します。


岡さんが人形に命を吹き込むコツを伝授!!


 2日目、歳時記の脚本を使ってペアで人形劇をしたり、人形と術者との会話で怪獣の紹介をしたりしました。その時点で、もう2学期などの人形と子どもたちの出会いのシーンが出来上がりました。
 
ファイルをつないだ“けこみ”(人形劇の舞台)で、
二匹が楽しく話しています。
ビデオにてふりかえり中。細かい演技指導を
岡さんからしてもらいました。これで、人形使いもレベルアップ!!

 午後、実際に人形をどのように授業に生かせるかの実践報告や人形の教育効果についての紹介をしました。
 特別支援学級での劇発表までの取り組みの紹介では、藤内より、怪獣を作るまでの過程や怪獣を使った劇「なんだこれ?怪獣たちも大さわぎ」の創作、発表までの実践を報告しました。
4年国語説明文「ウナギのなぞを追って」(光村図書)
説明文が複雑になる中、授業をうなぎうなぞうくんが進めます。
パワーポイントでうなぎクイズをしているところ。
その後、4年の国語の物語や説明文、生活科、折り紙や紙コップでの簡単な人形、パネルシアター、フリースシアター、ウレタン人形、ペープサートなどを利用した実践の報告をしました。実際に体感する時間も設け、その面白さを実感することができました。



岡さんの生活科の取り組み
「野菜を使ったペープサート・ウレタン人形・スポンジ人形」
野菜がどんなふうに育ててもらったか話し合う場面を実体験!
塚田さんのパネルシアターならぬ
“フリースシアター”
フリースにはPペーパー(不織布)を
貼りつけることができます。



















 2日目の最後、「では今回の怪獣たちを使ってどんな劇を作るか、それぞれ考えてきてください」の声に、参加者の人たちは、それぞれ帰り道、そして、3日目の行き道から劇の構想を考えてくるという熱の入れようでした。

 3日目 頭を寄せ合い、分科会発表の劇の構想を創作。それぞれが思い思いに時事ネタから、対立の構造、ストーリーの必然性まで意見を出し合い、設定の詳細を決めていきました。そこでできたのが「洞窟の中はおおさわぎ!」洞窟に逃げ込んだ怪獣たちが歌を勇気にかえて苦手な水の中を泳いで渡るというストーリーでした。たった3時間弱で仕上げることができました。特に水を泳いで渡るところは、しっぽをくわえてつながり竜のように波打つ表現ができました。分科会発表では黒Tシャツを着こみ、怪獣を手にはめ、心ひとつに演じきることができました。

「世界中の子どもたちが」の「せ」をぬいて
歌の練習“かいじゅうのこどもたちがぁ、
いちどに笑ったら~”

出来上がった話の筋をもとに猛練習!キメ台詞をしっかり決めて、
劇が止まらないように繰り返しました。

写真010nami.jpg:
「みんなでいっしょに歌を歌いながら、ここをわたろうぜ!じゃあ、ぼくのしっぽにつかまって!!!!」「おー!!」
発表会後も連絡を取り合いながら、怪獣話や情報交換に花を咲かせています。

<参加者の感想より>
☆一歩部屋に入った途端、そこはアイディアの宝箱でした。様々な実践を紹介していただいたり、人形作りのちょっとしたヒントをたくさん示していただいたりしたので、持ちかえってどんどん役立てたいです。毎年、最終日だけで一つの劇が出来上がるのが最高です!
☆人形を皆さんと一緒に作った時に、いろんな顔の子ができていくのをみて、小さい命がたくさん生まれたと感じました。子どもの前での登場のさせ方もお話の仕方も、人形をだいじな友だちとして見せる心がけも教えていただきました。教室で、たくさんの仲間を作ってあげたいなと思いました。
☆パペットづくりが何より楽しかった!!作り方だけでなく、主に特別支援の指導の視点でのお話が興味深かったです。
☆9日はあさからソックスシアターモード。岡先生デザインのTシャツを着こみ、いざ出陣という気分、9時に会場に着くと、みんなやる気マンマン。みんなでアイディアを出し合ってドラマチックなストーリーを作り、いきなり立ちげいこ。人形を動かし、歌を歌い、セリフを言って・・・・。大変だったけど、充実感いっぱいの本番でした。
【文責:藤内】

【第66回演劇教育夏期大学】第6分科会「演劇的アプローチで教師力アップ」

~自分と向き合い、本音でダメ出し! そして、ぼくらはTEAMになった!~


 第6分科会の自己紹介は、参加者全員で円をつくることからはじまる。

「うちの分科会は、常に美しさを求めます!」

 円をつくるという単純な作業にも、“美しさ”を加味することで、自然と“他者”を認識するようになり、心地良い“和”が生まれてくることを結果的に実感してもらうのだ。
 難しいことはさておき、わちゃわちゃしながら、この段階でもう場が温まってくる。そこから、リズムと身体を使った自己紹介が繰り広げられる。基本項目の“苗字・名前・学校名”と、“好きな食べ物”“行きたい場所”等のアンケート項目を、リズムを決めて順番に声を出していく。
 初めて出会う仲間の名前・声・顔を知り、自分を表現する。リズムを合わせるという初めての共同作業を行う。もちろん合わないこともあるが、それも個性と自他ともに認識していくのだ。

「マネっこ発声」 
マネっこ発声
人前で大きな声を出すという勇気のいる行為の導入リーダーが大きな声で言った台詞を、みんなでマネをする。リーダーから出てくる台詞・声・動作…、マネ
をするということは、人を観察すること。それは、意識して“人”に興味をもち、マネをしている“自分”にも目を向けてみることになる。みんなで合わせて声を出すので、恥ずかしさも薄れ、リーダーもできるようになるのだ。



「人間生け花」舞台を1枚の絵として考えたときの
立ち位置(見せ方)の研究

「人間生け花」
 今回は、舞台を使うことができたので、
人間生け花を行う。「苦しい恰好、厳しい恰好の方が美しい」「他者の目を持とう」
などのアドバイスを受けて、舞台に美しい絵をつくることを念頭に、一人ずつ好きな場所、心地良い場所を選んで、自分を活けていくのだ。






「詩の朗読発表①」短い詩をその場で覚えて、
みんなの前で一人ずつ発表
「詩の朗読発表①」
 発表を見て、全員がコメントを言うという、ある意味厳しい活動だが、午前の活動で仲間になっているので、乗り越えられる。

※『キュー』の説明
 …本番のはじまりと終わり
※『本番』
 …演じる人になること
※『コメントのルール』
 …向上することを前提に愛をこめて端的に指摘する(誉めない)
  
同じことを言わない←人のコメントをよく聞く
人と違った意見を言っても良い


2日目、「ストレッチング」「発声・腹式呼吸の導入プログラム」「テキスト丸ごと読み」「音楽に合わせた動き」「詩の朗読発表②指定された動きを入れて」活動の中に『愛を持ってダメ出し』をし、お互いの表現を真剣に観察する中で、確かな信頼が築かれていくのが実感できた1日でした。



音楽に合わせた動き①
音楽からインスパイアされた動きを即興で表現!
「音楽に合わせた動き②」

見えないはずの敵や赤外線が見えてくる!

「音楽に合わせた動き③」
自然な流れでお互い協力し、ミッションをクリア!
3日目、「構成エチュード」「リハーサル」「分科会発表」と経る中、本音の言葉が自分たちの劇を彩っていきました。発表後、部活の仲間と発表や試合を終えた後のような清々しい気持ちに包まれました。
発表が終わって充実した笑顔を見せる参加者
構成エチュードに使う小道具をゲット











○参加者の反応-名言セレクト!
「自分と向き合う!」
「目指すは美しい絵!」
「いい位置に乗る!」
「音楽から表現をもらう!」
「詩や脚本を一旦自分に落とし込む!」
「アイドル顔を封印せよ!」

○大人だって本音を交わせば、短期間で仲間(TEAM)になれる!そう確信できた3日間でした。

 来年、顔を合わせたら、『ここで会ったが100年目!』と挨拶し合いましょう!参加者の皆様に感謝!本当にありがとうございました。

またお会いしましょう!
【文責:森公】





2018-08-19

【第66回演劇教育夏期大学】第7分科会「脚本の作り方」

今年は仮校舎の図書室が会場となり、隣の多目的室のような何もない部屋も使用できることになり、広いスペースで、電源も確保できて個別に執筆を行う分科会としては、とても良い環境でとりくむことができました。



 初日は、会員9名と一般参加者6名が、どんな脚本を書こうと思って参加したのか、自己紹介を含めて話してもらいました。今年は、残念ながら長年担当者としてご指導していただいている小川先生と三友先生がお休みされたため、5人で担当することになりました。原作のある本や絵本を脚色したいと考えて原作本を持ってこられた方、11月の学芸会に向けて4年生62人を舞台にあげるため必要に迫られて参加された方、勤務校の創立者の伝記を12月に全校児童で演じる脚本を書く方、手話を取り入れた劇を書きたい方、大先輩の書いた昔の脚本を現代の子どもたちでも演じられるように書き直したいと考えている方など、様々です。










  執筆は、多目的室に各自が机を持ち込んでパソコンに向かいひたすら構想を練りながら、執筆作業を静かに進めていました。相談は、他の方の邪魔にならないように図書室で相談します。その日の最後には、それぞれの作品の進捗状況を発表し合いました。


 参加者からは、「孤独な作業ではありつつ、相談に乗ってもらったり、他の方の話を聞いたりといい刺激や励ましがもらえました。」「学校のこと、家のことを全て忘れ、集中できる環境が与えられることが何よりも恵です。」「のびのびと過ごせました。一人一人がそれぞれ考えながら動けていたため、自分のペースで過ごせた3日間でした。」など、充実した3日間であったとの感想をいただきました。





 各自に最終原稿締め切りは、10月1日。それが、本として印刷されます。それまでの間、担当者と何回も相談しながら、一つの作品を仕上げていきます。脚本集の出来上がりで、第7分科会は終了します。
【文責:金平】