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2010-12-28

12/4(土) 脚本研究会 定例会報告

こま・こんぺいとう・劇作の会三会合同研究会

【日時】 12月4日(土) 15時〜
【会場】 成城学園初等学校にて
【参加者】浅見・安斉・池田・川西・木村・小島・小宮・近藤・高橋・谷・塚田・中山・中山(礼)・西脇・濱野・林・藤倉・藤崎・保坂・蓑田・宗像・森田・山本・吉川

【開会の挨拶】 蓑田 正治
「こま」の同人の方々とも、曾てはよく一緒に勉強した。同時代の方は随分少なくなっている。金平さんも長い闘病の後逝ってしまわれたがまだ早く、惜しまれる。先人たちを見送りながらも、それに続き、志を繋げていく我々でありたい。

1.金平先生を偲ぶ会
 この10月に亡くなった
金平正先生を偲んで、金平先生が創立された『演劇教育フォーラム こんぺいとう』のメンバーが朗読と朗読劇を披露した。

①『子どもが見える』(執筆 金平 正 構成 林 久博)
「本当に子どもが見える者こそ、良い脚本が書ける」という金平先生のメッセージ。

②『鬼のでる峠』(作 金平 正 朗読劇構成 林 久博)
「鬼というものは、外界に存在する化け物ではなく、実は人の心の中に住んでいる醜い心、エゴイスティックな心なのである」というテーマが込められた本格的な舞台劇、心理劇を10分程の朗読劇に再構成して上演した。金平先生が撒かれたひと粒、ひと粒の種でもある、こんぺいとうのメンバー10名の心を込めた熱演だった。きっと金平先生も微笑みながら見守ってくださっていたことと思う。

2.脚本合評
『くものこピュン空をとぶ』
作・近藤芙蓉

【あらすじ】
 怖がりで、風に乗って旅立つことができない「くもの子ピュン」が、自然界の仲間や敵と対峙するうちに成長し、旅立つことができるようになる。

・クモは、口からではなく尻から糸をだすのではないか。
→舞台では実際の表現が難しく「手で投げる」という表現になった。
→本来ならば、自然界のことを忠実に表現することが望ましいが、子どもが生き生き と演じられるように変えていくこともある。
・ほのぼのとしているが、感動が薄い。コガネムシと対決して花の精を救う「転」の 場面がスムーズ過ぎるからだろう。 
・ピュンが「自分が成長した」という自覚、自分の変化に気づく台詞をさらに書き込むと良い。

『ゆうととユウト』
作・池田 靖

【あらすじ】
 気弱で意志の弱いゆうとが、もう一人の自分ユウトに励まされ、友だちに支えられながら、学芸会『泣いた赤鬼』の赤鬼の役を立派に演じ切る。

・なぜラストの場面をスタートにもってきたのか?
→意外性のある幕開けで観客を引きつけたかった。
・劇中の「なんで俺が村人なんだ」という端役を嫌う台詞は好きではない。クラスでは「どんな役も大切だ」と指導してきたから。
・もう一人の自分ユウトの性格が曖昧。「二人」に分けた意味を明確にしたい。
・雰囲気はあるが中途半端。主要メンバー(クラスメイト)の人物設定ができていない。ゆうとが赤鬼役になりたい伏線も欲しい。ユウトが本人の内側の声とも思えない。ゆうとが強くなったのは何故なのか。 作品を通して何を伝えたいのかを明確にしたい。

『雨宿り』
作・高橋ひでかず

【あらすじ】
 ヨッちゃんとイッちゃんの二人が、大きな木の下で遊んでいるうちに喧嘩になる。でも、雨が降って肩を寄せ合って雨宿りをしているうちに二人はまた仲良しに。


・これまでも木をイメージして書くことが多かった。子どもらしい会話を作品の中に書き込みたかった。対象は特に想定していない。
・子どもが演じるのは難しいのでは…。人形劇にすると良いのでは。
・精緻な完成度を求める作品作りもあろうが、子どもたちが教室の中で工夫しながら作り上げていくテキストとしてこの作品は相応しいのではないか。
・工夫しながら子どもたちが読み合うということは、作品を通じて友だちを読み合う (理解し合う)ということ。
・作品の向こう側に子どもたちの姿を思い描いていたい。特定の対象を想定しないで作品を書くことには抵抗がある。演じる子どもたちをきちんとイメージしたい。

【次回の予定】
1月21日(金)18時30分〜 成城学園初等学校にて
作品提出者       川窪さん
小川先生の劇作講座(2) 「『枡形城・落日の舞い』の創作から」
とても勉強になります。絶対のお勧めです!
(文責 林)

2010-12-23

ご神事崩し

12月14日の実践研で実習した「ご神事崩し」。短い時間でも覚えられ、気持ちよく叩けます。

2010-11-21

玉川太鼓

 11/16(火)の実践研で玉川太鼓の実習を行いました。なかなか難しいこの太鼓。再来年度の夏期大で発表するために、ゆっくりじっくり練習を積み重ねていきます。おさらい用に映像をアップします。自宅でも練習♪

2010-11-14

10/15(金) 脚本研究会 定例会報告

【日時・場所】10月15日(金) 19:15〜
【会場】 成城学園初等学校
【参加者】橋本、池田、山本(茂)、岡、木村、川窪、岡、保坂、小宮

『ケイタイ王国の陰謀』
作:山本茂男
高学年、中学生用脚本。

【あらすじ】
 近未来の日本。携帯を使って待ち合わせする子どもたち。普通に誰もが便利に使う携帯電話だが、その裏では、携帯による洗脳が既に始まっていた。新型携帯の白ヘルたちの陰謀を阻止するべく、旧型携帯緑ヘルの国王は最後の手段に出る。


・新型と旧型が対立になるだろうか。
・主役の人たちの気持ちの変換が分からない。
・りくた、いさお、のぼるの3人の携帯に対する考え方の違いで、見せたほうが分かりやすい。
・誰が正しいと言うべきではない気もする。
・2つの話になるのではないか。裏と表のような。
・緑と白の対立は無理がある。何故、白が地球を支配しようとするのか分からない。何故、緑はそれを守ろうとするのか。
・このまま人間の中で自分たちのやっている中で解決できるのではないか。その方がよいと思う。
・現代社会は、物を大事にしないような仕組みになっている。電化製品は必ず何年かすると壊れるようになっている。そうしないと、経済が回っていかないから。物を大事にしましょうと教えているが、本当にそれは正しいか?
・白ヘルが背後霊のようにいるが、それを王国の陰謀ではなく、情報によって振り回す悪魔のような存在にしておいてはどうか。
・便利になればなるほど考えなくなる人間という設定は面白い。
・携帯がなくなってパニックになる姿を描いても面白い。
・人間の欲望を描いても面白い。白が緑を駆逐したら、もう、後ろから黒が来ているような。
・ハッキングしていって破壊する奴ら(緑ヘルのような)はいても面白い。
・自爆テロ的なことで解決できるのは、あまりよくない。
・解決はできないのでは。ちょっと回線がつながらなくなる程度。
・結末は、もう一度一緒に映画に行こうとなるか、白ヘルたちが、もうすぐおれたちの支配が完成するとなるか、どちらかがよいのでは。
・今はみんな機械化してしまい、誰にもきくことができない時代。近未来ではなく、現代の話でも可能。
・ラストシーンは、電波が途絶えて、みんながパニックしている中、りくたとおばあちゃんの暖かい関係をぽっと見せればよいのでは。
・携帯がないのが正しいという結末にはしてほしくない。
・問題提起のような結末がよいのではないだろうか。




『セルフィッシュピーポー』
作:川窪 章資
5年生対象。2月の末上演予定。

【あらすじ】
 バスの中の風景。そこには様々な個性豊かな人々が乗ってくる。女子高生、外国人、妊婦、カメラマン、バスジャック犯兄弟など。みな、個性豊かで自己中心的なためにさまざまなトラブルが始まる。


・バスジャック犯は何歳?→20代前半くらい。
・舞台はどうなっているのか?→バスを横から見たような感じ。観客側のドアといすなどは見えない設定。
・最初は三谷幸喜の作品のように面白かったが、途中からだんだんリアリティーがなくなってきて、ドリフになってしまった。
・乗っていた乗客が何らかのかかわりを持っていくのが三谷幸喜風。
・台詞のない人たちがどう動いていいか考えて書かないとだめ。
・バスジャック犯はタイミングを見計らっている。
・渋滞→妊婦→バスジャックの流れだが、バスジャックがバスを乗っ取ろうとしたが、それが逆に人を助けてしまうという展開にしないと落ちない。
・社長がバスに乗る理由は。→けちけちしていて、タクシーなどに金を使いたくない。→それなら、新米社員を連れてくると分かりやすい。
・5年生が発表でやるとなったら、もう少し考えないと、バスジャック犯、妊婦の扱いなどを考えたほうがよい。保護者がそれを見てどう感じるか。大人がやるなら問題ないが・・・。
・バスの乗降客の人間模様という設定に変えてはどうか。
・作者としては、場面展開のない舞台を描きたかった。バスを舞台にするのが面白いと思いついた。
・バスジャック犯でなくても田舎から出てきたツッパリ程度にしては。
・急いでいるのに、自分たちが何かしたことによってむしろバスが遅れてしまうという設定にはできる。
・佐藤の役割が分からない、運転手とダブるので、運転手に佐藤の役をやらせてもよいのでは。
・人が多すぎる。途中で降りる人がいてもいいのではないか。

次回 :蒔田さんの脚本提案。小川先生の話。11月6日(土)2時~ 成城学園にて

次々回:こんぺいとう、こまの会と3会合同 12月4日(土)3時~ 成城学園にて


【文責】池田

2010-11-08

ライブのお知らせ♪

 劇作の会のみなさん、こんにちは。百合岡です。この場をお借りして・・・秋の夜長にぴったりの、素敵なライブのお知らせです♪

 今週の土曜夜、岡さんのオリジナル楽器「バンブリーナ(=タケリナ)」ライブを行います。

♪バンブリーナ:岡さん
♪ギター   :岡さんのお友達の湊さん
♪ピアノ   :百合岡

以上3名でジャズのスタンダードナンバーを中心にお送りします。
ご興味がある方、癒しの音色が聴きたい方、ゆったりとした気分で飲みたい方・・・ぜひ足をお運び下さい!

【 日時 】11月13日(土)
1st 19:30〜 2nd 20:30〜(出入りは自由です)
【 会場 】ミュージックバー「音(おん)たいむ」
(東急田園都市線 高津駅 徒歩5分)
【チャージ】¥1,000(飲食代別)

もし来て下さるという方は、岡さんか私にご一報いただけると幸いです。詳しい道順をお知らせします。

10/19 実践研究会 定例会報告

【日時・場所】2010年10月19日(火)18:30〜 成城学園初等学校

【参加者(敬称略)】
 一幡・遠藤・加藤(陸)・川窪・木村・澤田・瀧川・武田・寺田・中田・仲間・林・吉羽 ・・・計13名

1. わらべうた(12)
武田晋一先生
 6時45分頃、集まっていたのはまだ7名だけでしたが、「せっかく早く来たのだから・・・」ということで、武田先生による「わらべうた」講座が始まりました。教えて頂いたのは、次の3つでした。
①「いちにっさんにのしのご」
いちにっさん にのしのご さんいちにのしの にのしのご
 この歌に合わせて体を動かす。

 1→両手で足首にタッチ
 2→両手で膝にタッチ
 3→両手で腰にタッチ 
 4→両手で方にタッチ
 5→両手を頭の上で合わせる

 始めはみんなで、慣れてきたら、歌はみんなで動きは一人ずつ。これがなかなかの緊張感でした。理解がしやすく、これはすぐにでも自クラスでやってみたいと思いました。そして翌日、実践!子どもたちはとても楽しんでくれ、休み時間にも、「いちにっさん…」とやっていました。

②「げろげろがっせん」
げろげろがっせん ごめんやす あとから よいどが ぼってくる もんをしめた 「なんもんでとおす」「さんもんでとおす」「もうちっとおまけ」「おまけはならぬ」「じゃんけんぽん」

 2人で手をつなぎ、最初にオニ(門)になる組をきめる。みんなは歌に合わせて歩き、オニの作った門をくぐる。「もんをしめた」で、オニは手をおろし門を閉じて通せんぼ。通れなかった組とオニがじゃんけんで勝負。

 オニのつくった門に閉じ込められないほうがよいのかと思いきや、門を閉められた組はオニとじゃんけんができる、子どもはここを喜びそうだと思いました。「げろげろがっせん」という歌の出だしも気に入りそうです。

③「おちたおちた(NHK『にほんごであそぼ』より)」
おちたおちた なにがおちた・・・かみなり!

 オニが「おちたおちた」という。みんなは「なにがおちた」と返す。オニが「ぼたもち」「かみなり」「ほっぺた」のいずれかを言い、みんなはそれを表すしぐさをする。

 別バージョン「ないたないた」では、「うし」「にわとり」「足をふまれた犬」など、それぞれが考えた動作や声を出し、なりきり遊びにすることもできるということ。劇指導の導入にも活用できると思いました。

2. 加藤陸雄流 演出講座(1)
成城学園初等学校 加藤陸雄先生
◆ 演出に正解はない 〜陸雄流演出のポイント〜
 「陸雄流」の意味するところは、「演出には正解はない マニュアルはない あるのは伝えたい想いを伝える想いである」ということ。陸雄流から多くを学んでください、そこから自分流を創り出してください、講座の最初に、加藤先生からそんなメッセージが伝えられました。

<実習>
①「見てわかるシーン」について
●5人の中で一人だけ目立つ立ち位置をできるだけ多くつくれ
 目立たせるとは『観客がそこを見る』ということ。ポイントは、「視点(目線)」と「演技」。(目立たせる一人に、他の4人が)視点を合わせる、合わせない、関わる、関わらないを考えることで、「一人だけ目立つ」演出をつくることができます。実際に、そんな場面を見合うことで「一人だけ目立つ」を実感することができました。

《応用編 〜テキスト㈰を使って〜》
2グループに分かれて、劇の一場面を実践。「ダークグリードの隊長クエーザー」をいかに目立たせるか、また、「絶対権力者」であることを観客にみせるかが演出のポイントでした。「絶対権力者(ここではクエーザー)は極力動かない方がいい。下人を見ることで“やさしさ”が出てしまう」「絶対権力者と横並び(対面)させると関係が対等に見えてしまう」この二つは特に、実際の指導でもすぐに生かせると思いました。

②「いかに自然に正面を向いてしゃべることができるか」について
● 正面を向く必然性を作る。どのような場面に役者は正面を向くか。
舞台では「観客に声が届く」ことが必須条件。そのためにはなるべく正面を向かせたいが、それが不自然に見えてしまうことがあります。そこで、指導のポイントは、「いかに自然に正面を向いてしゃべることができるか」。参加者が意見を出した後に、加藤先生が黒板に以下のようにまとめてくださいました
☆正面を向く必然性 … 独り言(つぶやき、独白、回想)/仲裁(両者を絵分ける)/観客に話しかける/物を探す/視点をはずす(仲違い、対立)/観客席の奥に対象物がある/遠くへ呼びかける/自分に語りかける(「私ならできるはずだ」等)

《応用編 〜テキスト②を使って〜》
 再び実践。野球の試合をして負けてしまった男の子と、応援していた女の子たちの会話に動きをつけていきました。「いかに自然に正面を向くか」という課題をクリアするのが、なかなか難しい脚本でした。この課題以外にも、キーワードとなるセリフを見つけ、そのセリフが際立つように動きや人物の配置を考えることも教えて頂きました。これも大変勉強になりました。

【文責:中田】

2010-10-02

9/21 実践研究会 定例会報告

【日 時】 9月21日(火)18:30〜
【場 所】 成城学園初等学校 舞踊室・講堂
【参加者】 参加者総勢21名!という活気ある定例会となりました。


1、 教師力アップ講習会:山本留実先生

 まずは舞踊室で、山本留実さんによる「教師力アップ」講習会です。夏期大でも名物のこの講座、いつか受けてみたいと思っていましたが、ついに実現しました!初めはリズムに合わせて自己紹介。きれいな円を作ることから初め、クラップと共に名字を順番に回し、次に名前を回し、「好きな本」や「映画」、「いきたい国」など回していくうちに、自然とお互いのことが判ってきました。シンプルな活動ですが「名前」を言わなければいけないときに「名字」を言ってしまい、一同笑いに包まれたりすると、自然とアイスブレーキングされて行きました。
 次は発声練習。鏡に向かって発声練習をしたときに、自分の顔が左右対称に動いていないことに気づかされました。そこから立ち方(片足加重になっていないか)やちょっとした仕草やクセに気づき、意識して直すことの大切さを教わりました。また、日本語特有の「母音がはっきりしなくても伝わってしまう」ことへの意識の大切さも学びました。
 最後はBGMにあわせて歩くことに始まり、ジャンプをしたり、赤外線や罠がある危険ゾーンをくぐり抜ける場面を想像して遊んで?みたり、「小動物」になったりと、演技のアクティビティを行いました。BGMがあるだけで気持が入り、具体的な場面を設定したり、ちょっとした楽しみ(今回は赤外線のトラップ)があるだけで一気に想像の世界が広がるということを身を持って体験。すぐにでも子どもたちに伝えたい、楽しい楽しい留実さんワールドを味わうことができました。

2、 和太鼓実習:加藤陸雄先生

 続いては講堂に場所を移して和太鼓実習。今から来年度の夏期大に向けて新しい曲を練習していく、ということで、玉川学園で演奏される「玉川太鼓」に取り組みました。バチのアクションが難しく、思わず自分を打ったり・・・という場面もありましたが、あっという間に一汗かける、楽しいひと時となりました。21人という、舞台が埋まる程の大人数で、太鼓の音も一段と迫力がありました。難しい曲ですが、ちょっとずつ練習することで体が憶えてくれますから、次回もがんばりましょう!

次回の実践研は・・・
【日時】10月19日(火)
【会場】成城学園初等学校・社会科教室、講堂
【内容】「わらべうた実習」武田先生
    「明日から使える演出実習講座」加藤先生
    「和太鼓実習・玉川太鼓」加藤先生

お忙しいことと思いますが、学芸会や学習発表会はもちろんのこと、日常子どもが前に立つときにも役に立つ声かけがきっと見つかる、絶対に役に立つ実習です!無理してきても、無理した分以上の収穫があること間違い無し!たくさんのご参加、お待ちしております。

演出

2010-09-27

9/17 脚本研究会 活動報告

脚本研究会 9月定例会報告
【日時・場所】9月17日(金) 7時〜  成城学園初等学校にて
【参加者】加藤、岩崎、関、橋本、芦澤、木村、池田、千野、保坂


『化けリンピック』

作:千野隆之
 4年生、76人。11月上演の学芸大会で発表。担任から動物ものにしてほしいという要望があった。苦しまぎれ。締め切りに合わせて創り上げた。10月から練習を開始する。

(あらすじ)化けることを競う『化けリンピック』が開催され、タヌキのポン太が優勝するが、それは採点ミスによるものだった。ポン太もそれに気がつくが、言い出すことができない。そんな中で、化け猫のミケやお化けたちが化けリンピックをつぶしにやってきた。化ける力を使ってお化けたちを退けたポン太に、化けリンピックの委員たちは、本当のことを告げる。


・何故審査員はポンタを優勝させたのか?何故ツネ子も納得したか?
 →ポンタのほうがうまく化けられたと感じていた。審査員は、わざとポンタの点数を低く発表した。ポンタの本当の実力を引き出すために化け猫に頼んだ。
・1人じゃなくて、もっと大勢で化けると面白くなる。ポンタチームのような。
・点数制は観ている観客はよく分からない。むしろ、お化けとの対決で化けっこ対決をした方がよいのでは?
・タヌキチームとキツネチームが勝負をしているところにお化けチームが登場して勝負するような展開のほうがいいのではないか。
・脚本を書く前に動きだけが先に浮かんで、書いてしまったようだが、その動きだけではよく分からない。化けることを競うだけでは意味がない。何が勝ちで何が負けかに焦点を当てるのはよくある。単に姿を変えるだけの「化ける」を扱うとわけのわからないものになってしまう。何に焦点をおくかがはっきりしないと作品にはならない。
・「動く化ける」と「動かない化ける」がある。最初のコンテストでは動かないものは不評だったが、後半の戦いでは動かない方が、効果があったなどの工夫がほしい。
・大人数の出る劇をつくらなければならないのは同情する。
・みんな表に出てという方向にあるが、裏方をやりたい子は裏方をやってもいいというのが、個性尊重だと思う。
・ポンタがいつも化けていたずらばかりして困る。審査員はわざと低い点数をつけて落としてしまう。その時ポンタはどうするのか?それを書いていくと面白い。
・コンテストをやっていたら、最後に正体のわからないものが出てきて、見事な化けっぷりの誰も知らないものが出てくる。あれは何だとみんなが不思議に思っているとそれは本物のお化けだったということで落ちでも一つの話になる。
・コール隊は途中でお化けの大集団に入ってもいい。
・化けるのは、布を使って後ろで入れ替わるでもいいし、みんなで一つのものをつくって化けたでもよい。布が上手から出てきて途中で入れ替わり、そのまま下手に下がるでも十分楽しい。
・題名が化けリンピックなので、点数にこだわってしまうが、勝負ではなく、ショーのようにするとよいのでは。



『缶入りコーンスープの最後の一粒がなくてイライラする』

作:加藤陸雄
 夏期大のための教員劇の台本を書いた。


(あらすじ)中学校修学旅行の2日目の夜。先生方は打ち合わせをしている。今日も何事もなく、過ぎたように思われたが、あきらが万引きしたという報告を聞き、先生方の態度は一変する。しかし、それは、あきらがグループを離れて、メル友の小学生に会いに行くための狂言だったということが分かる。

・中学校で退学というところまではいかないだろう。自宅謹慎程度。明日の自由行動なしとかでもよいのではないか。
・体力的な部分を盛り込んでもよいのでは?2日目なので、前日寝ていないので、うつらうつらするなど。
・何故、小学生の武にひかれたのか。→こういうことはありうる。人間関係の中で突っ張っているが、優しい面も持っている。
・小学生のほうが会いたいと言っていて、京都に行くというメールのやり取りもあったという設定がよいのではないか。
・お母さんはあきらのことは知らなかった設定だが、やり取りをやっているのを知っていてもいいのではないか。「ぴかちゅう」というハンドルネームくらい。
・情報モラル教育では、知らない人とメールのやり取りしているのはまずい。親が知っている必要がある。
・乾あきらのキャラクターははっきりとしない。
・前半の先生たちのやり取りの意味が分からない。
・先生のキャラクターも一般的で、あきらのほうにどういう風に向かっているのが分からない。
・再現シーンを出さないほうがいいのかも。
・母親が登場してもいいが、忘れ物を届けに来るくらいでもいいのかもしれない。
・神崎との芝居も面白い。
・神崎と付き合いだして、あきらも変わってきている。しかし、それまでのレッテルを貼られているので、周りの目は変わらないという設定でもよい。
・どの人物も正確に描かれていない。6,7人ものキャラクターをすべて出そうと思ったら難しい。一人か二人のキャラクターだけを完全に描き切ることによって、他のキャラクターを生かした方がよい。
・処分を決定したところから劇が始まってもよい。そうすれば、生徒を出さずに済む。
・劇の中でさまざまな情報が明らかになっていく。
・校長がいないことについて違和感がないか?
・ずっと同じ人がその場にいるが、時々いなくなっても面白い。
・校長が決定した事項をひとつひとつ覆していくのはどうか。
・会議ではなく、会議後の場面にした方が動きもあって面白い。


<次回の予定>
10月15日(金)7時~  成城学園初等学校にて
作品提出予定者:山本茂さん、川窪さん

(文責:池田)

2010-09-05

夏期大報告「第5分科会」

第5分科会 見えないものが見えてくる!「朗読劇実習」

担当:かめやま ゆたか(楽劇団いちょう座)山本 茂男  中村 俊英

参加者:一般11名 会員4名 担当3名 計18名

• プロのかめやま先生から学べる朗読劇の実習として、授業等で活かせる朗読劇を実習し、子どもに活かせる指導法を学びました。
・第1日目は、講談で自己紹介にはじまり、声を出し、表情で遊び、ボールを使ってイメージをつくる活動、ティッシュを使った身体表現、イメージあそび等、参加者のコミュニケーションをはかるゲームを盛りだくさんに行いました。そして、朗読劇の基本を学び、「キツネとカラス」や「ひるね」の作品を題材に、簡単な朗読劇を体験しました。

・第2日目は、2グループに分かれ、低学年向き「だってだってのおばあさん」、高学年向き「服を着たゾウ」の2作品を選び、発表に向けて、読み合わせから配役を相談し、練習を積んでいきました。途中、途中にかめやま先生からアドバイスをいただき、参加者のアイディアをふくらませながら完成させました。

・第3日目は、低学年分科会、人形劇分科会と共に交流し合い、大変有意義な発表会をもつことができました。

 参加者からは、「朗読劇がこんなにも身体を使えて表現でき、道具がなくても、演じる人、観る人、お互いの想像力を働かせることで、見えないものが見えてくるとは!」といった驚きの声がいくつも挙がり、発表を終えた達成感に包まれました。
 3日間ご指導をいただいた、かめやま先生に感謝申し上げます。そして、たくさん笑い、本気で演じ、語り合った参加者のみなさまとの出会いに、ご活躍に拍手です!本当にありがとうございました。
(文責 中村) 


2010-08-27

夏期大報告「第2分科会」

第2分科会 「脚本を使った劇の上演活動(1〜3年)」
担当:百合岡依子 野口祐之 遠藤優

 第2分科会に集まった20名の仲間たちは、みんな明るく個性豊か!和やかかつ笑いの絶えない楽しい会となりました。ゲームの達人・遠藤さんによる楽しいゲームの数々と『まつりの太鼓』(一場面を使っての群集処理)、怪演技?で常に皆をリードするベテラン野口さんによる『げんきもりもりいただきます』(グループ即興劇をつないで劇をつくる)、我らが大先輩・蓑田先生による小脚本を使った劇作りと劇活動の意義についてのお話。そして、私百合岡が担当したメインの『あいうえおげきじょう』では、色々な遊びを元にした劇作りや上演に向けての活動を三日間通して行いました。
 美しい3部合唱が出来た「あいうえおの歌」、ノリノリの「あいうえおラップ」、言葉集めとジェスチャークイズ…とまさに「あいうえお」づくし!特に盛り上がった「あいうえおかるた」では、「インディアン いくらを食べて いい男」「ウルトラマン 梅酒を飲んで 歌いだす」「駅前で エスカルゴごっこ えらい変」など奇想天外なものが次々飛び出し、驚きと爆笑の連続!5・7・5と文字の縛りによって生み出される意外性は、自由で柔軟な発想をもつ低学年の子どもたちにはまさにぴったりの活動だと改めて思いました。最後に・・・第2分科会に参加して下さった皆さんをはじめ、会員としてがっちり支えてくれた大手さん&坂田さん、笑顔で見守って下さった蓑田先生、優しく頼もしい担当者・野口さん&遠藤さん、皆さんに感謝!!

かるい仲間の
カした発想
れしい楽しい劇作り
がおいっぱい
なかいっぱい

♪ステキな第2分科会♪
【文責・リリー百合岡】

2010-08-15

夏期大報告「第1分科会」

第1分科会「学級づくりのための劇あそび・劇活動」

~動き出す身体 開かれた心 子ども達の笑顔が溢れる教室 劇活動で豊かな生活の場を!~

担当:林 池田 川窪 澤田

 総参加人数37名!体も心も解放されるゲームに始まり、「○○な××」の即興劇、絵本や『歳時記』を用いた国語の学習に活かせる劇活動、わらべうた、手話ソング、道徳朗読劇「千羽づる」やアプライドドラマ「リア王」など、実践研究会で私達が学んできた内容を凝縮して参加者の皆様と共有する事ができました。大ヒットは『クワガタ音頭』♪です。「ぁのって ぁのって ぁのってのってのってのって 1234 2234 私もクワガタ あなたもクワガタ ぁガシ ぁガシ ぁガシガシガシガシ・・・」 

 参加者の皆様の言葉 ~フリートーキングより~

「みんな待っててね!!!」
「早く子ども達に会いたくなった」
「頑張ろう↓より、やってみたい!↑と思った」
「新しい発見がたくさん!」
「元気を充電できた」
「クワガタ音頭を早く実践したい」
「この分科会のメンバーが職員室のメンバーだったらいいのに・・・」
「ハイテンションパワースイッチオン!」
「見ず知らずの人と新しい物を作れる喜びを味わって嬉しい」
「子どもに戻れる時間だった」
「会員の進化を感じていた。(10年ぶりに参加して)」
「若返った」
「普段できない事(わらべうた等)ができてよかった。」
「どんなに緊張していても、関わっていく事で自分が出せる」
「心が解放された」
「今まで劇は苦痛だったが、負の感情よりも楽しみの要素が大きくなってきた」
「自分がバカになってさらけ出す事って大事」
「熱い人・温かい人が沢山いて刺激になった」
「学級にどう生かそうか考えた」
「自分が弾けられた」
「宝箱のような時間だった」
「夏期大と言えば・・・つながり!コミュニケーション!出会い!わき出る笑顔!・・・」他・・・

参加者の皆様 ありがとうございました☆ また来年、お待ちしています!!


【文責 澤田】

2010-08-09

「和太鼓の夕べ」へのお誘い

○8月15日(日) 午後4時~5時
○富岡八幡宮境内
○最寄駅 門前仲町 駅内の表示(分かりやすいです)に従って3:30に現地集合

東京の三大祭の深川のお祭の奉納太鼓です。 演奏する「葵太鼓」お社から奉納太鼓を託さた太鼓グループです。3年前には熱気球とのコラボ演奏、鬼太鼓座とのジョイントも成功させたアマチュアでは国内トップクラスの太鼓集団です。 夏期大で叩いた「三宅」や「秩父」の演奏もあります。蝉時雨が染み渡る風情溢れる神社の境内で、しばし、太鼓の響きに胸を躍らせるのはいかがでしょう。よろしかったら、お出かけください。

林久博

2010-08-07

また成城でお会いしましょう!

 あっという間の3日間。1日目はアップしましたので、2日目以降のことを少々。



 2日目は「会員による和太鼓演奏」でスタート。「ことしのなつはくっそあつい!」にあわせて叩くリズムと、『大太鼓〜秩父屋台囃子〜ぶちあわせ太鼓〜三宅〜桶太鼓』と続くメドレーに会場はヒートアップしました。劇作の会では和太鼓を実践研究会で実習しています。今年の曲も、実践研で積み重ねてきたものをまとめたものでした。ご興味をお持ちの方はぜひ実践研究会に足をお運びください。
 和太鼓の演奏で目覚めたあとは、およそ半日たっぷりと、各分科会での実習でした。ここでの様子は各担当者から後日お伝えします。



 午後4時からは「会員による劇上演」でした。今年は「Socks Puppet theater」。靴下から生まれた人形たちによって「おてがみ」「おたまじゃくしはかえるのこ」「新編:かさこじぞう」の3つの素敵な世界が広がりました。劇を子どもたちにやらせるだけでなく、教員自ら演じることで本当にいろいろと学ぶことがあります。今年で4回目の教員劇も大成功に終わりました。来年はどんな劇を観れるのか、今から楽しみです!
 みんなで劇を観たあとは、各分科会ごとの交流会が行われました。劇の話、学校の話だけでなく、さまざまな話題で盛り上がったようでした。

 最終日の3日目は分科会からのスタート。分科会同士が3日間の成果を発表しあう、分科会発表会が盛んに行われていました。そして「わかれの集い」ではスライドショーを観て3日間を振り返り、9月からのそれぞれの活躍を誓いあいました。
 3日目の午後は特別講座「和太鼓実習」も行われました。和太鼓初体験の方も多かったようですが、今年の夏の暑さを吹き飛ばす、昨日の和太鼓演奏に負けない音が響き渡っていました。

 参加者のみなさま本当にありがとうございました。この夏期大で得たものを、ぜひ9月から子どもたちに伝えて行ってください。そして定例会・来年の夏期大と、また成城でお会いしましょう!

2010-08-05

夏期大初日

 今日から始まった夏期大。児童による劇上演に始まり、各分科会、そして人形劇団ひとみ座の中村孝男さんによる講演会と、あっというまの1日となりました。その様子などは改めてアップしていきます。

<8月5日現在の参加者>
150名
内訳
(一般参加者91名+会員50名+事務局9名)

 2日目からの参加も受付ております。ホームページからのお申し込み、または直接成城学園初等学校講堂の受付にお越しください!

2010-08-04

いよいよ夏期大! その2



 いよいよ明日から始まる「第58回演劇教育夏期大学」。今日は会場となる成城学園初等学校で、前日準備を行いました。事務局では一般参加者の方々をお迎えする準備を整え、各分科会では内容を最終確認。さらにはオープニングの演出や、教員による太鼓の演奏、そして人形劇のリハーサルも行われました。準備万端で迎える夏期大。3日間が、参加者一人一人にとって必ずや実りある時間になることでしょう。夏期大を、どうぞお楽しみください!

2010-08-03

いよいよ夏期大!


 第58回夏期大がいよいよ二日後に迫ってきました。人形劇、和太鼓の練習も着々と進んでいます。和太鼓はいろいろな曲をメドレーでお楽しみいただけます。夏の暑さを吹き飛ばす和太鼓を、どうぞお楽しみください!

2010-07-29

人形劇の稽古


 夏期大二日目、教員による劇上演の稽古も着々と進んでいます。2日目の16:20〜、どうぞご期待ください!

夏期大実行委員会


 夏期大に向けた準備も大詰め。この日は成城学園初等学校の講堂ロビーで、最終打ち合わせを行いました。蒸し暑さにも蚊にも負けず、当日の流れをみっちり確認しました。

2010-07-28

昨年度の夏期大の様子をご覧ください

昨年度の夏期大、エンディングで上映されたビデオです。「夏期大ってどんなところ?」「参加者の様子は?」など、気になる方はぜひご覧ください。もちろん昨年度ご参加された方もご覧いただき、楽しかった3日間を思い出していただければと思います。

2010-07-27

夏期大参加申し込み状況 (7/27現在)

      一般  会員(担当) 合計
第1分科会 15   9(4)  24
第2分科会  8   5(3)  13
第3分科会 10   4(3)  14
第4分科会  2   5(3)   7
第5分科会  6   3(2)   9
第6分科会  3   3(3)   6
第7分科会  7  11(8)  18

  計   51  40     91

実数は、若干上記の数より多いですが、まだまだもう一息です。当日の受付まで可能ですので、皆様のお誘い、お声かけでさらに参加者を増やしましょう。よろしくお願いします。

事務局 西脇

2010-07-25

和太鼓

夏期大2日目に行われる、会員による和太鼓演奏の練習が始まりました。テーマは

「ことしのナツは クッソあつい!」

その暑さを吹き飛ばすように、一日2時間練習に励みます。



【これからの練習予定】
26日   16:00〜18:00
28日   16:00〜18:00
31日   16:00〜18:00
8/1〜3日 18:00〜20:00

2010-07-24

ソックスシアターのブログが出来ました。

人形劇上演のブログ更新中。サイドバーのリンク集「socksthater」をクリックして、のぞきに来てください。

夏期大 人形劇上演について

 会員による人形劇上演についてお知らせします。たくさんの方々に、ご覧いただければ幸いです。

The socks puppet theater

【上演作品】

アーノルド・ローベル作「おてがみ」

光村の2年生国語教科書に掲載されているおなじみの作品。お手紙をもらったことのないガマ君が、しょんぼりしていることを知ったカエル君が、思いついたことは・・・  心温まる友情の物語!

Puppeteer

語り   :藤本博子
がま   :木越憲輝
かえる  :百合岡依子
かたつむり:土井彩子



岡 信行作「おたまじゃくしはかえるのこ?」

 学校の池を舞台に、手と足の生えたばかりのオタマジャクシが、カエルになるとは限らないと言い出し、花巻や名古屋や関西から連れてこられてこの池に放された、方言むき出しのゲンゴロウやザリガニやカメに憧れる、愛とロマンの物語!

Puppeteer

おたまじゃくし:金岡香恵、瀧川有子、藤本博子
ゲンゴロウ  :芦沢明美
ザリガニ   :川窪章資
カメ     :中村俊英


岡 信行 再話「新編かさじぞう」

日本各地に伝わる民話「かさじぞう」をもとに、二匹のいたずらキツネの兄弟を登場させることで、お地蔵様だけでなく、生き物へも無償のやさしさを注ぐ、じいさまとばあさまの姿を描いた感動の物語!

Puppeteer

じいさま:加藤陸雄
ばあさま:土井彩子
キツネ :金岡香恵、瀧川有子
町の人 :中村俊英、川窪章資、夏期大人形劇分科会参加者


人形製作     :岡信行
衣装・舞台道具製作:長谷川安佐子
舞台・照明    :山本留実
音楽       :岡信行・百合岡依子

上演日時:平成22年8月6日(金) 16:20〜17:00
於:成城学園初等学校講堂

夏期大申し込み状況

 夏休みに入った学校も多いことと思います。1学期お疲れ様でした。いよいよ夏本番、夏期大の夏です。

 ところで今年の夏期大学、一般参加者100名を目指していますが、現在のところ41名の申込みです。このままでは目標に届きそうもない状況です。どうか会員の皆様の口コミの力で、ここから参加者を増やしていけたらと思います。
どうぞよろしくお願いします。

 分科会ごとの詳しい申し込み状況は、近日中にアップしますのでよろしくお願いします。
皆様の一声で、目指せ一般参加者100名超え!!

【にし庵】

2010-07-19

7/3 翠会活動報告

【日時・場所】7月3日(土)14:00~16:30 成城学園初等学校 小会議室
【参加者】  北島、木越、木村、久保、関、土井、長谷川、保坂、蒔田、山本(留)、百合岡(計11名)

♪小会議室に入ると、ミニお正月グッズやおじいさん・おばあさんのちゃんちゃんこなどの衣装グッズが並べられていて、目を引かれました。このあと行われる人形劇練習のために、夏期大で上演する「ソックス劇団」の強力なサポーター・長谷川さんが持ってきて下さったのです。「いつか使えるかなあとずっととっておいたものが、ようやく日の目を見ました!」と長谷川さん。いつもの小会議室が楽しげな雰囲気で彩られました。

♪学期末の成績処理や面談など、忙しくも夏休みに向けてのゴールが見えかくれする暑い日。11人のメンバーが集まり、人形劇、学年劇、中学校の演劇クラブ、と違ったジャンルの3本の脚本が出され、充実した内容の会となりました。

1、人形劇用脚本『ジャックと豆の木』/ 土井 彩子 作
(作品について)
所属する人形劇団の10月上演予定作品。幼い頃に父を失い、母と暮らす少年ジャック。謎のおじいさんからロバと交換でもらった種を植えると、魔法の木となり天までのびていく。ジャックはその木をのぼり雲の上の巨人のもとへ、父が奪われたという宝物を取り返しにいく。・・・というストーリー。土井さんが書いたものをもとに、劇団仲間と相談しながら形にしていったもの。豆の木が伸びていく様子は、豆の精たちが箱を高く積み上げていって表現する。

(話し合いから)
・ジャックに魔法の種をくれたのは実は父親だった、という設定が面白い。
・物語の重要人物・父親に関する設定や前提条件を、よりはっきりした方がよい。(巨人に奪われた竪琴は、父親にとってどれほど大切なものだったのか。ジャックと分かっていて種を渡したのか、それとも偶然か。なぜ自分で種をまかなかったのか。実は生きていたのに、家族のもとに何年も戻らなかったのはなぜか。その間ずっと何をしていたのか・・・など)
・ジャックの活躍の裏には、父親の思いがある・・・という設定にし、冒頭のロバと種を取り替えるシーンで少し予感をもたせるとよいのでは。
・母親は、ジャックと父親のやりとりに気付いているのかどうか?雲の上にのぼるジャックに対してどう思っているのか?
・クライマックスはどこ?→巨人に追いかけられるシーン。→ならばそこを丁寧に描きたい。
・ジャックのまわりに取り巻き(犬、猫、カラスなど)がいて、協力して巨人から逃げるシーンなど面白くできている。
・<自分の敵討ちをしてほしいと願う父親と、そうとは知らずに活躍する息子>というようなテーマ性がよりはっきりすると面白い。それをセリフで説明するのではなく、「この二人、何かあるのでは・・・」と観客が感じるように描いていく。
・脚色ではなく、独立した作品になる。別のタイトルをつけるか、『○○版・ジャックと豆の木』とするとよい。


2、二年生用脚本『ぷっかり星人がやってきた』(プロット)/ 久保 由美子 作
(作品について)
6月に提出したプロットを書き直したもの。「ひもも星」の小学校に、「ぷっかり星」からハチャ・メチャ・クチャの三人が転校生としてやって来る。はっきりしていて周囲の空気が読めないぷっかり星の3人は、何でも「はい、はい」という従順なひもも星の子どもたちとなかなかうまく遊ず、落ち込んでしまう。しかし、得意のダンスをきっかけに交流が始まる・・・。というように、宇宙人の子ども同士が遊びながらだんだん仲良くなっていくストーリーへと方向転換させた。
(話し合いから)
・子どもたちは空想の世界が大好き。星vs星にすると現実感のなさが出せる。そのためには、それぞれの星人の個性をよりデフォルメするとよい。
・遊びだけでは星と星の違いが出しにくいので、掃除や虫捕りなど、場面設定を工夫するとよい。
・空気を読む、ということはいつも必要なのか?「従順」とは?ひもも星の子どもたちはこれまではどのように遊んでいたのだろうか。
・異星人がいっぱい出てくると分かり辛くなるので、主体はひもも星にして、ひもも星の子どもたちができないものをぷっかり星人が教える、というような大筋を立てて構成していく。
・集団での揃った動き←→個人的に上手な動き ・・・の対比を出す。舞台で大人数の揃った動きを出せると面白い。
・群読を取り入れるなら、場面の説明などでナレーション的に扱うと違和感がない。

3、中学校演劇部脚本『カフェショコラ』/ 山本 留美 作
(作品について)
昨年の卒業公演で上演したもの。メンバーがそれぞれ好きな詩を選び(町田康の「岸壁」、川崎洋の「喜び」「悪態採録控」、大谷峯子「ファシナシオン」など)、そこに日常生活の出来事や自分たちの思いをのせて、みんなで話し合いながら一つの舞台へとまとめいく・・・という実験的な取り組み。女子中学生らしく(?)恋の話も盛り込まれ、最後は題名でもある「カフェショコラ」のレシピが詩のようにして結ばれている。観客からは好評であった。
(話し合いから)
・女子中学生らしい、テンポのよいやりとり。作品全体が詩のようであり、いろんな受けとめ方ができる。
・「のの」が幽霊になるのはなぜ?→存在感の薄さをデフォルメした。
・冒頭のお料理のシーンは?→いつも失敗してしまう子の妄想。
・シーンは次々に飛んでいるが、最後にそれがつながってくる・・・という手法。
・独特の「留美さんワールド」。まわりが意見を出すというよりは、自分で考えて、実験して、また子どもの意見を聞きながら判断してつくっていくしかない。
・教室のシーンで、先生役を出さずに生徒たちの返事だけで会話を進める、という手法が面白い。独自の世界観、表現方法は私たちの刺激になる。

次回翠会は… 8月はお休みで、9月に恒例の合宿を行います。
常連の方はもちろん、初めての方の参加も大歓迎♪作品も募集中です♪♪参加される方は、木村さんか長谷川さんまでご連絡を下さい。
(文責:百合岡)

6/3 翠会活動報告

【日 時】平成22年6月3日(土)14:00〜16:00
【会 場】成城学園初等学校 小会議室
【参加者】北島・金平・木村・中村俊、小島、岡、関、長谷川、久保、土井、百合岡、木越
 
今回の翠会では、3本の脚本及びプロットの合評が行われました。12名の参加で、活発な意見交流が行われ、今回も有意義な会となりました。
 

●「アトム」 1年生 学年用  小島 香苗

(作者より)原作 手塚治虫「鉄腕アトム」のストーリーをだいたい元にしている。6年前に上演したもの(上演時間40〜45分間)にプロローグとエピローグを付け加えて再演したい。

・エピローグの中で戦わせようとしていることが伺えるが、このままだと続編を作らないと解決にならない。
・原作に忠実にしている場合、マンガと何処が違うのか。何でマンガでやるのか。マンガで感動した所をクローズアップするなら、脚色になるが、この場合は脚色とはならない。
・イライラする感情、本当の子供がいない寂しさを小学1年生が演じることができるのか。感情の深さを理解してできるか。高学年向きなのではないか。また説明的な部分を省いた方がよい。
・てんま博士にいじわるされながら、お父さんを思い出して、戦うという流れは悲しい。どうしても忠実にするならいいが、テーマを絞ってやる方がよい。
・1つ1つのセリフが長いので、整理して、テンポを上げたい。120人が出る劇だからしょうがないが、同じ役を何人もでやるのはどうか。
・アトムの誕生とした方がよい。ロボットのダンスはよい。ロボットがいかに人間の心を身に付けたのか。喜怒哀楽を獲得していったのかを表現できたらいい。
・6年生も出演させてあげるのはどうか。団長の息子が火事に出てくるシーンは唐突な感じがする。父親の感情をたっぷり描きたい。

 6年生のやった劇を1年生がやるというコンセプトが面白い。上演は決まっているのでセリフの刈り込みがなされ、終わり方の工夫があるともっとおもしろくなりそうです。
   

●人形劇「おてがみ」 夏期大学発表用  構成 木越 憲輝
 
(作者より)2年生の国語教科書教材を、英語でやりたいとの意見もあったので、ナレータ部分のみ英語にして、セリフはすべて日本語にした。

・この作品をなぜ人形劇でやるのか。人形は人にできない動きができる特徴を生かしたい。
・一緒に手紙を見合うシーンが理解しにくいが、心理学研究では子供の心理に合うらしい
・手紙を運ぶシーンが一番おもしろい。カタツムリの動きがうまく演出するといい。
・カタツムリの動きをよく観察して、それをうまく利用したい。人形でしかできない脚本とそうでない脚本の整理をして考えないといけないと感じました。

●「○○星人がやってきた」プロット 2年生 学年用 久保 由美子

(作者より)上演は11月予定、2年生151人、45分位の学年劇。ミュージカル風にしたい。進行を助けるものとして、歌やダンス、群読を入れたい。クラスのアスペルガー症候群の子供の様子をイメージして書き始めた。

・クラスの実際の子どもをあまり意識して、キャラクターや役や脚本に使わない方が良い「あの子のやっていることだ」と特定されると困ると思う。アスペルガーの子の扱いは気をつけたい。
・だんたんと子どもを受け入れてくれる姿が素敵だということ書いていけたらいい。
・何かきっかけがあってみんなが変わっていくという流れにした方がいい。時間が経つにつれてかわるとか、時間が解決するのでなく、何か変わるきっかけが欲しい。
・宇宙人の子どもの特徴を決めたい。実は、人間の中にも宇宙人がいるのではないか。宇宙人の法則に従って行動している子はある仕草をすると、お互いに宇宙人だと分かり合える。など。宇宙人の文化について話し合った。
・2つの世界を描く。宇宙人が地球にいく。地球人が宇宙にいくとどうなるか。歌や踊りは一緒にやれるが、それ以外を生活の仕方やルールの違いを浮き立たせたい。
・最後の所は、みんなでダンスや、歌って盛り上がるのがいい。幕切れで、宇宙人が自分のことを種明かしするのもおもしろい。
・せなけいこ「ばけものつか」なども参考になる。

 いろいろな意見が出された中で、地球の中にも実は本当に宇宙人が入り込んでいるかもしれないという話題は面白かった。これから宇宙人が地球人をどうやって刺激して変えていけるのか、脚本化されるのが楽しみだ。
(文責 木越)

2010-07-12

夏期大 担当者変更のお知らせ

夏期大の担当者に変更があります。

第3分科会「脚本を使った劇の上演活動(4〜6年生)」の担当者が、都合により以下のように変更になりました。

森 公洋 → 千野 隆之

2010-07-04

6/12 脚本研究会 活動報告

【日時・場所】6月12日(土) 17:00~ 成城学園初等学校にて
【参加者】橋本、森田(勝)、岩崎、野口、池田、岡、山本、久保、保坂、千野、芦澤

『新編 かさじぞう』 作:岡 信行

低学年用に脚本を書いた。これをさらに人形劇用に書きかえて、夏期大の会員による上演にもっていきたい。
・最後の歌がかっこいい。和声ミュージカルみたい。キツネがかかわってくるのは面白い。
・野ねずみの死体を投げるのはいただけない。雪玉くらいでいいのでは?
・この話では、地蔵さまがじい様、ばあ様を助けようと思う動機が薄れてしまっている。新しい解釈がない。
・人形劇の流れでは、キツネが地蔵に変身するところなどうまくいくだろう。
・贈り物をキツネが持ってくるというのも面白い。
・原作のままやったほうが心うつ。キツネが出てくるとうるさくなってしまう。
・問題は、もともとのかさ地蔵はじい様とばあ様とかさ地蔵の関係。この脚本では、じい様、ばあ様、キツネの関係が台詞でしか分からない。元のかさじぞうをこの雰囲気で演出したほうがよい。そうしないと、テーマが見えなくなってしまう。
・街の場面が一つの見せ場になる。原作の味わいを超えないが、キツネの兄弟を出すには、いたずらぎつねで通したほうがいいと思う。で、きつねも、最後に一緒になってお地蔵さまにお願いをするような展開がよいのでは。


『ぷっかり星人がやってきた』(プロット) 作:久保由美子
 11月に上演予定。151人の子どもたち。持ち時間45分。異文化でも、分かりあえるというテーマを出したい。周りとうまく関われなくてもダンスが上手といういいところがある子を周りが認められるような劇をつくりたい。
・ルールには根拠があるはずだが、合わせないというルールに根拠はあるか?納得するような設定を。
・メチャ・クチャな子たちを変えようとするのは難しい。周りが変わって関係が変わっていく。
・ドラマを起こすならば、その他大勢の中で事件を起こし、それを解決していく方法のほうがよいと思う。
・認める、ほめるが育てる基本。「とってもすばらしい。さらに、こうするともっと良くなる」というように、ほめあえる、認め合える集団をつくる。
・2年生がやるには、最初から宇宙人だというのが分かったほうがいい。「ぷっかり星からやってきた宇宙人の転校生」という設定。
・愉快な話にしたほうがいい。
・名前も考えて。ハチャ、メチャなどの名前だとそれがはじめから悪いようなイメージを与える。変えたほうがよい。
・転校してきた宇宙人が宇宙人ルールを通そうとして、周りとぶつかるという設定でも面白い。
 教室でちょっとした時間に簡単にできる短い劇を3本つくってみた。


『納豆の主張』 作:野口 祐之
 純粋に楽しい脚本。語呂合わせのラップがよい。

『スタイリスト玉男』 作:野口 祐之
 てんとう虫や蝶が玉男の手にかかり変身していく。最後はカマキリを変身させ、食べられそうになり逃げていくという落ち。

『自転車こいで』
 けんじは自宅とおばちゃんの家を行ったり来たりする。
・てんとう虫などの模様が変わると困ることはないのか。困って、スタイリストに文句を言いに来る展開もある。
・劇の時間に、劇で遊ぼうのように扱う。
・学級で楽しめるショートショートのミニ脚本。
・前回、蓑田先生から提案があったミニ脚本。子どもが面白がってやる。途中から自分が変えていけるような脚本がよい。
・『スタイリスト玉男』は、きちんとした作品にするべき。とってもおもしろい発想。
・生きているものが楽しい。それくらい思わせる作品。このような脚本があってよい。
・子どもがやると面白さが出てくるか?大人がコントなどでやってもいいのではないか?
・スタイリスト玉男は一つのキャラクターとしても成立している。他の作品に出てきてもおかしくない。
・学校現場で、どうやって取り上げるかというところまで考えていくとよい。何をねらいとしてやるかという点も留意して。夢中になればいいのか?そういう意味で、一つのスタイルをもつものが現場でも組織化されていくとよいと思う。

(文責:池田)

2010-06-04

第58回演劇教育夏期大学

 私たち日本児童劇作の会は、60余年の間、学校において演劇教育の推進・啓発・研究を続けてきました。演劇は、多くの教育的要素を持っています。豊かな心を育み、身体と言葉の表現力を高めます。人間関係を作る力・人への思いやりや優しさを育てます。そして、思考力・論理性を自然な形で身につけます。そしてそれらは、学習意欲を高め、学力の向上につながり、生きる力の基盤になります。「劇は人を育てる」といいます。この3日間で、自ら体験し、多くの演劇的手法を理解し深めていきませんか。多くの方のご参加をお待ちしています。

期日 :平成22年8月5日(木)~7日(土)
会場 :成城学園初等学校 小田急線成城学園前駅下車徒歩15分(新宿より急行で15分)
    〒157-8522 東京都世田谷区祖師谷3-52-38
地図 :成城学園の案内
定員 :300名
参加費:10,000円  学生割引 5,000円
    ※3日間通しての参加を原則としますが、1日単位で参加される場合は1日あたり5,000円をいただきます。
振込先:みずほ銀行祖師谷支店
    普通預金1066965 
    口座名「日本児童劇作の会 演劇教育夏期大学」
    ※参加費の入金が確認されしだい、受付完了とさせていただきます。
     後日事務局より受理票をお送りいたします。
申し込み期限:8月4日(ホームページ上の場合。事務局への郵送受付は7月31日まで)
問い合わせ:kakidai@gekisaku.com

◆ 動きやすい服装でご参加ください。

2010-05-31

5/21 脚本研究会 活動報告

期日 :5月21日(土) 19:00〜
場 所 :成城学園初等学校
参 加者:岩崎・池田・橋本・保坂・小宮・木村・蓑田・山本茂

◆「私は糖分を訴えます」 保坂 弘之作
作者より:前回の余分三兄弟から糖分だけに絞って書いてみた。お知 恵をお借りしたい。

・加害者は糖分で被害を受けたのは子どもたち。未成年の場合には検察などが代わりに告訴していく。そ れが分からないと納めようがない。
・すなお君がどうなったかというのが描かれていない話として通って いかない。
・お母さんが原告という設定もある。被害者は子ども。お母さんは止 めるべき。
・裁判を使うと対立が明確になるのでわかりやすいというメリットはある。しかし、裁判劇にこだわり過 ぎると難しくなってしまう。裁判ごっこくらいで考えたほうがよいのではないか。
・事件は、「すなおさんに大変なことが起こった」と書いてあるが、その大変なことが書かれていない。 すなおの状態が描かれていて、その原因に糖分が描かれていく。
・科学的知識の紹介であれば難しいことを分かりやすく説明すればいいから問題ない。ここでは、見当は ずれの訴えを一つ一つつぶされていって結局お前が悪いとなるとドラマとなる。子どもは意外と責任の所在を他の検討はずれのものにしているということに焦点 を当てて、それが、だんだんつぶされていって、結局自分が悪いという落ちになると次元の高まりが出てくる。
・糖分を取り過ぎるとよくないというのはだれでも分かっていること。でもついつい取りすぎちゃうのは 何なのかというところを突き詰めていくといいかもしれない。
・結局悪いのは自分なのだが、糖分のせいにしてしまっているという 展開が面白いのでは。
・人間の今の風潮にある問題、人のせいにしてみたり、自分の過ちを認めなかったりするようなことをど こかで皮肉るような話にすると面白い。
・真面目に言えば言うほど観客から見たらおかしいと思えるような劇 を書くとよい。
・最近の作品は、人の心にグサッと入ってくるものが何もない。劇を書くということは今の社会に疑問を 持ち、それを自分ながらに考えてそのレポートが一つの作品になるようなものを期待したい。そういう子どもや社会の問題に敏感に目を向けながら取り上げる努 力をしていく必要がある。
・脚本を書くときに紙を縦に使って縦書きにすると、台詞が長くなっても気にならなくなってしまう。横 に使うともう少し台詞の長さに気を配るようになる。


◆「教室でできる劇活動の脚本」 蓑田
作者より:調布の中学校の授業でやる脚本を持ってきた。人それぞれこれやりたい、あれ やりたいというものを持ってやるものだし、興味があれば、こういう脚本みたいなものを考えてみようというのもまたいいもの。

「へんな天気予報」…言葉だけで展開していく。いろいろな天気予報をやって「だめだこりゃ」で終わ り。

「たいへんだー」…動きをどう作るかを意識して書いたもの。

「見える見える」…音声と身体表現の練習。

ここまでは導入段階。グループごとに劇をやっていていつも感じるのは、自分たちは何か思いつくが、見せると様にならない。ごちゃごちゃかたまってしまって。そこで動き の練習を最初にやってみたほうがいいのではと思い、その導入を考えてみた。
こういう活動 は、最初は「泥水」が出る。出切ってしまうと初めてきれいな水が出始める。ステップを刻んでいかないと、劇活動は泥水で終わってしまう。そこでステップを 考えてみた。

「へんな彫刻展覧会」…半脚本。教室でやるにはこの方がいい。最初 は、台詞が決まっていて後半を子どもたちが自分たちで考えていく。最後は「あー、くたびれた」でおしまい。

「豆つぶ太郎の冒険」…完全な脚本の形。見えない豆つぶ太郎を見え るように演じる。豆つぶ太郎が泥棒までもやっつけてしまうという話。

・平田オリザさんの対話の作品が中学校の教科書に載っていた。ただやればいいとように書いてあった。 どのようによくなっていくのか分からずやらないで済ませたことが多かった。子どもが伸びるという保証がなければ同じような考え方をする人が多いのではない か。何がいいのか。
→その教科書に載っているものはかなりレベルが高い。もっといろいろな会話をやっている中で自分で 作ることも入れていく。

・評価の問題もあった。面白ければいいのか?うまければいいのか?是非見てみたい。
→確かに難しいと思う。泥水をいかにクリアにしていこうかという努力が必要。

演じた内容や 演じたことを評価すると難しい。でも、やったこと自体が評価になる。

・何か声をかけてあげたくなる。→終わった後に何か言わないほうがいいと思う。
・やったことについてどうだったかということは聞くようにしている。
・有効であるかどうかがどこかで実感できないと広がらないのではないか。
・普段の教室での子どもの姿とは違う姿が出てくると面白い。全部がうまくいくわけではないが、心が開 けるかどうかが評価の一つの判断材料になる。
・実際のどのくらいの時間でやるのか?→分からない。実際にやってみる中で、調整していく。
・どんな脚本がよい半脚本なのかという判断をするには、何を目的にしていくのかが明らかにしていかな いと論じることができない。お互いのコミュニケーションができたり、楽しく演じることができたりすればいいというのが判断基準。
・こういう活動は子どもたちの発想の豊かさをねらっている。この活動が実生活、つまり学校生活に生き てくるかが大切。1時間の中でこの時間は私のクラスはこれをやろう、あの子をしゃべらせてやろうという目標があってもいいと思う。そのひとつの手法として このような劇活動を使ってもいいのではないか。相手がいて、その呼吸がコミュニケーション力を作っていくし、それが学級経営の基本となる。
・ゼミで話をするならば、書き方の話も必要。やはり、たくさん書いてきた人でなければ書けない。が、 それを言っていると難しいので、実践している人たちがミニ脚本を提出することがあってもいいと思う。


◆今年度の教養講座

・児童劇団でできるような長い脚本を作るための勉強会
  小川先生の脚本をもとに小川先生に来ていた だいて、話をしていただく。

2010-05-22

5/18 実践研究会活動報告

今年度最初の実践研究会。まずは雰囲気だけでも。

2010-05-17

夏期大実行委員会


「第58回演劇教育夏期大学」に向けた実行委員会の、第一回の打ち合わせが行われました。今年も充実した内容にしようと、活発に意見が飛び交いました。夏期大の詳細についてはここで順次お伝えしていきます。

2010-05-10

5/8 翠会活動報告

期日 :平成22年5月8日(土) 14:00〜
場所 :成城学園初等学校 小会議室
参加者:北島、岡、金平、川西、木村、久保、瀧川、土井、長谷川、蒔田、宗方、山本(留)、遠藤 計13名
 今年度最初の翠会は、13名が参加しました。

○ 相談 宗方さんより
 12月に行われる特別支援学級の発表会に向け、中学1〜3年生の11名で発表できる作品を作りたいというご相談でした。4名の3年生を中心とした卒業の思い出話や自分たちの成長がわかるようなお話にしたい、というところが出発点となり、話が進みました。
  • 一緒にお話を作っていく、という取り組みはどうか。
  • 投げかけによって子どもたちの興味を引き、コミュニケーションを深める。その中から一緒にやってみたいという想いをもたせたら良いのでは。
  • 子どもたちがやりたい役を聴き、そこからお話を作ってみては。
といったように、特別支援学級の生徒が積極的に取り組める作品を作るためのアイディアがたくさん出されました。今回の話を元に、次回以降でプロットを作って持ってくることになりました。

○人形劇脚本「もりのなかまたち」「みんななかよし」
 2本目は岡さんの人形劇脚本。特別支援学級の1〜6年生の児童11人で発表する人形劇の脚本と、昨年度上演した脚本を紹介していただきました。
  • 人形劇ならではの、人形だからこそなんでもできる点をどんどん活かしたい。
  • みんなで一緒に言うセリフがあると、子どもたちは活きてくる。
  • 幕切れを歌だけでなく、言葉のリズムで終わっては?
  • ひな壇を二重にして、人形だけでなく人間も出演したり、仮装大賞のようにしたら面白いのではないか。
といった意見がでました。

○人形劇脚本「赤神と黒神」土井さん
 東北地方に伝わる神話を元にした松谷みよ子原作のお話を、夏期大の「教師による劇上演」のために人形劇用の脚本に起こしています。
  • 赤神のキャラクターに対して黒神のキャラクターが見えない。
  • 「かわいい」という言葉の捉え方がいろいろある。女神が「かわいい」といって負けた赤神についていくのはどうか。
  • ナレーターを神様として登場させては。
  • 民話が大元なので、不条理な部分もあるが、その元を大切にしたい。
  • 寸を詰めて赤神と黒神の戦いや、地面が割れる場面を見せ場に持ってきたい。人形劇だからこそできる舞台を見せたい。
舞台の装置も含め、夏期大に向けていろいろお考えのご様子でした。夏期大の上演が楽しみです。

○相談 瀧川さん・遠藤
 瀧川さんと遠藤は、今年度5年生でペアを組んでいます。国本小学校では毎年3月に学芸会を行っています。5年生が最後の舞台ということもあり、ここにに向けて脚本を書こう、ということになったのでそのための相談をさせていただきました。両名とも初参加の翠会ということでどのように相談を持っていけばよいのか、すらわからない状況でしたが、実際いろいろなお話を聞きながら脚本を書くヒントを頂くことができました。なかでも脚本を書くには何でもいいのできっかけを見つけること。言いたいセリフや使いたい歌があったり、アイテムがあったり、伝えたいテーマがあったりと、まずはそこからスタートすることを学びました。その上で子どもたちの意見を取り入れたり、我々から子どもたちの見せたい姿を描いたりして肉付けをしていく。私たちは本当に脚本を書く最初のステップから学びたかったので、大変勉強になりました。最後に北島先生がおっしゃった「ショーとドラマは違う」ということも、これから脚本を書き舞台を想像していく上で大変参考になりました。
(文責:遠藤)

2010-04-26

定例会のお知らせ

5月の定例会を以下の通り開催いたします。

翠会     8(土) 14:00〜
実践研究会 18(火) 19:00〜
脚本研究会 21(金) 19:00〜

それぞれ成城学園初等学校にて行われます。たくさんのご参加、お待ちしております。

2010-04-13

総会のお知らせ

4月24日(土) 平成22年度の総会を開催いたします。

会場 成城学園初等学校 大会議室
時間 14:00~