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2010-09-27

9/17 脚本研究会 活動報告

脚本研究会 9月定例会報告
【日時・場所】9月17日(金) 7時〜  成城学園初等学校にて
【参加者】加藤、岩崎、関、橋本、芦澤、木村、池田、千野、保坂


『化けリンピック』

作:千野隆之
 4年生、76人。11月上演の学芸大会で発表。担任から動物ものにしてほしいという要望があった。苦しまぎれ。締め切りに合わせて創り上げた。10月から練習を開始する。

(あらすじ)化けることを競う『化けリンピック』が開催され、タヌキのポン太が優勝するが、それは採点ミスによるものだった。ポン太もそれに気がつくが、言い出すことができない。そんな中で、化け猫のミケやお化けたちが化けリンピックをつぶしにやってきた。化ける力を使ってお化けたちを退けたポン太に、化けリンピックの委員たちは、本当のことを告げる。


・何故審査員はポンタを優勝させたのか?何故ツネ子も納得したか?
 →ポンタのほうがうまく化けられたと感じていた。審査員は、わざとポンタの点数を低く発表した。ポンタの本当の実力を引き出すために化け猫に頼んだ。
・1人じゃなくて、もっと大勢で化けると面白くなる。ポンタチームのような。
・点数制は観ている観客はよく分からない。むしろ、お化けとの対決で化けっこ対決をした方がよいのでは?
・タヌキチームとキツネチームが勝負をしているところにお化けチームが登場して勝負するような展開のほうがいいのではないか。
・脚本を書く前に動きだけが先に浮かんで、書いてしまったようだが、その動きだけではよく分からない。化けることを競うだけでは意味がない。何が勝ちで何が負けかに焦点を当てるのはよくある。単に姿を変えるだけの「化ける」を扱うとわけのわからないものになってしまう。何に焦点をおくかがはっきりしないと作品にはならない。
・「動く化ける」と「動かない化ける」がある。最初のコンテストでは動かないものは不評だったが、後半の戦いでは動かない方が、効果があったなどの工夫がほしい。
・大人数の出る劇をつくらなければならないのは同情する。
・みんな表に出てという方向にあるが、裏方をやりたい子は裏方をやってもいいというのが、個性尊重だと思う。
・ポンタがいつも化けていたずらばかりして困る。審査員はわざと低い点数をつけて落としてしまう。その時ポンタはどうするのか?それを書いていくと面白い。
・コンテストをやっていたら、最後に正体のわからないものが出てきて、見事な化けっぷりの誰も知らないものが出てくる。あれは何だとみんなが不思議に思っているとそれは本物のお化けだったということで落ちでも一つの話になる。
・コール隊は途中でお化けの大集団に入ってもいい。
・化けるのは、布を使って後ろで入れ替わるでもいいし、みんなで一つのものをつくって化けたでもよい。布が上手から出てきて途中で入れ替わり、そのまま下手に下がるでも十分楽しい。
・題名が化けリンピックなので、点数にこだわってしまうが、勝負ではなく、ショーのようにするとよいのでは。



『缶入りコーンスープの最後の一粒がなくてイライラする』

作:加藤陸雄
 夏期大のための教員劇の台本を書いた。


(あらすじ)中学校修学旅行の2日目の夜。先生方は打ち合わせをしている。今日も何事もなく、過ぎたように思われたが、あきらが万引きしたという報告を聞き、先生方の態度は一変する。しかし、それは、あきらがグループを離れて、メル友の小学生に会いに行くための狂言だったということが分かる。

・中学校で退学というところまではいかないだろう。自宅謹慎程度。明日の自由行動なしとかでもよいのではないか。
・体力的な部分を盛り込んでもよいのでは?2日目なので、前日寝ていないので、うつらうつらするなど。
・何故、小学生の武にひかれたのか。→こういうことはありうる。人間関係の中で突っ張っているが、優しい面も持っている。
・小学生のほうが会いたいと言っていて、京都に行くというメールのやり取りもあったという設定がよいのではないか。
・お母さんはあきらのことは知らなかった設定だが、やり取りをやっているのを知っていてもいいのではないか。「ぴかちゅう」というハンドルネームくらい。
・情報モラル教育では、知らない人とメールのやり取りしているのはまずい。親が知っている必要がある。
・乾あきらのキャラクターははっきりとしない。
・前半の先生たちのやり取りの意味が分からない。
・先生のキャラクターも一般的で、あきらのほうにどういう風に向かっているのが分からない。
・再現シーンを出さないほうがいいのかも。
・母親が登場してもいいが、忘れ物を届けに来るくらいでもいいのかもしれない。
・神崎との芝居も面白い。
・神崎と付き合いだして、あきらも変わってきている。しかし、それまでのレッテルを貼られているので、周りの目は変わらないという設定でもよい。
・どの人物も正確に描かれていない。6,7人ものキャラクターをすべて出そうと思ったら難しい。一人か二人のキャラクターだけを完全に描き切ることによって、他のキャラクターを生かした方がよい。
・処分を決定したところから劇が始まってもよい。そうすれば、生徒を出さずに済む。
・劇の中でさまざまな情報が明らかになっていく。
・校長がいないことについて違和感がないか?
・ずっと同じ人がその場にいるが、時々いなくなっても面白い。
・校長が決定した事項をひとつひとつ覆していくのはどうか。
・会議ではなく、会議後の場面にした方が動きもあって面白い。


<次回の予定>
10月15日(金)7時~  成城学園初等学校にて
作品提出予定者:山本茂さん、川窪さん

(文責:池田)

2010-09-05

夏期大報告「第5分科会」

第5分科会 見えないものが見えてくる!「朗読劇実習」

担当:かめやま ゆたか(楽劇団いちょう座)山本 茂男  中村 俊英

参加者:一般11名 会員4名 担当3名 計18名

• プロのかめやま先生から学べる朗読劇の実習として、授業等で活かせる朗読劇を実習し、子どもに活かせる指導法を学びました。
・第1日目は、講談で自己紹介にはじまり、声を出し、表情で遊び、ボールを使ってイメージをつくる活動、ティッシュを使った身体表現、イメージあそび等、参加者のコミュニケーションをはかるゲームを盛りだくさんに行いました。そして、朗読劇の基本を学び、「キツネとカラス」や「ひるね」の作品を題材に、簡単な朗読劇を体験しました。

・第2日目は、2グループに分かれ、低学年向き「だってだってのおばあさん」、高学年向き「服を着たゾウ」の2作品を選び、発表に向けて、読み合わせから配役を相談し、練習を積んでいきました。途中、途中にかめやま先生からアドバイスをいただき、参加者のアイディアをふくらませながら完成させました。

・第3日目は、低学年分科会、人形劇分科会と共に交流し合い、大変有意義な発表会をもつことができました。

 参加者からは、「朗読劇がこんなにも身体を使えて表現でき、道具がなくても、演じる人、観る人、お互いの想像力を働かせることで、見えないものが見えてくるとは!」といった驚きの声がいくつも挙がり、発表を終えた達成感に包まれました。
 3日間ご指導をいただいた、かめやま先生に感謝申し上げます。そして、たくさん笑い、本気で演じ、語り合った参加者のみなさまとの出会いに、ご活躍に拍手です!本当にありがとうございました。
(文責 中村)