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2011-12-11

11/19 実践研究会 定例会報告

【期 日】平成23年11月19日(土)
【会 場】成城学園初等学校講堂・社会科教室
【参加者】一幡、加藤、金岡、木村、小宮、澤田、瀧川、武田、林、森(公)、
森(麻)、吉羽、遠藤 (計13名)

1、和太鼓実習「玉川太鼓」(加藤さん)
まずは和太鼓実習で汗を流しました。来年の夏期大に向けて「玉川太鼓」に励みますが、バチ捌きの難しいこと・・・まだまだ半分も進んでいません。動画もぜひご参考に・・・






2、わらべ唄実習(武田さん)

◆「やんやのいん」・・・岩手県遠野地方に伝わるじゃんけん遊び。
「いしまつ、たいまつ、はさみで、さんぼん・・・」と同じ物を出し、最後に「やんやのいん」でじゃんけん勝負。途中仕草を間違えても負けです。あいこの時は「いのういん(違納印)」といって繰り返します。
続いて親を決めて「いっつも いっぺえ やんやのいん・・・」と、親のかけ声に会わせてじゃんけんをします。親が「いしねぇっこ やんやのいん」といったら「グーなしじゃんけん」、「紙なしねぇっこ、はさみなしねえっこ」はそれぞれ「パーなし、チョキなし」でじゃんけんをします。出してはいけない手を出したり、勝負で負けた人が抜けていきます。
◆    「つるつる」
以前にもご紹介いただいた「つるつる」。「うまく元の輪にもどらない」という声もあり、改めて挑戦しました。ポイントはくぐったトンネルの数。ということで、一人ずつじっくり取り組んで確認したところ、捩れることもなくきれいに元の輪に戻りました!せっかくなのでその後我がクラス(6年)でチャレンジしたところ、子どもの方が柔軟?なのか、スムーズに元通りに。子どもたちも喜んで「つるつる」していました。
この活動を文章だけでお伝えするのは難しい・・・ということで、ご興味をお持ちの方はぜひ実践研に足をお運びください!

3、実践報告・1年生国語科での劇活動(澤田さん)
◆    作文を台本にして即興劇・・・『誰の作文かな?』
澤田さんが1年生の国語科で取り組んだ「作文」の単元で劇的手法を取り入れる活動を報告していただきました。9時間扱いの単元で、1〜8時間で作文の書き方について学んだ後、9時間目に「作文を台本化して即興劇を行う」という活動でした。多くの先生が、劇活動の時間や場所、さらには環境を確保するために苦心なさっている、澤田さんもそのことを課題として挙げていましたが、限られた時間と場所と環境の中で「やるしかない、なんでも挑戦する」と、取り組んだ活動報告でした。児童の作文を元に澤田さんが台本を作成(←前日の作文を台本におこすために夜中までかかったそうです。そのエネルギーに脱帽!)。グループで読み合わせた後、練習と発表、という流れを、実際の様子と共に報告して頂きました。

「発表がおわった後に子どもたち口から『また作文書きたい』という声が自然とあがった」ということで、それらの素直なつぶやきが、「作文を書く力」「作文の書き方」と直接結びつきはしなくても、「作文を書きたい」という想いを育むに十分な活動である実証していた、という意見がありました。
教科における劇活動は「他教科の目標達成のための方法論」でもあります。「劇活動を取り入れればこんなに楽しく、効果的に学ぶことができる」ということが広がれば、なかなか実施しにくい劇活も、実施しやすくなるでしょう。そのためにも、たくさんの方にお越しいただき、いろいろなアイディア、意見を交換したいです!

ということで、次回実践研は・・・12月16日(金)18:30〜
今年最後の実践研。多くの方のご参加、お待ちしております!
【文責:遠藤】

2011-11-16

10/15 実践研究会 定例会報告

【期日】平成23年10月15日(土)15:00~
【場所】成城学園初等学校
【参加者(敬称略)】 一幡・加藤(陸)・川窪・武田・蓑田・吉羽 [計6名]

「どうなってしまうんだ~実践研???」

秋晴れ爽やかな土曜日の昼下がり。成城駅より胸躍らせて講堂へ。なぜなら、本日より実践研は平日夜から土曜日午後へと移行した第1回目だからである。今までは木曜日の午後六時半にスタートしていたが、その時刻に人は集まらず、どうしたら皆が集まるか検討したところ、土曜日午後なら…となった経緯。暗く、なんだか寂しい夜の学園内を仕事終わりにトボトボ講堂・社会科室に向かっていたのが嘘のように情景も心も明るい。これは変更して幸先良い滑り出し!と思いきや…。
集合開始時刻の15:00.講堂内には武田先生お一人。目を閉じ、腕を組み、じっと待つ姿はなんと雄雄しいことか。その後、蓑田先生が到着し、3人で静かな講堂内でおしゃべりタイム。30分後、ようやく会議を終えた加藤陸雄さんが合流。この時の言葉「まさか…?これだけ?」
じっとしていても始まらない。せっかく来たからには太鼓を叩こう!叩いていればきっと仲間は現れる…そして…村一番の勇者のごとく現れたのは劇作実践研若手のホープ吉羽さんと一幡さん。この二人の登場は本当に嬉しかった…。感謝です!!
その後は加藤・川窪・吉羽・一幡で太鼓を叩く叩く!腕をクロスして叩き、回って叩く。まるで何かにぶつけるかのごとく…。
今回の実践研は人数とやる気の都合上、これにて終了。武田先生にせっかく用意していただいたわらべうたもこの人数では・・・と次回に。

このまま,この人数では厳しいのが現状。一体どうなってしまうんだ~実践研???

次回の実践研 11月19日(土)15:00~「わらべうた」「実践報告(澤田さん)」「和太鼓実習」を予定しています!!(あくまで予定ですので、急に変更になる場合もあります。ご了承下さい。)皆様の参加を心待ちにしています!
【文責:川窪】

2011-11-06

10/15 翠会 定例会報告

【日 時】10月15日(土)14:00~ 成城学園初等学校
【参加者】木村・久保・小林(幸)・土井・西脇・長谷川・山本(留)

①「英語劇・短い劇の条件は?」
英語劇の形の提案:長谷川 安佐子
★作者より…学習用や簡単な発表用、まとめのための劇の条件は?
  1. せりふが短い。
  2. 簡単な単語を使う。
  3. 同じせりふが数多く使われる。キーになる言葉や使い方がある。
  4. 設定が分かりやすい。有名な話でみんなが知っている。
  5. 挨拶や名前を言うなど、生活上の基本になる会話が含まれている。そういう場面を設定している。
  6. 人数が2人~6人位。ペアや班で使用できる。

☆参加者より
「大きなかぶ」
  • 英語の言葉ゲームをふくらませて書いてみるのもいいのでは。
  • 色々な国の外人さんが出てきて、「うんとこしょ、どっこいしょ!」などの掛け声の様々な国の言い方が出てくるのも楽しい。
  • かぶ役を人間がやってみるのも楽しい。
「迷い子の外人」
  • まず挨拶の言葉から入ると良い。
  • その場歩きで、様々な商店の登場人物が動いて登場も良いのでは。
  • おじさんは下手、異なるものの外人さんの登場は上手から。
  • 登場人物が子どもでも楽しい。
  • ネイティブの発音を耳で聞いて、台詞をカタカナ言葉にする方が、実際の発音に近い形になる。
②「いやだいやだの王女様」
2・3年用の脚本:土井 彩子
★あらすじ…王女様のわがままを直そうと、大臣たちが相談する。王女様のきらいな食事を作った、料理人をろうやに入れてしまう。王女様に課題を出す、家庭教師や楽団員も次々とろうやにいれてしまう。そして王女様の周りにはでれもいなくなってしまう。困った王女様が家来たちにろうやから出てくるように命令するが、わがままをいう王女様のためには出て行きたくないと言い出す。大臣のアドバイスで、わがままをやめるので出てきてくれるように頼み、みんなで楽しく歌って踊って終わる。

★作者より…なんでもいやだと言うわがままな女の子がいたら、面白い話が書けないかと思って書きました。

☆参加者より
  • 大臣や家来の格付けがどれも同じ位のように見えてしまうので、もっと上下関係をはっきりさせる方が良い。
  • もっと王女のわがままぶりや理不尽さを、デフォルメして表現するといいように思う。
  • 王女の言葉使いは美しくあってほしい。
  • 王女の性格をもっとはっきりさせると良い。「いやだ」という理由が、負けずぎらいなのか、ただの我儘なのか、努力をしない怠け者なのか、美しい自分でなければ許せないナルシストなのかを設定すると良い。
  • 牢屋の中で家来たちが盛り上がってしまって、王女様が仲間に入れてほしくなるのはどうか。
  • 王女の成長のために、わざと大臣たちが仕組んだことを最後にはっきり出した方が良い。
  • 王女を育てるために、あえて課題を家来たちが仕組んだとすると、温かい話になるのではないか。
③「トマトのきもち」
2年生学習発表会用脚本:小林 幸子・学年の先生方

★作者より…学年合同で4クラス(145人)が出る劇を、3回公演で行うことになった。そこで、生活科の学習内容と、国語科の言葉遊びを盛り込んだ、1回50人出演するトリプルキャストの脚本を、学年の先生方と協力して考えた。

☆参加者より
  • 場面転換の時の出演児童の出入りなどを、しっかりト書きで書きこむようにしないと舞台の動きが見えてこない。
  • 学習発表会で劇をするねらいはどこにあるか。
  • トマトを育てることで、主役の太陽のようにトマトが好きになった子が多い。自分で作るなかで、トマトの気持ちを考える事がメインではないか。
  • そうであれば、舞台でトマトを「まずい」まで言わせなくて良いのでは。
  • 言葉遊びをストーリーから外して、劇の後にリズム遊びとして発表する方が演じやすく観やすくなる。
  • トマトと子どもたちだけの話にしても良い。→これからの変更が可能なら。
  • その他大勢の子たちが、途中で「チャイムの音」とか「次の日」など、全員で声を出す場面を用意するといい。
  • トマトも増やしてコール隊をつくる。
 ☆次回翠会は12/10 14:00〜 成城学園初等学校です。
【文責:西脇】

事務局便り:冬季セミナーのお知らせ

テーマ「演劇教育を考える」
○日時  平成24年1月7日(土)~8日(日)
○会場  割烹旅館「山晴」(小田急多摩センター)
○内容

7日(土)  9:30 集合・受付
10:00 開会
10:00~17:00 講演とワークショップ
18:00~20:00 新年懇親会
8日(日)  9:00~11:00 ワークショップ・ディスカッション         
11:30            解散予定

劇作の会の考える『演劇教育』について、共に考えていきたいと思います。詳しくは、11月上旬に発送予定の「冬季セミナーのご案内」をお読みください。多くの皆様のご参加をお待ちしています。なお、「冬季セミナーのご案内」と共に、出欠確認のはがきを同封します。出欠席にかかわらず、必ず返信いただけます様、よろしくお願いいたします。
【芦澤】

2011-10-03

事務局だより

 9月30日に、夏期大反省会を行いました。たくさんの方から、様々な意見がだされました。ご協力、ありがとうございました。これらのご意見を参考に、今年度中に、事務局を中心に、拡大運営委員会、常任委員会で検討をしていきたいと思います。今年度中には、来年度の方向を決定していく予定です。
来年度の日程については、8月5日(日)・6日(月)・7日(火)に決定しました。どうぞスケジュールをあけて置いてください。

<冬季セミナーについて>
総会の際、資料6ページには韓国にて行う予定を載せていましたが、諸事情により今年度は残念ながら見送ることになりました。つきましては、場所は都内、日程は、1月7日(土)~8日(日)、一泊でセミナーを行う予定です。ご予定ください。

2011-09-10

【第59回夏期大】第4分科会 人形を使った劇活動

担当者 岡信行 土井彩子

   今年は、靴下1足で、顔だけでなく、体も手足もある人形の全身が出来てしまう!そんな究極の?靴下人形作りに挑戦しました。 


ご覧ください。このユニークな人形たちを!

2日目はこの人形たちに命を吹き込み、夏休み明けの教室デビューを目指して、まずは、腹話術の発声練習から始めました。

そして、自己紹介から始まり、人形との会話や、人形同士の会話を楽しみ、最後は、二つのグループに分かれて、人形劇作りに挑戦!

NHKの子供番組からオファーが来てもおかしくない?素敵な人形劇が出来上がりました。みなさんにも見ていただきたかったです!

参加者からは、「大・大・大満足でした。立派でかわいい人形が仕上がり、具体的な動かし方も勉強できて本当に良かったです。」「系統的にコツを教えてもらえ、自分の良いところを発見できる気がして、実りが多かった」「人形を作るところから、劇を仕上げるところまで学ぶことが出来て、有意義でした。」といった感想が寄せられました。

【文責:岡 信行】

2011-09-07

【第59回夏期大】第3分科会 脚本を使った劇の上演活動(4〜6年生)

担当者:加藤 陸雄,川窪 章資,藤本 博子

タイトル『目から鱗の逆算演出法』
使用脚本『消えた少年』作:加藤 陸雄


<1日目>
オープニング ゲーム
実習1「キーワードを探せ!」
実習2「読み合わせからキャスティング」
頭を立てる,聞きやすい発音修正
実習3「半立ち稽古(逆回しシーン)」
感想交流

<2日目>
オープニング ゲーム
実習4「逆算演出法の説明と実習」
1、ゾーン移動 2、キーワード強調 3、正面を向く必然性
昼食 「児童上演DVD鑑賞」
実習5「群衆処理」
1、呪いの壁 2、ナアの魔法 3、視線ビーム 4、怒って△笑って◯
5、賛成近寄り,反対離れる (6、不可思議な登場の仕方)

まとめ「上演までの教師の仕事」説明
交流会練習→第2分科会と交流会
感想交流

<参加者の声>
★初めて参加し,パワーをもらえた。指導者と児童の両立場を経験できた。
★自分が実際に演じる事で,子ども達の気持ちがとてもよく分かった。
★具体的な指導法・演出法を丁寧に教えてもらい,貴重な学びの場になった。
★新しい自分が発見でき,自分を開放できた。
★日常的に学級に取り入れていきたい。
★指導のポイントが分かりやすく,今年の学芸会ですぐに使っていきたい。
★数々の楽しいゲームも教室ですぐに実践させていただきます。
★劇の演出方法で再確認・新発見のものがあり,具体的でよく分かった。
★長年の実践経験からの演出論を惜し気もなく出してくれて懐が深く広い分科会だった。
 それからとても笑えた会でした!
(文責:川窪)

2011-08-31

【第59回夏期大】第2分科会「脚本を使った劇の上演活動(1~3年生)」

担当者:野口祐之 保坂弘之 千野隆之

子どもの主体性を生かし、意欲あふれる表現を引き出す劇活動
表現あそびを積み重ねながら創っていく劇指導の方法

○主な流れ
<1日目>
1.出会いと仲間作りのゲーム…「握手ゲーム」「からだで自己紹介」をしました。雰囲気がほぐれていきました。
2.見立て遊び…布をいろいろなものに見立てて遊びました。
3.遊びを積み重ねて劇を創る①…様々な場面設定で劇遊びをしました。次に脚本「なんだこれ」を読み、劇遊びがどのように脚本と関連していたのかを確認しました。
<2日目>
1.心とからだをほぐすゲーム・歌の練習…「宇宙人ゲーム」「インパルス」「ハイタッチ」「握手で空中ブランコ」をしました。  
2.日常の劇活動の紹介…劇遊びや学年劇など清明学園での実践を紹介しました。
3.遊びを積み重ねて劇を創る②…二つのグループに分かれ、場面ごとに劇をつくり、見せ合いました。
4.発表に向けての準備…配役を決め、上演に向けて練習しました。
5.第3分科会との交流…劇を始めから終わりまで上演しました。また第3分科会の劇の一部を見せてもらいました。

○参加者の声
・流れがつながっていて分かりやすいプログラムになっている。今やっていることがこの活動や脚本の部分につながっている、など… 
・劇は役割を決めるところからという考えを持っていた事を反省しました。まずは劇の中のどこで遊ばせたいかというのを自分なりによく考えたいと思います。
・二つのグループに分かれてお互いに見合うことで、演技が練り上げられ良いものになることが実際に演じる中でよくわかりました。子どものアイデアを演技にどう生かしていくかも体験的に学べました。
【文責:千野隆之】

2011-08-10

【第59回夏期大】第1分科会「学級づくりのための劇あそび・劇活動」

<第1日目>

〜三つの「愛(あい)」へのお誘い〜
1.出会い
・ジャンケンチャンピオン
・人間知恵の輪
・メイクライン
・○○が好きな人
2.伝え合い
・人間機械
・仲間集め(ジェスチャーバージョン)
・シャッターチャンス
・シャッターチャンス2
・「その後どうなった??」
3.深め合い
・ジェスチャーしりとり
・一文字劇場
・昔話「実はこうだった」
4.フリートーキング

<2日目>
1.わらべ歌実習
2.学習に活かす劇活動
・重ね言葉劇場
・慣用句を使って
・俳句、短歌を使って
3.絵本を使って遊んでみよう
・「あおいふうせん」
・「よかったねネッドくん」
・「しりとりあいうえお」
・「もけらもけら」
・「うえへまいりまーす」
4.ミニテキストを使った実習
・3分間劇場
・講話 「世界の教育と劇的表現活動」



【参加者の声】
・楽しくためになることが満載で充実した時間を過ごせました。
・教室の中で子どもたちとできる遊びがたくさん学べてよかった。
・同じ気持ちをもっている先生方と、学び合えるのがとても楽しかった。
・クラスでやってみたいと思うゲームをたくさん知ることができて
よかったです。
・クラス作りにすぐに役立つ内容でとても勉強になりました。
・もっと遊びたかったくらい楽しかったです。
(文責:池田)

2011-07-30

第59回演劇教育夏期大学  申し込み締切近づいています!!

現在、140名の参加申し込みとなりました。(日本児童劇作の会の会員を含む)
「参加しようか、どうしようか・・・」
と迷われている方がいらっしゃいましたら、1日でも、気軽にお申し込みください。

*締め切り*
7月30日(土)郵送による申し込み

8月3日(水)ホームページからの申し込み

※但し、8月1日以降に申し込まれた方には、受理票・地図等の発送が間に合わない場合があります。その際は、会場となります成城学園高等学校、初等学校のホームページ等で場所をご確認の上、ご来場ください。よろしくお願いいたします。

その他、お問い合わせは kakidai@gekisaku.com まで。

「今、ここでの、出会いと学び」のある、2日間を、参加者のみなさんと共に、創っていきたいと思います。多くの皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げております。

日本児童劇作の会 事務局長 小宮民子

2011-07-24

夏期大学に関するお知らせ

1、野村萬斎氏による講演の演題が決まりました。
演題「狂言から発想すること」

2、第59回演劇教育夏期大学参加申し込み者の方へ
 7月23日迄に申し込みをされた方には、受理票を送付致しました。(会員の方以外)受理票に追加訂正がありました。持ち物の中に「上履き」(室内履きで動きやすいもの)を追加して下さい。

3、第59回演劇教育夏期大学参加申し込み状況
(7月23日現在。会員と担当者も含む)
第1分科会 26名
第2分科会 16名
第3分科会 15名
第4分科会   7名
第5分科会 11名
第6分科会 10名
第7分科会 18名
合計   103名 

夏期大学まであと10日となりました。お会いできるのを楽しみにしております。

 

6/30 実践研究会 定例会報告

【日 時】6月30日(木)18:30~
【場 所】成城学園初等学校 講堂&社会科室
【参加者】一幡、押田、遠藤、加藤、川窪、河原、木村、瀧川、武田、田中、西脇、野口、保坂、蓑田、森公、安川、吉羽(計17名)

1、和太鼓実習(加藤)
18:30ぎりぎりに成城学園の講堂に着くと中から荘厳な響きが聞こえてきました。中に入ってみると舞台上で加藤さんが大太鼓を独奏中。およそ20分叩き続ける姿を見て「太鼓には体力が必須」と改めて認識しました。
その後集まってきた人たちで加藤先生がオリジナルで作ったという「昇竜太鼓」にチャレンジ。3組の掛け合わせが面白い曲でした。
【文責:遠藤】

2、年間実践計画確認(加藤)
前回は人数が少なく、何もできなかったとうことなので、今回はみんなで今年の活動を確認しました。新指導要領になったことを受け、もう一度教科の中でどんな実践活動ができるか、が論点です。

【国語】
・物語の動作化(登場人物の心情に迫る手立て、音頭劇など)
・説明文の理解
・詩の立体化
・言語活動の中で

【社会科】
・歴史的事象の動作化(なぜ大仏は作られたか、を劇にして予想など)
・働く人々の劇化

【理科】
・光合成など図を動いてわかりやすく

【算数】
・劇化できそうなものは何か?考える
・算数ゲーム(導入)

などなど、多くに意見と実践が飛び出した。整頓していく意味はある。

「参加者の今年の目標」

河原・・・算数ゲーム10個
田中・・・児童へのフィードバックの仕方
瀧川・・・道徳・家庭科の中で
吉羽・・・国語、地の分を劇化
西脇・・・道徳の中で
遠藤・・・国語、狂言
森・・・・国語、お手紙を音読劇で、生活科の中で
一幡・・・体験活動後の報告を劇化
川窪・・・国語、言語領域の中で、英語
加藤・・・国語、動作化、詩の領域の中で


3、実習(蓑田)
「カレーかラーメンか」3分間劇場
よっちゃんの誕生祝いのお昼ご飯にお母さんがカレーかラーメンを出してくれる。子どもたちは口論の末、カレー組は一人に、泣きそうに追いつめられたとき「スーパーの袋のだからどちらでもいいって」の一言でオチ。という短い話を2チームにわかれて、実習。A・Bともに個性を生かした子どもたちを演じる。しかし、Aチームは、流れをあらかじめ決め、孤立する様子をリアルさと笑いを入れてうまく演じた。一方、Bチームは、役割だけ決めて、その場のアドリブで流れを決めた。メンバーによって、アイデア、流れ、演出が違うという面白さを体験した。やはり大人数での実習はおもしろい

4、わらべうた(武田)
①「ねことねずみ」 みんなで手をつなぎ、輪になり、その間をネコがネズミを追いかけるつかまえ鬼遊びである。スタート合図の歌の掛け合いで気分が高まり、殺気立ったネコがネズミを追い掛け回す姿に興奮。手をつないでいるみんなは、ネズミがうまく逃げられるように猫を妨害するのもミゾ。芸者遊び的な趣もあり、楽しめました。
②「ねんねんねやま」 信州地方の子守歌である。ゆったりと歌い、心を鎮める。動きが多いゲームと対照的だが、こういう静の活動も子どもたちには必要だと感じた。 
③「せっせっせのよいよいよい」 武田先生のアレンジ力に脱帽。従来の二人でする手遊びとはちがい、みんなで手をつなぎ、輪になる。それぞれ自分に番号を付ける。「せっせっせのよいよいよい」の掛け声の後、手を離し、ひざ、手の順にたたく。次に、握った手の指を右、左と突出す。番号「1」の人が「1」「5」のように自分の番号を言った後、誰かの番号を言う。番号「5」の人は、「5」「8」と誰かの番号を言う。その繰り返しで動きとコールを繰り返し、間違えたら抜けるサバイバルゲームである。これが予想以上の盛り上がりを見せる。いい大人の真剣勝負、笑える。誰もが「クラスの子供に使えるかな」なんて思ってはおらず、自分が熱中して楽しんでいる。これがいいゲームの手本である。わらべうたのよさの一つに「手をつなぐ」良さがある。あたたかくて、はずかしくて、でも心地よくて。最近手をつないでますか。

《次回予告》次回の実践研究会は、9月22日(木)18:30~です。内容は、「わらべうた」「実践報告」「クラスの人間関係をはぐぐむ劇活動」「和太鼓実習」を予定しています。前回の通信での陸さんのメッセージを受け、自分も含めたくさんの参加者が来てくださった。実践研は人数が多いほどおもしろいし、理解が深まる。忙しい今だからこそ、子どもたちと先生が笑顔になれる教育活動が必要だ。ぜひご参加ください。
【文責 森公洋】

2011-06-14

5/19 実践研究会 定例会報告

【日時・場所】平成23年5月19日(木)18:30〜成城学園初等学校

【参加者(敬称略)】 木村・蓑田・武田・林・川窪・加藤 

実践研究会は平成23年度の重点研究課題を「授業に活かす劇活動」と定め、この5月から研究スタートの予定であった。会の持ち方も

1、和太鼓実習−加藤が集まってきた参加者の個々のレベルに応じた指導を行う
2、重点研究−「授業に活かす劇活動」の実践報告とその検討会。
3、持ち込みネタ−実践するための悩みや実践予定の指導案の検討など
4、わらべ唄実習−最後にみんなでわらべ唄をうたって閉会

という形に変更した。

しかし実際は・・・・参加者はたった6名。しかも古顔ばかり。

「いまさらこの6人で・・・」

蓑田先生からは学級経営で使える劇活動の小ネタ集をいただいたのに・・・。
林さんもネタを持ってきてくれたのに・・・。
武田先生もわらべ唄の準備をしてきてくれたのに・・・。
6人とも忙しい中をやりくりして集まったのに・・・。

「どうします?」
「定例会の曜日(木曜日)が悪いんじゃないの」
「もうこの実践研究の使命は終わった、ということ?」
「とにかくこれじゃあ話にならないよね」
 「630日の定例会の様子で今後を検討しましょう」

ということで5月の定例会はむなしく終了しました。

実践研究会は、存続の危機であります! 
【文:加藤】

2011-05-29

5/13 脚本研究会 定例会報告

【日 時】平成23年5月13日(土)19:00〜21:00  
【会 場】成城学園初等学校 小会議室
【参加者】池田、加藤、木村、久保、橋本、保坂、山本、百合岡 (計8名)
  
1、『動物会議』
作:池田 靖


【あらすじ】
 クマやオオカミ、ライオンなど動物たちが円くなって会議をしている。人間たちにマスコット扱いされることに憤りを感じるクマたちが、「俺たちの誇りと威厳を取り戻すんだ!」と立ち上がるが・・・

<作者より>
○10年以上前に書いた初めての作品を直したもの。上演はされていない。
○一人の女の子がテディベアを抱えて遊んでいる様子と、クマが村に出てきて撃ち殺されたという報道と、その二つの像が結ばれ面白い作品が書けるのではないかと考えた。


・この会議は何のための会議?その結論は?
→会議のテーマは「動物たちの威厳をもっと示すにはどうしたらいいのか?」、結論は「もっと人間と動物は仲良くしよう」ということ。
・動物の中での対立構造がはっきりした方がよい。例えば、人間にちやほやされてペッ
ト化されている派と、猛獣は強くあるべきだという派と。
・クマの葛藤と価値観の変化をより深めて描くとドラマになる。クマを主人公にして、人間が大嫌いだったのが、それが変わるほどの事件が起きる・・・というように。
・実際にクマで困っている現実があるので、「威厳がない」という設定はリアルではない。それよりも、棲み分けがうまくできないことへの迷いの方があるのではないか。
・メルヘンとしての面白さがある。「猛獣狩り」のゲームを動物たちがやってみて、クマが「こんなチャラチャラしたゲームを作るなんて」と怒り出すシーンなど笑える。
・動物が飼いならされることの是非を真面目に問うのではなく、動物を借りた人間ドラマとして軽いタッチで描くと面白いのでは。硬派なはずのクマがことごとく思い通りにいかず格好つかないとか、アウトローなオオカミとか・・・。
・会議のシーンでは、話し合いだけでなく再現シーンを入れるとよい。
・着ぐるみではなく、象徴的に演じる方がよい。
・小学生が遊び感覚でやっても面白いかもしれないが、中学生か大人向きにするのがよいのでは。
・舞台設定をしっかりと決めて、じっくりと熟成させるとよい作品になるだろう。


2、プロット相談
久保 由美子 

<あらすじ>小学四年生のサッカー少年「誠」が主人公。練習熱心だが、人付き合いが苦手なところがあり、チームの一部のメンバーたちは誠を快く思っていない。合宿の最終日にお楽しみ会をやることになったが、うまく意見がまとまらず・・・。

<作者より>
○サッカー日本代表キャプテン・長谷部誠選手の本からヒントを得た。周囲の状況に左右されずに自分自身が心を整えて立ち向かっていく、という思いを描きたかった。
○サッカーを舞台上で演じるのは難しいかもしれないので、動物を主人公にし活動も人間らしくない変わったものにするのもよいかと考えている。

・誠の家族が病気という設定はありきたり。誠が「真面目にやっているのにうまくいかない」ということに焦点を当て、指導者には評価されキャプテンに任命されるが、仲間同士では「なんであいつがキャプテンなのか?」と思われてしまう、そのギャップをドラマにするとよいのでは。スポーツものではそれもありがちだが・・・。
・あまりうまくいかないけど努力する子というのはいるが、その子自身は意外と気にしておらず、まわりがやきもきするパターンが多い。
・お楽しみ会の場面からで充分ストーリーができる。自分の苦手なことを皆にさらすには相応の理由がいる。チームの雰囲気が悪くなったのを立て直すために、誠が自らの弱点をさらし、周囲も少しずつ自分を出すようになる・・・という展開にするか。
・スポーツの場面をそのまま描くのは難しい。ベンチの中の様子で試合の様子を描く手法もある。(ダッグアウト)
・海外で活躍する一流のスポーツ選手は、その国の言語をすぐ取り込むとともに、自分から仲間に入っていこうとする姿勢、自分を隠さず真摯に取り組もうとする姿勢を共通してもっているように思う。
・「こういう状態の子」に「こうなってほしい」という作者(教師)の願いから作品がはじまっているように感じるが、あまりそれを前面に出してしまうと空論じみてしまう。誠のように一時間前に練習に来てストレッチをすることが本当に「良い」ことなのか?それに対して文句を言う子たちは「悪い」のか?作者がはじめから善悪を分けてしまうのではなく、それぞれの人物に言い分があるという立場で描かないと面白くならない。「願い」ではなく、気になる「事実」や「エピソード」からドラマが始まるようにしたい。
・動物や宇宙人ではなく、ぜひ久保さんには人間ドラマを描いてほしい!


◆運動会シーズンということもあってか参加者は少なめでしたが、活気ある充実した会となりました。発表された池田さん、久保さん、お疲れ様でした。次回のゼミは6月17日(金)19:00〜「斎田賞受賞作品より学ぶ」特別勉強会 です。
皆さんの参加をお待ちしています!
【文責:百合岡】

2011-04-11

お知らせ

 4月12日(火)に予定されていた実践研究会は都合により中止となりました。次回5月の予定につきましては、正式に決まり次第お知らせいたします。

2011-02-28

2/15 実践研究会 定例会報告

【期日】2月15日(火)18:30〜
【会場】成城学園初等学校
【参加者(敬称略)】 遠藤・加藤・木村・澤田・瀧川・野口・蓑田(7名)

 今回は皆さんお忙しいからでしょう、19時を過ぎても集まったのは7人。少ない人数での定例会になりました。しかし、いつもながら明日につながる活動になったことに、かわりはありません。学芸会シーズンということもあり、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。

1、実践報告  野口 祐之先生
「演劇クラブ・ダンスクラブ合同公演『コスモレンジャーゴー!ゴゴー!』」


 まずは、私学半日研修会で上演された『コスモレンジャーゴー!ゴゴー!』の実践報告をしていただきました。演劇クラブ6人、ダンスクラブ11人で作り上げた劇をビデオで上映していただき、その後、練習での苦労話、工夫点等を話していただきました。
 今回の劇に関して、野口先生が工夫したことは、「子どもたちの良いところを見出し、認めて褒めていくこと」。これを心がけたことで、子どもたちは、意欲的になり、教師も明るく前向きな気持ちになり、双方が楽しく劇にのぞむことが出来たそうです。
  苦労した点は、「全員がそろう時間を作ることが難しかったこと」「スタッフ制度が学校行事のように確立していなかったこと」など、学校全体で取り組むこと でないからこそ出てくる悩みが挙げられました。しかし、この点に関しては、冬休み中に時間を二日間作ることによって、解決したそうです。冬休みを利用した ことで、劇だけにしっかりと集中できたことや多学年の子どもの交流がより密になるという利点も得ることが出来たそうです。
 また、ダンスクラブの先生も野口先生同様子どもを褒めてのばしたいという気持ちを共通にもっていたので、指導においては明るい雰囲気でできたとのことでした。

  実践報告に対して、「既存の台本を使うのではなく、少ない人数にしかできない台本を用意する。」「種類の異なるダンスを劇でつなぐ。」など「クラブでしか 出来ないことをやることに意味がある。」という意見が出ました。また、野口先生が劇練習のときに常に出している「劇通信」に対して、子どもたちが何をやっ ているのか分かりやすくて良いという意見もたくさん出ました。保護者にとっても、うれしいですよね。
 本番当日は、子どもたちはみんな自信とやる気を出して、輝いていたとのことでした。いろいろ輝く場所があるって、素晴らしいです。

2、実践報告 澤田麻美子先生
「学習発表会3年総合『ライス イズ ワンダフル』」

 次の実践報告は、クラブ講演とは、うってかわって96人の児童をみんな平等に出演させ、しかも20分以内に必ず終わらせなければいけないという厳しい制約の中で行われた発表。通常は、動きの少ないプレゼン発表になりがちなものを何とか変えようと試みたそうです。しかし、三クラスを合同で練習させる時間と場所が制約されていることや、児童の調べた内容が多岐に渡るためそれを集約しなければいけなかったこと等多くの問題があったそうです。
 「動きとしては、面白く観客を飽きさせない工夫がたくさん施されていたが、内容が多すぎる」「子どもが調べたことをまとめただけでは、劇にしない方が分かりやすい」等厳しい意見も出ました。しかし、「だからといってここでただの発表にしてしまっては、「劇」そのものがなくなってしまうので、何とか劇を残す工夫をしてほしい」という意見が多かったです。
「ストーリー仕立てにして、起承転結を作り、その中で出題するクイズ等を、子どもたちに考えさせる。」という意見が解決策として出されました。厳しい制約の中で学校劇を作り上げる工夫は、今後の私たちの課題になっていきそうです。

次回の実践研究会は3/26(土)年間予定では「実践ツアー」となっております。詳細については判り次第、ホームページでお知らせいたします。


【文責:瀧川】

2011-02-13

2/5 翠会 定例会報告

【日 時】平成23年2月5日(土)14:00〜17:00
【会 場】成城学園初等学校 小会議室
【参加者】北島、木村、久保、土井、長谷川、蒔田、山本(留)、百合岡 (計8名)

①斎田先生の作品紹介『ママの口紅』
○中学生向き。昭和28年頃に発表されたもので、斎田先生の作品としてはちょっと珍しいもの。戦争未亡人とその息子・娘の話。
・時代背景をまず理解しなければ。間借り・押し売り・戦争未亡人・傷痍軍人・・・など今の生活からはなかなか想像しにくく、今の中学生には分かりにくいだろう。
・玄一を置いてきたのはご飯を食べさせられないから?りえ子に高い月謝でピアノを習わせるのは昔の自分のような贅沢な暮らしをさせたいから?母の経済状況がよく分からない。
・玄一と母・りえ子とはどのくらいの頻度で会っているのだろうか。母と苦しい生活を送っているはずのりえ子は屈託がなさすぎるのでは?玄一も自分の思いをしゃべりすぎているような印象。
・離れ離れになった親子が久しぶりに再会した時に、既にそれぞれの生活ができてしまっていてうまく噛み合わない・・・という点で現代にも通じるテーマがある。
・「口紅」は何を象徴しているのか?劇中で二回も口紅をつけるシーンがある。
・昭和23〜30年頃は住宅問題が深刻だった。アパートを借りようと思っても借りられず、一軒家の女中部屋を借りたりしていた。女の人が口紅をつけるのは日常的ではなかった時代。ここでの「口紅」は、日頃の鬱憤を晴らし、自分自身を解放しようとする象徴か、また男に頼らず一人で生きている気概みたいなものの象徴なのでは。
・戦後、上野の地下道には戦争遺児の浮浪児がいっぱいいた。外食券制度、お米の通帳・・・お米が自由に手に入らない時代。宿泊行事にお米を持参したりした。
・私たちには書けない時代背景の作品。戦争の時代の話をもっと伝え合う必要性を感じる。
・実際に戦争に行った人はなかなか話したがらない。刷り込み、教育の恐ろしさを戦争体験者は知っている。小さいころに叩き込まれたことはよほどのことがない限り変わらない。

②中学生クラブ用脚本『静かの森で』
作:山本留実 (○と→は作者から)
○戦争によって森の静けさが破られ、普通にあったはずのものたちが消えていく。ここで登場する妖精は自然の代表者。でも、たとえ消えてしまっても、同じことが繰り返されても、また再生されていくのだという希望も描きたかった。平和というものを意識して書いた。
○ヘリコプターの大編隊が通る緊急事態のシーンは、作者の実体験によるもの。何十台というヘリコプターが突然すごい大音量で通り過ぎ、戦争か!?と思った。その体験がこの作品を書くきっかけになった。
・前半の遊びの部分が長すぎる印象。また、最後が戦争というのがやや唐突な印象。妖精にとって自分たちの生活を脅かすのは人間の戦争でなくてもよいのでは。
・この劇を演じる子供たちとそれを見る観客に、自分の描きたい世界を分かるように伝えようとして描いているか?分からなくていいと思ってはいないか?
→脚本にしては伝わらない部分が多いが、舞台としては感じ、伝えられていると思っている。中学生と一緒に考えながら作っている部分もある。台詞はきっかけであり、演じる人に預けている部分も多い。
・脚本に書かれていない部分の物語の背景などが多いので、他の人がこの脚本を扱おうと思っても難しい。ト書きなどでもっと説明する必要がある。
・脚本と台本の違いでもある。これは台本であり、脚本として読めるものにつくっていく必要がある。現実的にこの台本の中だけでは読み取れきれない。舞台を観るとわかるのだが…。留実さんが描こうとする世界をより普遍化する方法はないのか? 
・この脚本を子どもたちにやらせるよさは何か。まずは子どもに分かるように書かなければ。
→子どもに対しては一緒につくっていこうという意識でやっている。「妖精ものをやりたい」「妖精ってどんなイメージ?」「この子だったらどう言うか?」などといろいろ意見を出させ、形にしていく。だから、子どもたちは理解しているし、舞台としても伝わるものになっている。ただ、観る人の年代によって受け止め方の違いはある。
・キャラクターの設定がアニメ世代の雰囲気。その年代の子たちには分かりやすいだろう。
・作家の方向性というものもある。万人に理解してほしいと思って書く人とある年代にターゲットを絞って書く人とで書き方は違って当然。これは文化祭上演を目標にしているもの。

③クラブ練習用台本
『落し物』『どっちにするの』『バレンタイン』

作:土井彩子
○クラブ活動の合間のちょっとした時間にやるもの。発表会が終わった後や、ある学年だけでやる時など、計画外の時間に扱えるものがほしいと思ったので書いてみた。
・『どっちにするの』…「お楽しみ会で何をやるか?」意見が対立する男子と女子に、どっちにもいい顔をしてしまう男の子のストーリー。脚本としてふくらませると面白くなりそう。追い詰められた子はどうするか?当日欠席?折衷案を出す?まったく自信がなくて自分の意見を言えない子が変わっていくという話にするか。「明日学級会でどうしよう?」と追い詰められるところからストーリーを始めるか?
・子供たちに考えさせれば面白いアイデアが出るのでは。学級会の投票の仕方(みんなの前で挙手?無記名投票?)によっても変わるかも。
・台本があった方がいいのか?『落し物』では、「さいふが落ちている」というシチュエーションだけ設定して、即興でさせてみたらどうか。
・慣れていない子どもたちにとっては、初めは台本があった方がやりやすいのではないか。限られた回数で継続した活動ができていない中で、また自分の考えをなかなか述べられない子どもたちにとっては、即興で物語をつくるのは難しい。
・半分くらいの台本にしたり、シチュエーションや登場人物だけを設定しては?
・クラブの合間の時間の活動として、立ち止まる、振り返る、など身体を使った遊びをすると練習になる。

【次回】3月の翠会はありません。4月は劇作ゼミとの合同になります。
(文責・百合岡)

2011-02-06

1/18(火) 実践研究会 定例会報告

【会場】成城学園初等学校
【参加者(敬称略)】
 遠藤・帰山・加藤(陸)・川原・木村・澤田・瀧川・武田・中田・中村・林・宮崎 ・・・計12名

1、 わらべうた(15)
武田晋一先生

 今回は、オニごっこ3本立てでした。まずは、「かわのきしのみずぐるま」。急いで相手を探して二人組になる遊びです。オニを真ん中に、うたを歌いながら回り、「いちにっさん」の合図で、ぱっと相手を探して二人組に。オニもこのとき誰かと二人組になりますが、既に二人組になっているうちの一人とも手をつなぐことができます。誰とでも手をつなげるのはオニの特権。オニになるのが楽しみになりそうな遊びでした。
 続いて、「あずきっちょ&ひやふや」。まずは、オニ以外の人が手をつないで円になり、「あずきっちょ まめちょ」と歌って、床にうつ伏せに倒れます。オニは、「ひやふや」と歌いながら、みんなのまわりを歩き、「はやくにげろや はなこさん」でオニが止まると、みんなは一斉に逃げ、オニがそれをつかまえます。逃げる子をオニがつかまえるというスタンダードな遊びですが、「あずきっちょ」「ひやふや」というようなうたの言葉が楽しいものでした。
 3つめは、「りんしょう」。みんなは輪になり、オニ(最初は一人)は輪の外側を歩きます。子どもたちは「りんしょう りんしょう…」と歌いながら回り、オニは反対の方向に歩きます。「なーも」でオニにタッチされた子は、オニの後ろについて回ります。続けていくと、オニの円がどんどん大きくなります。大人数でやってみたい遊びでした。

 最後に、早口言葉。「お別(わか)れ お哀(あわ)れみ お謝(あやま)り」。難しい!
武田先生からは、「早く言うより、はっきり正しく言うことが大切」とご指導頂きました。

2、加藤陸雄流 演出講座(2)
成城学園初等学校 加藤陸雄先生

 今回のテーマは、「動きはセリフ」。登場人物は男と女の二人だけ。(女)「ねえ、ねえったら」(男)「何だよ」と始まる二人のやりとりをペアになって演じます。(女)「ねえったら」と話しかけるときは後ろから回りこむ、(女)「じゃあ、いい」とすねるときには目線をはなしてそっぽを向く、など、動作で感情を表すように工夫して実際に演じてみました。全員が一度演じた後、加藤先生から、こんな課題が。「最後のセリフ(女)『ああー。スッキリした。』のときの男女両方の思いが観てわかるようにするにはどうすればいいですか?ヒントは、『主』と『従』の関係をはっきりさせること。基本として、『主』は動かず、『従』が動きます。」この課題をもとに、再び、動きを考えました。(女)「ねえ」に対して、男はどう反応するか。例えば、女の方をちらっと見てすぐに目線を外す。(女)「そんなんじゃない」(男)「じゃあ、何なんだよ」では、男女対等の関係を表すために二人とも立ち上がる、などなど、まさに、「動きはセリフ」とはどういうことかを、実際に演じながら、加藤先生にアドバイスして頂きました。
「子どもが演じる場合、機械的に動きをつけていると、本番でセリフや動きを忘れてしまったときパニックになってしまう。でも、練習のときから、その人物がどんな気持ちかをとらえて、ではその気持ちを表すためにどう動くかを考えて演じさせていればパニックにならない。」という加藤先生の言葉。本当にその通りだと思いました。

3、指導案検討
立教小学校 中村 俊英先生
 中村先生が、2月に行われる東初協半日研修会で授業をされるということで、国語科指導案を検討しました。
 単元名は「『ことわざ』をあらわすお話をつくり、リーディング(リーダース)・シアターで表現しよう」。立教小学校で編集された冊子「ことわざ・四字熟語・慣用句」を教材として活用すること、「書く」「読む」「話す・聞く」活動をより充実したものとするために劇活動を取り入れること、この二つが前提条件であるということでした。中村先生の指導案では、冊子にあることわざの中からお話にしたいと思うものを選び、お話をつくる。それをもとに、グループごとにリーディング・シアターの台本をつくり、発表し、鑑賞し合うという授業展開でした。これに対して、「リーディング・シアターはやめるべき。動きをつけた劇をやらせた方がよい」。「国語科の授業なのだから、国語科として成立していなくてはいけない。」「単元目標を見直す必要あり。ことわざや慣用句を、字面だけで学ぶのではなく日常的に使えるようになることを目指す。それを達成する手段としての動作化であるべき。」など厳しい意見が出されました。具体的な授業展開として、「例えば、『目が出る』という慣用句ならば、スーパーで買い物。値段を見るとものすごい高額。「ひえ~!」、さてこれにあてはまる慣用句は?というような短い劇を作らせてはどうか。」などのアドバイスがありました。「国語科としての目標を達成させるための劇活動」。これが、授業づくりの鍵となりそうです。現在、中村先生の学級は閉鎖中であるとのこと。…がんばってください!

次回の実践研究会は 2/15(火)18:30〜 成城学園初等学校

1、実践報告「生活科学習発表」 澤田麻美子さん
2、和太鼓実習(時間を多めにとってたっぷりとやる予定)

です。ご参加お待ちしております!