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2012-01-12

12/16 実践研究会 定例会報告

【期 日】12月16日(金)
【場 所】成城学園初等学校社会科研究室
【参加者】 加藤・金岡・川窪・河原・木村・武田・林・保坂

1.実践報告「劇的表現で『敬語』にチャレンジ」(川窪さん)

◆実践の概要…6年生国語科の実践。「生活の中の敬語」という教科書教材では「日常よく使われる敬語の使い方に慣れる」ということが学習目標になっている。劇的な活動を通して、正しく敬語を使うことができるよう指導したかった。5人1組のグループで3枚のカードを引き、カードに指定されているキャラクターを演じながら、指定された謙譲語、尊敬語を使って短い劇を創る。

◆実践の実際 (例)Aグループの活動…尊敬語が「見る」、謙譲語が「来る(行く)」という言葉を、クラブの先輩、後輩のキャラクターを演じて使う。「後輩が、憧れの先輩の家を訪ねてラブレターを渡す」という劇を創作して演じた。「ご覧になる」「伺う」という敬語を入れて演じることができていた。

◆実践者の振り返り…ペーパーテストでは高得点を取れても、実際の生活場面で活用する力はついていない。劇的な活動の中で疑似体験を通じて身につけさせたかったが、子どもたちの取り組みは弱かった。いつもの劇作りの様に楽しく表現したい思いが強く、学習の目標に向かう姿勢が足りなかった。グループの活用の仕方の実際も今一つだった。もっと良い展開の仕方を考えたい。
◆研究討議…○10分の相談でこの課題設定(敬語を考え、状況を決め、さらに創作して演じる)は厳しい。もっと創作させる課題を絞って単純化したい。
代案1:予め用意された脚本を演じて、どこに間違いがあるのかを指摘させる。話し合った後で、正解の場面をもう一度演じる。練習台本の中で演じて慣れていくやり方。
代案2:教師が誤った敬語を使って演じ、間違いを指摘させる。
代案3:敬語が書かれたカードを引いて、その言葉を使う人物設定と使っている場面を創らせる。○教科書でねらっている目標や教材を疑ってみることも必要。敬語、特に子どもにとって日常的に縁のない謙譲語を形式的に習得することにどれだけの意味があるのかも考えみるべきだろう。

2.実践報告「『ぞうさん』を読む」(林さん)


◆実践の概要…3年生の国語科の実践。童謡『ぞうさん』(まどみちお作)を、動物園を訪れた子ども役と子象役に分かれて即興的に演じる中で読んでみる。4人1組のグループで「気持ち悪い」「羨ましい」「変なの、可笑しい」「可愛そう」の感情表現の中から選んで演じる。演じた後に個々の朗読の変容を評価する。

◆実践の実際 (例)3班の活動…「変なの、可笑しい」のカードを引いて。小ばかにした様な薄ら笑いを浮かべて「ぞうさん、お鼻が長いのね」の呼びかけの後、即興の台詞「象って、もっと可愛いと思ってた」「何だ、こいつは!」など。子象の応答は肩を落としてがっかりした様な声色だった。(最終時の全児童の個別の朗読の録音も紹介された)

◆研究討議…○課題文が短すぎて表現し切れない。課題文の読みも、同じテンポにならぬよう、間を取ったりスピードを変えて読むようにさせたかった。○アドリブでは難しい課題である。即興で発表させたことの意義も明らかにしたい。○サブテーマに「人権教育」もあったのなら、その趣旨も指導案に明記したかった。○振り返りのカードに書かれている文章が素晴らしかった。

次回の実践研究会は・・・1月21日(土)15時より成城学園初等学校にて
【内容】○和太鼓実習 ○実践報告(森さん、百合丘さん) ○わらべ歌実習※次年度の計画、運営体制についても話題にしたいと思います。委員の皆さんは必ず出席を!
【記録・文責:林】

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