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2012-05-05

4月脚本研究会・翠会報告

【場所】成城学園初等学校
【日時】4月7日(土)15時〜
【出席】木越、北島、加藤陸、久保、橋本、森田、長谷川、保坂、森田貞、蒔田、金平、池田、千野、木村、小宮、山本茂    (計15名)

①「モグラのホテルはソンダラピョピョ〜ン」 
加藤陸雄作

<あらすじ>
 冬が間近に迫った頃、モグラのホテルにやってきたお客さんは、蛙、蛇、そして、蛇に寝床を荒らされて頭にきている熊だった。従業員たちは、3匹が顔を合わせないよう四苦八苦。
<作者から>
4人の子どもを大人にして、ホテルの新入社員として、夏期大の教員劇としてやりたいと考えているが、脚本の内容と合わせてどうだろうか。
・シャーという蛇の声と同じように、蛙や熊、モグラなども台詞に特徴を出すとおもしろい。
・ドアのあけるタイミングが命。
・都合よく運びすぎている。必然性がない。
 →笑いを取るだけの脚本では、夏期大でやる意味はない。
・この作品で学ぶのは冬ごもりの動物たちが地下で眠っているという作者の創作。それはおもしろい。常識しか普段考えていないが、常識を打ち破る転換を考えさせる脚本になっている。何のためにやるかというところが、もう一つあるとよい。テーマがないといったが、テーマがないのでは困る。
・モグラのホテルという設定をもう少し生かせないか。
・人間が登場しない方が面白くなるのではないか。
・蛇と熊と蛙が非常時に力を合わせて脱出するような設定を考えても面白い。
・モグラは冬眠しないのなら、モグラがホテルに泊まっている動物たちを食べてしまうようなホテルとすると、3匹が力を合わせてというところにはつながっていく。
・あまり動物が大きすぎるとモグラも部屋を作れないのでは。
・モグラの新人ホテルマンの設定にすればよいかも。
・動物は危機的なことがあると、天敵でもお互い助け合う事もあり得る。それを設定に取りいれるとよいのではないか。
・モグラのホテルというアイディアは面白い。ドタバタをうまくやるのは子どもには難しいが、大人だったらうまくできるところを見せるのはいいと思う。
・なぜ、モグラホテルにしたかという作者の意図があればよい。
・子どもを大人にする必要はない。子どものままで大人が演じればよい。

★総会の日に夏期大でやるかどうかを最終決定する。

②「ハトむれ」蒔田 敏雄:作

<あらすじ>
 ハトを捕まえた竜平は、友だちの放してやろうよという言葉に反発し、家に連れて帰ってしまう。家で独りぼっちの竜平は・・・。

<作者から> 
翠で出したものを、長くしてみた。前回はハトを竜平が連れてきてみんなに言われてハトを返しに行くだけのストーリーだったが、登場人物などを増やして、長くした。ハトの群れと自分が一人じゃないというのがつながればいいと思って書いた。

・竜平がなぜハトをほしかったかというのが見えないと、ドラマが生まれない。
・見えないハトを巡っての心のドラマが観客に伝わるかという疑問をもった。
・リアリティーが勝負。しかし、書きすぎている。竜平がハトに固執する必然性が見えない。たとえば誰かが悪戯して、取ってしまったのを竜平が止めるなどの竜平の言動。
・お母さんが登場して解決してしまってはダメ。子どもたちの関係だけで解決したい。
・お母さんでも夢の中でもなく、ハトとの関係、友達との関係の中で解決していく必要がある。
・逃がさないというのが、逃がすというのに逆転するのに、仲間が全くからんでいない。しかも、あの夢はずるい。そんな都合よくはない。仲間ともう少しからませる必要がある。
・何をクライマックスにするか?飼ってもいいというグループと離したほうがいいというグループの対立がほしい。
・最後はハトを飛ばしたい。
・セリフに頼りすぎ。セリフが聞こえなかったら終わり。どこをクライマックスにして、そこに行きつくためにはどうしたらいいかという立体的な場面を考えていかないと観客は退屈してしまう。
・場面があちこちに行かないでもよい。一つの場面だけで十分。ハトがいてそれを捕まえる、逃がすという対立だけでもよい。
・子どものやり取りにリアル性がある。竜平の仲間はいい仲間だから、そのよさに竜平が気付くということに絞ったほうがいい。
・シーンがあちこち行き過ぎ。子どもの動きの整理も必要。
・題名も考えたほうがいい。
・ハトを捕まえられるとは思っていなかったのが捕まえられてしまったところから始まると自然。そこで、なかなか逃がせなくなってしまった。寂しいからハトを捕まえたというのは嘘っぽい。
・かわいそうと言われれば言われるほど逃がせなくなっていく。
・餌を絶対食べないというのが、自分があげた餌を食べてしまったというシーンがあればリアリティーが出てくる。お母さんとの電話のやり取りはもっと激しくなるはず。
・竜太と達也は帰らずに、友達二人は母とのやり取りを見ていたという場面を作るともう少し違った展開になった。
【文責:池田】

<脚本研究会年間予定>
5/11:岡
6/8:金平、保坂
7/6:山本、野口
9/14:千野、林
10/12:加藤、久保
11/16:池田、小宮

12/8
1/25:川窪、百合岡
2/8
3/8
4/6

※後半は、まだまだ空いています。作品を提出したい方は、池田までご連絡ください。

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