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2012-07-04

6/16 実践研修会 定例会報告

【日時】6月16日(土)15:00~18:00
【会場】成城学園初等学校 社会科教室
【参加者】芦澤、一幡、遠藤、岡、加藤、金岡、上浦(新)、川窪、河原、野口、林久、保坂、蓑田、森公、森真二、森谷、百合岡、山本茂、吉羽(計19名)

【内容】平成24年度演劇教育夏期大学 3分科会実習&提案

 本日も盛況なり。大盛況なり。運営委員としては本当にうれしい限りである。やはり夏期大の力は大きい。「夏期大には来られないけれど、先に味わえるなら絶対来たい!」という方も多くいらっしゃった。充実の定例会!お知らせします。

1.第4分科会人形劇「We love ソックスパペットシアター!」(岡信行さん) 今年も人形劇は進化を続ける!皆さんの驚きと歓声の中、即実習が始まりました。岡さん作の公立学校特別支援級用の人形劇「もりのひろばはおおさわぎ」靴下人形を使っての脚本です。

【参加者の声】
①第1話「お鍋星人が!やってきた」
・新しい素材(鍋)・ここまで進化
・なぜ、お鍋?お鍋をどう生かすか。
・脚本の内容より、ここで話し合うべきは、演出法や参加者の立場で考えることではないか。
・靴下人形+家庭用品(お鍋)で新しい世界
②第2話「やさいなんて、だいっきらい!」
・歌に合わせて、揺らすだけで十分いい
・以前文房具などに目を付けるだけで人形として十分だったが、今回もそう、簡単でいい。
・以前作った人形は今なおかわいがられている。・顔を隠さずに堂々とできるところが安心。

 やはりモノ(人形)があるって演じる上で安心!楽しい!昨年人形劇分科会に参加された森真二さん(校長)は、自作の見事なジャック・スパロウを持って参加!人形って愛着がわく。毎年継続していきたくなる活動だなあと強く感じました。夏期大、大期待です!

2.第5分科会朗読劇「ぼくたちだってできるさ!お話を立体的に表現できる朗読劇」
(山本茂男さん、百合岡依子さん)

 すっかり夏期大の分科会で定着した感のある朗読劇!教室での児童の様子がありありと目に浮かぶ提案でした。担当者の百合岡さん、山本茂さんの指導にすっかり子どもに戻った我々でした。→(真剣腹式呼吸の巻)

【参加者の声】
①百合岡さんの体ほぐし法
・体ほぐし具体的です。「背骨1本1本をくみたてていくように」まるで整体師の言葉です。
・「ろうそくを10本一気に消すように吹く」「今度は1本ずつ消して」腹式呼吸を実感できました。
②「笑い上戸のサイは空が好き」工藤直子の詩歌から朗読劇実習
・読み込みに時間がかかる。実際15分でというところを我々は25分かかった。参加者ならなおさら。
・この前に軽い内容で馴らしては→そのつもり
・何を目的にするかによって、台本を渡すか、渡さないかが変わってくる。・「とにかく動いてみよう」→台本渡して、朗読劇の構成を楽しむ
「すべて工夫させよう」→台本渡さず、グループごとにできるバリエーションを楽しむ
と意見は尽きなかったが、たくさん意見が出るということは提案に価値があるということ。まんまと載せられ時間オーバーまで話し合いは続いた。あー当日の提案の仕方が観たい!と思える提案でした。

3.第1分科会学級つくりのための劇活動
「動き出す身体 開かれた心 子どもたちの笑顔が溢れる教室 子どもたちの生活を豊かにする劇活動」(林久博さん)


 林さんのクラスの子になりきっていた自分たちに気付いたのは実習後。なんて楽しい学びの場。大人の贅沢な遊びだ。運営マネージャーの自分が時間度外視で浸りきってしまった。

【参加者の声】
①呼応の副詞で劇を創る(「ちっとも~ない」「どうか~してください」という定型を使って劇活動、それをクイズで)
・決め台詞があると作りやすい、わかりやすい、だれでも可
・体をくぐらせて理解する、を実感。こういう学習いいなあ。
・当日夏期大では、のちに蓑田先生の理論補足があり、ということでさらに学習の中での劇活動の効果に説得力を感じる。
②絵本「とりかえっこ」で劇遊び

《次回予告》次回の実践研究会は、夏期大で少し間が空きますが、9月8日(土)15:00~17:00です。
【内容】
小林幸子さんの「公立・私立どんなクラスだって盛り上がるゲーム集」 
金岡香恵さんの「多忙な毎日の中を工夫して、あなたもできる日常劇活動実践報告」
遠藤優さんの「子どもたちを劇が創れる体にするインプロ(即興)ゲーム実習」(変更有)の3本です。新生定例会3発目!この日は夏期大明けの土曜です。新たな思いで日常にも劇活動を!皆様のアンテナを刺激する内容でお待ちしています。ただいま定例会大沸騰中!その熱、再び!
【文責 森公洋】

・低学年・高学年・大人、その年齢に合った内容の劇遊びができそう。話し合いの時間を削ってしまうほど、大人げない人たち(森含め)が何パターンも劇を創ってしまいました。でも後悔はしてません。だって純粋に楽しいんだもん!楽しみたいんだもん、大人だって、この40分間だけで、自分のクラスで実践してやる!待ってろよ!と燃える気持ちが湧きました。
「楽しい時間はすぐ過ぎます」あー楽楽楽楽楽楽楽楽楽楽楽楽楽楽楽楽楽楽楽楽楽楽楽楽楽楽楽楽!劇への思いがある人が集まれば、エネルギーと快の連鎖が生まれます!とにかく夏期大に行こう!

6/9 翠会 定例会報告

 「ちょっと脚本を書いてみたいのだけど・・・」「学芸会で自分の脚本を上演してみたい・・・」「自分で書くのはまだまだだけど、他の人の脚本を上演してみたい・・」
 あまり構えず、しかし脚本について勉強してみたいメンバーが集まる会です。

【会 場】 成城学園初等学校
【出席者】北島先生・金平・木村・長谷川・二見・蒔田・久保

1、「ジャンとポルカ」(仮題)劇団用
作:二見恵理子
原作:「正坊とクロ」新美南吉
出典:インターネットの図書館、青空文庫
【 作者より 】
・劇団用の脚色に挑戦した。
・人物設定が曖昧で、焦点がぼやけた。
・熊は人間がやると考えている。
・サーカスの楽屋をメインとした舞台。箱がたくさんあり、その箱がなくなると動物園となる。
・日本語の名前や日本のサーカスにすると、もの悲しいイメージになるのでもっと楽しいものにしたかった。また、英語やドイツ語など、どこの国の言語でもない感じにしたかった。

【 話し合い 】
・登場人物に主人公と女の子が登場するが、二人が離れたときの様子を膨らませた方がよい。また、女の子に不幸があった方がよい。
・純粋な動物と人との関係を見て、まわりの人がかわっていくようにしたい。
・サーカス団員や工場など登場人物が たくさんいるが、ジャンとポルカを中として、ア ルマをお姉さん的な存在としてどうか。
・アルマとジャンをライバルとしてもよい。本当は気にしているけど競争相手としてえが いても。
・アルマは少しひねくれていたけど、ジャンとアルマとの関係を見て変わっていく様子を 書いてはどうか?
・原作から一番感動した場面は?どうして脚本にしたのか?クライマックスは?そこが一番大切である。よく伝わってこない。
・動物との関係をどのようにえがくのか、脚色する時の動機をはっきりとさせたい。
・熊使いのぼうやと熊とサーカスとを題材にもらい、一番伝えたいところをはっきりさせた新たな作品を期待している。
・サーカスの中の人間関係をえがく方法もある。     など。
脚色の難しさはあると思うが、ぜひ、劇団用の作品を完成させてほしい。

「うちゅう人の友だち」2年生用
作:久保由美子

【 作者より 】
・学習発表会の実践を一般化した脚本にしたい。
・内容が多くだらだらしているのでわかりやすくしたい、遊びが多いので一つかふたつにしたい、ドラマ性をもたせたい。

【 話し合い 】
・宇宙人と地球人の違いを明確にする必要があるが、よくわからない。
・どうやって解決していくかをはっきりとさせたい。
・ぴっかり星はどんな星なのか、どんな宇宙人なのか(言葉がわからない、どのような星から来たのか、動き方、歩き方、合図、歩き出そうとすると光る、手足が長い、体の特徴が違うとおもしろいなど) をはっきりさせたい。
・こどもたちの遊びを反対にしてはどうか。
・宇宙人のかわった遊び、変わった言葉を使っては。
・昔に戻る星にして新しい物を見てびっくりするようにしてもよい。
・心を開かないとなかよくなれないということが大事なのではないか。
・グループごとではなく、宇宙人がいつも一緒にいて、行動が地球人と違いいつも3人で トラブルを起こすようにした方がよい。

などの意見が出された。

【今後の予定】
7月7日(土)14:00〜
※会場が変更になります。1階先生の部屋の奥です。当日の張り紙案内をご覧ください。 

9月1日(土)・2日(日)合宿 多摩センター・山晴
  夏休みは作品執筆のチャンス。多くの方の参加をお待ちしています。また、ご相談の方や親睦を深めたい方のご参加も大歓迎です。 

※上演や実践に合わせて作品提出をお考えの方は、木村先生までご連絡ください。
【文責:久保】


2012-07-01

6/8 脚本研究会 定例会報告


【日時】6月8日(金)19:00~ 
【場所】成城学園初等学校にて
【参加者】橋本、森田(勝)、岩崎、野口、池田、保坂、百合岡、金平、木村

『五月とマーガレット』 
作:金平純三
<あらすじ>
五月はお母さんが病気のため、しばらく学校を休んでいた。ある日、五月は公園でアメリカ人の女の子マーガレットと出会う。マーガレットは日本語があまり話せないため、うまくコミュニケーションをとることができなかった。五月は、マーガレットが自分のクラスに転校してきた子だと知ると、劇を通して彼女を巻き込もうとしていく。


<作者から>
 黎明出版の中学年に載せたいと考えている作品。主人公がしゃべらない劇を創ってみたらと昔言われたので挑戦してみた。以前、実際にまったく日本語の分からない転校生がだんだん変わっていくことがあった。それを基にして書いてみた。劇中劇の部分は、例を書いてみたが、創作ができるようにしたい。

・劇中のブラックシャーク団やマーガレットを別の子が演じるようになっているが、かえって劇中劇というのが分からなくなってしまわないか。同じ名前を使うなら同じ子が演じるほうがいいのではないか。
・劇中劇にしてしまっているために、何を書きたいのかが薄れてしまっている。
・花の名前、五月のバックグラウンドなどが意味を成さなくなってしまっている。
・五月が学校に来られないという設定の意味もない。
・五月とマーガレットの関係をもう少し考えて劇を創っていく必要がある。
・劇全体を通してドラマになる要素が少ない。例えば、マーガレットがしゃべれないということを使って事件を起こしていくなどして、その事件を通してマーガレットが変わっていくなどのストーリーが必要ではないか。
・しゃべらない子の劇ということころにも無理がある。それをしゃべらせるためのということも無理がある。子どもたちはしゃべらない子でも自然と仲よくなることができる。日本語が分からないというだけで打ち解けられないというところが嘘っぽくなってしまう。
・作者は何を問題にしようとしているのか。そこに劇中劇をどう入れていくのか。登場人物のキャラクターを設定し、そのキャラクターがぶつかったときにどんなことが起こるのかを考えていく。
・日本の文化とアメリカの文化の衝突が話の中心になるのではないか。日本に来たくなかったので日本の文化を受け入れようとしないマーガレット。その違いを埋めていくものは何かを作者が考えていく必要がある。
・花の名前のタイトルはきれい。
・主人公が2人いるとぶれてしまう。一人に絞ったほうがよい。
・内容が高学年っぽくなってしまっている。

『ラッキーアイテム』
 作:保坂弘之
 <あらすじ>
 今日の占いに出てくる星座占いとラッキーアイテム。ラッキーアイテムを持っていると幸運に恵まれるという噂がクラスの女子の間で広まる。実際にラッキーアイテムを持っている子にラッキーなことが続くが・・・。


<作者から>
以前、脚本研究会に出したものを書き直し、さらに続きも書き加えた。

・子どもはそれほど占いに夢中になるのか。恋愛など子どもの世界で書いていったほうがよいのでは。
・占いをドラマにすること自体どうか。「信じすぎちゃいけない」というテーマはドラマにはならないのではないか。
・心と心の葛藤がドラマ。占いを扱うのであれば、もっと葛藤の出てくるものが必要。
・子どもが占いを信じるのは、血液型など相性の部分が多い。
・「占いを信じすぎるといけない」ということを教訓にするのは難しい。
・占いにふりまわされる子ども達のおかしさを描いてもよい。
・人間を描く必要がある。占いを信じたことによって人生観が変わるなど。
・出来事だけが並んでいる作品だと見るほうも辛い。
・占いと人間で作者が何を発見するのか?例えば、一人の子が占いをすごく信じていて、周りの子がひいてしまっても、なお占いを信じている理由・・・それを突き詰めていくと一つのドラマとはなる。
・一人の主人公を決めてその子を中心に描いていったほうがよい。
【文責:池田】

【次回予定】7月6日(金)19:00~ 成城学園初等学校にて
<脚本提出予定者>山本茂男、野口祐之
【次々回の予定】9月14日(金)19時~ 成城学園初等学校にて
<作品提出予定者>林久博、池田靖
 多くの方の参加をお待ちしております。