2013-04-04

加藤陸雄のニューヨークひとり旅【その6】


●8月15日 PM2:00 観劇7本目『ライオンキング』



ライオンキング
アニメで、劇団四季で、もう何度も観ているライオンキング。それで今回はストーリー以外の舞台をじっくりと観ることができた。なんと出演者はオール黒人であった。その説得力!それだけでアフリカのサバンナが見える。しかも派手な原色の衣装が、黒い肌に栄えること!衣装のデザイン、動物たちの造形表現には改めて脱帽。さらに母ライオンたちのダンスにてジャンプターンの見事さ。滞空時間が長~い、長い!なかなか地面に降りてこない。本当にダンスの質の高さに圧倒される。何気ない足の上げ方、その高さ、キレの良さ!足が長いから余計にきれいである。やばい、もう四季のライオンキングを観れなくなってしまう(笑)でも一言、悪役スカーは四季の下村尊則さんの方がうまかった!


●8月15日 PM8:00 観劇8本目 『フェルザブルタ』

フェルザブルタ
オフオフブロードウェイの作品。数年前に日本に来た『ビーシャ・ビーシャ』系のパフォーマンス。つまりストーリーはない。各シーンごとの表現を楽しむもの。大きな倉庫の中で上演。椅子もなく、観客全員は立って観る。何だかよく分からず、役者からホースで水をかけられ、みんなで「キャーキャー」踊りまくって・・・ハイ、終わり。何だったんだ?

●8月16日 PM8:00 観劇9本目『スパイダーマン』

 今回のミュージカル観劇ツアーのラストは「スパイダーマン」!実はけっこう期待していたのだが・・・大外れだった(泣)。なぜミュージカル?だってスパイダーマンには口がないでしょ。なのにミュージカル?だって歌えないでしょ!まあ、それはともかく・・・

 装置も徹底してコミック色を前面に出していた。カメラ・机・背景などが飛び出す絵本
のような二次元の装置で作られており、しかも基本の色調は白。だからそこに赤、青のスパイダーマンはとても目立つ。そしてスパイダーマンが跳ぶ、飛ぶ、翔ぶ!そのフライング技術には目を見張った!しかもスパイダーマンだけでなく悪役のゴブリンも飛ぶ。二体がフライングで空中戦を繰り広げたのである。そのスリリングな迫力はすごかった。しかし、ストーリーがおそまつ・・・。スパイダーマンに変身する前のパーカーと恋人のMJがやたらと(必然性もなく)キスするし、すぐ歌を歌う。歌なんかいいから早くストーリーを進めんかい!とおじさんは怒りたくなってしまったほど。なぜミュージカルにしたのだろう?要するに最先端のフライング技術を見せたいだけの劇だったのではないか。だったらどこかのテーマパークでそういうアトラクションにしたほうが良かったのではないだろうか・・。

 しかし我々も脚本作りの際に、単に見栄えがするからというような理由で、安易にミュージカルに流れてはいないだろうか。そういう自己点検の機会を与えてくれたことには感謝しつつ、劇場を後にした。

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