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2014-01-12

第39回冬季セミナー

【日時】1月11日(土)〜12日(日)
【会場】真鶴 ペンションSHIOSAI

 39回目の冬季セミナーを実施しました!脚本・実践・翠会がそれぞれ活動報告と発表、検討を行い、今後の劇作の会について、朝早くから夜遅くまで討論しました。詳しくはまた改めてご報告いたします。
実践研究会からのゲーム:「ひとつのいす」

翠会:脚本検討の様子

ペンションSHIOSAI前にて参加者集合。
おいしいお料理と湯河原からの温泉を堪能させていただきました。
お世話になりました!

2014-01-07

【実践研究会】12月定例会報告

【日 時】12月21日(土)15:00~17:15
【場 所】成城学園初等学校 社会科室
【参加者】一幡、遠藤、加藤、金岡、古賀、小宮、蓑田、森公、山本留実、百合岡(計10名)

1.加藤陸雄さんの和太鼓実習「三宅太鼓」

 15時になった途端に、いや15時前から講堂から太鼓の小気味いい音!今回は三宅太鼓です。太鼓を台座の上に横向けに置き、足を開いて姿勢を低く右肩上から左手をドン!右手をドン!「ドンツクドンツクドンドン×2 ドドンコドンドン ステテコテンテン」のリズムを繰り返します。この低い姿勢からの叩く腕のきつさ、足の辛さ、久々の快感です。徐々に人数が増えるにつれ、チームに分けてリズムを重ねていきます。最後の全員で叩く一体感!非日常の体験に血が湧き踊ります。頭の中が真っ白になれますよ!ぜひいらしてください。


2.蓑田正治先生の連続実習第2弾!
『3分間即興劇場 実践と理論』

「知識の獲得ではなく、能力の育成が目的だ。思考力・想像力・表現力・行動力・・・創造力」「興味―熱中―達成(成功感・充実感)のサイクルを繰り返すことにより、成功体験の蓄積をする。それが生きる自信や活力につながる」だから演劇教育が今、必要なんじゃないか?・・・なんて話は紙面(お気楽隠居のつぶやき3 参照)にまとめて、全部話なんかすっとばして「とにかく活動しよう!」というのが蓑田先生の素敵なスタイル!初心者からベテランまで体験を通して上記のことを自然に感じてしまう実習。うーんすばらしい。

 今回は『豆つぶ太郎の冒険』『ハクション大作戦』『サンタさん ありがとう』の3本の即興劇脚本から以下の2つを体験し、話し合いました。

〇『ハクション大作戦』―風邪をひいたカエルの前にクモが現れ、巣を作って獲物を待つ。カエルの心配通り、ちょうちょがやってきて捕まる。食べようとするクモがくしゃみでびっくりして固まる姿をみて、お客さんに協力してもらい一緒にくしゃみで追い払う、という会場参加型のお話。いやらしい動きのクモにかわいいちょうちょが食べられそう、観ている皆さんも一生懸命「ハックション!」と参加していました。

(活動後の振り返り)・クモのおしりから糸が出る、この体のしくみが劇だと観てすぐわかる。・年上の子たちが年下の子たちにみせるのにシンプルでわかりやすい話。・虫の特性を生かしていろんな虫を登場させられる。クラスの持ちネタになりそう。

〇『サンタさん ありがとう』―クマたちの木の実探しを手伝いながら今年もサンタさんがやってきた。プレゼントを配った子どもたちは、不平不満ばかり。「もうこの世界にプレゼントが必要な子どもはいないのでは?」とPCで検索する各国のサンタたち。サンタ会議を開き、プレゼントをあげるのは日本に来たばっかりのある外国の子に決める。その子の両親は共働きでいつもひとりぼっち、その上日本語がまだしゃべることができないため、友達もいない。ある朝目覚めるとその子の周りにたくさんのプレゼント。唯一覚えている日本語「ありがとう」とお礼を言い、サンタたちに手を振って幕。演技する方も観ている方も胸がじんわり温かくなるお話でした。

(活動後の振り返り)・笑いの中にほろりとさせるものがある。・元々幼稚園の先生が子どもたちにみせるためのものだったが小学校でも十分いける。・舞台装置がなくてもすぐできる良さ!


3.古賀誠さんの事前相談
「あいざわっこ発表会」に向けて

 劇で特別支援級の子を輝かせるためには? 横浜市立相沢小学校 特別支援級 古賀誠さんが「あいざわっ子発表会(15分間)」での劇について事前の相談をしてくださいました。その後には区内の発表会(7分間)もあり、冬休み中に内容をまとめたいとのこと。「ルンルン、ワクワクTシャツチェンジ」という題名で翠会の方で脚本は相談されていました。内容は、以前に大根の葉っぱを使ってTシャツを染めた活動を劇仕立てで紹介する、といったもの。「児童に合った内容か?」「舞台に乗せるまでどのような流れ、練習をすればよいか?」が悩みの焦点でした。

(参加者からの声)・実際に火や水の動きを見て表現する練習をしてはどうか。
・台詞は一人じゃないほうがいい。みんなでくり返すなど安心する手立てが必要。
・台詞もそうだが、支援級は一人に責任を負わさない方向で。責任を分化するのが安心。
・表現する箇所が多いので、楽しいところをピックアップする。減らす。
・なぜこの劇をやろうと思ったのか、説明するのも必要。
・1回目の発表が校内で15分、2回目の発表が校外で7分であるなら、7分以内の劇を作って15分の時はゆったりやるスタイルの方が子どもも安心できる。
・子どもの補助をする教師、動ける教師の数を把握してから大道具や舞台装置が可能か、を考える必要がある。

【まとめ】
①ひき算のつくり―やりたい表現はたくさんある。しかし、多すぎると子どもも混乱、教師主導になって楽しくなくなってしまう。表現を絞って、一番見せたいものをメインに。
②教師の役割―特別支援級こそ、やらされ感は避けたい。子どもたちが精一杯楽しむために教師も舞台で一緒に楽しむ役をやった方がいい。
③日常の中から表現を―舞台用に表現を作っても子どもたちにとっては納得して表現できない。年間を通して今までやってきた表現の中で子どもたちがノってきたものをつないで舞台を作る方が自然で安心できる。

と止まらない話し合いになりました。意見・アイデアがたくさん出るのはいい提案の証拠。本番健闘を!
【文責:森(公)】

2014-01-06

【翠会】12月定例会報告

【日 時】12月14日(土)15:00~ 成城学園初等学校
【参加者】:木村・長谷川・土井・久保・金岡・金平・古賀・二見・関・西脇(10名)

「大きいことはいいことだ!?(仮題)(1年生用)
作:二見 恵理子

★あらすじ…ヤドカリたちと海の生き物がかくれんぼ。ひとでが鬼になってみんな隠れたのですが、ヤドカリたちは直ぐに見つかってしまいます。実はヤドカリたちのおウチが小さくなって、からだが丸見えだったのです。そこでみんなで大きな貝を探してあげることに…。

★作者より…小峰の脚本集用の作品で、長谷川さんに何回か見ていただいて、手を入れた脚本です。少し長いのと、波の役がなくても話が成立してしまうところを、どうしようかと思っています。

☆参加者より
・遊びの中に「かごめ かごめ」が出てくるが、以前別の作品で出版社から人権に引っ掛かるから差し替えるように指示があった遊びだ。替えても良ければ、使わない方が無難だ。(作者)替えます。
・波の役をほかの場面で活かしてはどうか。
・別の遊びとして「花いちもんめ」にして波の役を相手にしては。
・「たかオニ」なども、舞台上で高低が出ていいかもしれない。
・洗濯かごなど大きくて軽いものに、貝に見えるような装飾をするとよさそう。1年生なら、貝の中に本当に入れて可愛い。
・とにかく低学年用として可愛らしい話でいい。
・題名は「やどかりのおひっこし」とか「あたらしいお家見つけた」など。


「ジャックと豆の木」(DVD鑑賞)
(かわさき市民プラザ:人形劇まつり)作:土井 彩子

★あらすじ…貧しいジャックの家では、ロバを売って食費にあてようとするが、途中で旅の男と出会い「魔法のマメ」と替えてしまう。捨てたはずの豆がぐんぐん伸びて、雲の上まで届く。そこには大男が住み…。

・舞台上に緑の草が描かれた、段ボール箱がいくつか置かれたセットだった。豆が天まで延びる場面では、その段ボール箱の向きを変えて縦に積み上げる。すると長く延びた豆のツルが描かれていて、天まで届く豆の木になった。工夫された舞台装置だった。
・雲の上に上がる場面では白布で舞台を隠し、積み上げた段ボールをだんだん低くしていき、布の中に全部入れてしまう。布をどけると、雲が描かれた段ボールが置かれて、雲の上を表現していて、これも工夫された演出だった。見事!
・そして巨人の登場が圧巻、顔と左右の手を後ろの暗幕から出して大きさを出していた。
・ひとみ座の佐藤さんともうひと方が生演奏で音楽を担当され、素敵だった。


「Mコンへの道」

(4年生学年劇)作:西脇 正治

★あらすじ…全国合唱コンクール(Mコン)の出場を夢見る、4年C組の女の子たち。クラスの仲間の賛同を得て、音楽室での朝練習を始める。1か月もすぎると自称合唱部の子どもたちの、練習に対する思いが薄れてきた。そこに小悪魔が登場。「自分勝手にやってしまえ」「やりたくないことやめてしまえ」と誘惑ビームを発射してきた。合唱部の運命は、果たしてMコンに出場することはできるのか。

★作者より…実際に4年B組の子どもたちの中から、9月にNコン(NHK合唱コンクール)に出たいと言い出す子がいた。音楽専科の先生に練習をさせてくれと、自分たちで勝手に相談に行っていた。そこで、先ずは自分たちの使える時間で練習するように提案し、朝の会と音楽授業を5分早く行って練習させていただくようにした。そんな子どもたちの実態より、学芸会の舞台で歌わせたいと思って書いた脚本です。

☆参加者より
・練習に参加する人数が変わらないと、観ている観客には伝わりづらいので、だんだん減っていくようにして、合唱部のピンチを分かりやすくする。
・悪のビームで倒れてしまうのではなく、フラフラと悪の方に行ってしまう。
・主人公の心音が母の出産のため転校をよぎなくされる、という話はありふれているので、合唱部がやる気を出すのは別の理由がいい。
・単純に心音だけが最後まであきらめずに、練習を続ける一途さで、去って行った仲間の合唱部員が戻ってくるようにしては。
・脚本は、物語の始まりから終わりまで書こうと
しなくて良くて、合唱部が中だるみになった頃
から書き始めてもいい。全部書こうとすると、
最後まで書ききれなくて、尻切れトンボになる
こともある。

「ルンルン・ワクワクTシャツチェンジ」(個別支援級用脚本)
作:古賀 誠

★作者より…1月の初めに発表会がある。実際にTシャツを染めてみたので、その経験を脚本に生かしたい。

☆参加者より
・Tシャツを着た子が乾かしている様子を演じたり、洗っている様子を動きで表現したりするのはやめてみる。
・干す場面はいちいち干していたら間が持たないので、はじめから洗濯ロープにTシャツを干したものをさっと出すようにする。
・Tシャツを着てみんなで最後に踊る場面は、舞台上で演技が終わった子から袖に下がって着替えてはどうか。着替え終わった子から、Tシャツが染め上がった喜びを表現しながら舞台に登場する。
【文責 西脇】