【場 所】成城学園初等学校 社会科室
【参加者】一幡、遠藤、加藤、金岡、古賀、小宮、蓑田、森公、山本留実、百合岡(計10名)
1.加藤陸雄さんの和太鼓実習「三宅太鼓」
15時になった途端に、いや15時前から講堂から太鼓の小気味いい音!今回は三宅太鼓です。太鼓を台座の上に横向けに置き、足を開いて姿勢を低く右肩上から左手をドン!右手をドン!「ドンツクドンツクドンドン×2 ドドンコドンドン ステテコテンテン」のリズムを繰り返します。この低い姿勢からの叩く腕のきつさ、足の辛さ、久々の快感です。徐々に人数が増えるにつれ、チームに分けてリズムを重ねていきます。最後の全員で叩く一体感!非日常の体験に血が湧き踊ります。頭の中が真っ白になれますよ!ぜひいらしてください。
2.蓑田正治先生の連続実習第2弾!
『3分間即興劇場 実践と理論』

今回は『豆つぶ太郎の冒険』『ハクション大作戦』『サンタさん ありがとう』の3本の即興劇脚本から以下の2つを体験し、話し合いました。
〇『ハクション大作戦』―風邪をひいたカエルの前にクモが現れ、巣を作って獲物を待つ。カエルの心配通り、ちょうちょがやってきて捕まる。食べようとするクモがくしゃみでびっくりして固まる姿をみて、お客さんに協力してもらい一緒にくしゃみで追い払う、という会場参加型のお話。いやらしい動きのクモにかわいいちょうちょが食べられそう、観ている皆さんも一生懸命「ハックション!」と参加していました。
(活動後の振り返り)・クモのおしりから糸が出る、この体のしくみが劇だと観てすぐわかる。・年上の子たちが年下の子たちにみせるのにシンプルでわかりやすい話。・虫の特性を生かしていろんな虫を登場させられる。クラスの持ちネタになりそう。
〇『サンタさん ありがとう』―クマたちの木の実探しを手伝いながら今年もサンタさんがやってきた。プレゼントを配った子どもたちは、不平不満ばかり。「もうこの世界にプレゼントが必要な子どもはいないのでは?」とPCで検索する各国のサンタたち。サンタ会議を開き、プレゼントをあげるのは日本に来たばっかりのある外国の子に決める。その子の両親は共働きでいつもひとりぼっち、その上日本語がまだしゃべることができないため、友達もいない。ある朝目覚めるとその子の周りにたくさんのプレゼント。唯一覚えている日本語「ありがとう」とお礼を言い、サンタたちに手を振って幕。演技する方も観ている方も胸がじんわり温かくなるお話でした。
(活動後の振り返り)・笑いの中にほろりとさせるものがある。・元々幼稚園の先生が子どもたちにみせるためのものだったが小学校でも十分いける。・舞台装置がなくてもすぐできる良さ!
3.古賀誠さんの事前相談
「あいざわっこ発表会」に向けて

(参加者からの声)・実際に火や水の動きを見て表現する練習をしてはどうか。
・台詞は一人じゃないほうがいい。みんなでくり返すなど安心する手立てが必要。
・台詞もそうだが、支援級は一人に責任を負わさない方向で。責任を分化するのが安心。
・表現する箇所が多いので、楽しいところをピックアップする。減らす。
・なぜこの劇をやろうと思ったのか、説明するのも必要。
・1回目の発表が校内で15分、2回目の発表が校外で7分であるなら、7分以内の劇を作って15分の時はゆったりやるスタイルの方が子どもも安心できる。
・子どもの補助をする教師、動ける教師の数を把握してから大道具や舞台装置が可能か、を考える必要がある。
【まとめ】
①ひき算のつくり―やりたい表現はたくさんある。しかし、多すぎると子どもも混乱、教師主導になって楽しくなくなってしまう。表現を絞って、一番見せたいものをメインに。
②教師の役割―特別支援級こそ、やらされ感は避けたい。子どもたちが精一杯楽しむために教師も舞台で一緒に楽しむ役をやった方がいい。
③日常の中から表現を―舞台用に表現を作っても子どもたちにとっては納得して表現できない。年間を通して今までやってきた表現の中で子どもたちがノってきたものをつないで舞台を作る方が自然で安心できる。
と止まらない話し合いになりました。意見・アイデアがたくさん出るのはいい提案の証拠。本番健闘を!
【文責:森(公)】
0 件のコメント:
コメントを投稿