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2014-10-05

【定例会報告】実践研究会9月定例会報告

【日 時】9月20日(土) 15:00~17:00
【会 場】成城学園初等学校講堂、社会科室
【参加者】加藤、金岡、木村、古賀、澤田、菅原、林久博、林玖実子、古屋(計9名)

 連休初日を、力強い太鼓と熱い実践報告で始めることができました。
 
1.加藤先生による和太鼓実習
 秋といえば「食欲の秋」!!今回は、言葉にのせて太鼓をたたく練習です。
「秋だ秋だサンマがうまい 秋だ秋だサンマがうまい しょうゆにすだちに大根おろし 炭火でジュージュー いっただきまあす」
というかけごえに合わせて楽しく太鼓をたたきました。ただリズムを考えるというとなかなか難しく考えてしまいますが、これなら子どもたちとも楽しくできそうです。

2.報告「大きなかぶ 音読発表会」実践報告            林 玖実子先生
 光村1年の国語教科書「大きなかぶ」を使用し、音読発表会を行った時の実践報告をしていただきました。7月に4時間で行った授業の報告です。以下が実践内容です。
おむすびころりんの音読(家での音読の宿題も同時に行う。)
ウッドブロックに合わせてリズムよく読む。
おじいさんはゆっくり、ねずみは速くとウッドブロックのスピードを変えて読む。
おじいさん、ねずみ、語り手に役割を分けて読む。自分の番では立って読む。
動きをつけながら役割に分かれて読む。
見せることを意識して発表する。

 初めての音読劇だったので最初は恥ずかしそうにしていたが、何度か動きをつけて読む練習をしていくうちに楽しく活動する姿が見られたということでした。「読んで動いているうちに自信をもってできるようになった。」「みんなと一緒にできたから最初は恥ずかしかったけど楽しく出来て良かった。」という感想が児童から聞けたということでした。授業者としては、「なかなかおもいきって表現することができない児童が数名います。全員を巻き込んで楽しく活動するためにはどのような活動が有効ですか。」という課題が報告されました。
 この課題に対しては「ついてくる。」と信じてやり続けることが一番有効であるという意見が出ました。授業者に不安があると一気にその場が白けてしまいます。効果はいつ現れるのか分からない。だからこそ、いつ咲くか分からないが素晴らしい種を蒔いているのだという気持ちで続けることが大切だということでした。また、クラスのムード作りも大切にしなければいけないという意見も出ました。笑われることが心配では思いっきり表現することができなくなってしまいます。安心できる空間づくりを演出していくことが授業者の大切な役割になります。
 音読発表会については、いろいろな手法があります。今回もウッドブロックを使って音読を続けるうちに何人かの児童が自然と動きをつける姿が見られたそうです。そういった動きを拾い、褒め、自由な動きを認めることも大切です。一部の統一した動きを決めて、ほかを考えるという手法も挙げられました。


3.報告「ろくべえまってろよ ドラマの技法とセットで音読の指導をする」
実践報告 林久博先生

 1年生学校図書の国語教材「ろくべえまってろよ」を使用した実践報告をしていただきました。「えんぴつ劇」というドラマの技法を使って文中の場面を背景に、文中の場面に即した即興劇を子どもたちに作らせたということでした。教材文の「役割読み」をさせ、その間に、この即興劇を挿入しながら、楽しく音読していったそうです。
「えんぴつ劇」とは、あるシチュエーションに従って、順番に一言ずつ言葉を発する活動です。学年はじめからこのえんぴつ劇を何度も重ね、児童はだいぶえんぴつ劇に慣れているということでした。定例会参加者もえんぴつ劇を実践しました。なかなか緊張します。大人なので、前の人と違うことを言わないと・・・というプレッシャーもありました。児童は前の人と同じことをいう子もいるし、うけを狙って笑わそうという子もいるそうです。今回の授業では全部で4つの場面に分け、それぞれに「えんぴつ劇」を挿入。「えんぴつ劇」を行うのは教材文では文章化されていない「行間」にあたる部分です。最後に役割読みと、えんぴつ劇を発表したそうです。林先生は「えんぴつ劇」を行うことで自分のイメージを大いに働かせることができる利点を発表してくださいました。確かに、行間を読むために登場人物それぞれの性格や感情を読む必要があり、その過程は深い読解に繋がることは間違いありません。

 報告後、話題になったのは対象学年についてです。高学年になればなるほど、笑わせようという意識が強くなってしまい真面目な読解に繋がらないのではないかという課題が出ました。林先生は、国語ではないところでも何度も行い、遊びとしての満足度が十分得られた状態で国語の授業に導入されていました。その結果、ただの笑いでは終わらない結果に繋がったようです。

 また、「えんぴつ劇」を行う場面についても話題にのぼりました。例えば「口をきゅっとむすんで、あたまがいたくなるほどかんがえました。」の文。頭が痛くなるほど考えるとは、どういう状態なのでしょうか。この状態を「えんぴつ劇」にして、深く考えさせることで、文章中の内容を実体験として捉えることができるのではないでしょうか。この経験を実際に体験させられるのもドラマの良さではないかという意見も出ました。

 遊びと学びの境界がなくなっていくことで、国語の教室は楽しく、活発なものになっていきます。ドラマの技法をいろいろな場面で取り入れながら、国語教室で実践していくことの有効性を学ぶことができました。

【文責:古屋有子】

《次回予告》次回の実践研究会は10月18日(土)15:00~17:00です。
内容は、
「リラックス&コミュニケーション 人間関係をよりよくするゲームコーナー!」
「武田晋一先生の連続実習第2弾!『わらべうた実習。唄って遊んで、いつの間にか人間関係力UP!』」
「野口祐之さんの実践報告 演劇クラブ創作劇『お花見の忘れ物』子どもが自然な姿で演技する!」
の三本です。今年度、実践研は「楽しさは、自分たちの手で創り上げる!」をモットーに再スタートする意気込みです。芸術の秋!劇についてたっぷり語り合える時間をご用意してお待ちしております。       
【文責 森公洋】

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