2014-11-11

【定例会報告】脚本研究会10月定例会報告

【期 日】10月10日(金)19:00~21:00
【会 場】成城学園初等学校 小会議室
【出席者】木村 千野 野口 森田勝 保坂

 今回は、2つの作品について合評を行いました。人数は少なかったのですが、中味の濃い研究会になりました。

3年生用脚本「わらしべ長者」
脚色:千野 隆之

 (あらすじ)くわをかついだ貧しい若者が、おじぞうさまに、「お助けください」と頼むところがスタート。朝までいのり続けると、
「願いをかなえてやろう。」
「最初に手にしたものを大切にして、西に向かいなさい。」
立ち上がった時にもっていた「わら」。ここから物語がスタート。

 飛んでいた「アブ」をわらでしばる⇒泣いている子をわらとアブであやす。⇒交換で「みかん」をもらう。⇒峠で倒れてしまう娘に会う。みかんをあげる。⇒お礼に「反物」をもらう。⇒侍と「馬」に出会うが、馬は倒れてしまう。⇒強引に馬と反物を交換させられる。⇒かわいそうに思い、体をさすると息を吹き返す。えさを貰えるところを探していると長者に出会う。「すばらしい馬を売ってくれ」⇒若者、倒れてしまい屋敷に運ばれる。出てきたのは、峠で助けた娘。⇒長者の家で働くことになり、その後、娘と結婚し、村の皆がしあわせになるようにお金を使った。めでたしめでたし。

【提出者から】 小峰書店脚本集用。基本的には、原作のまま。ただ、原作もいくつかのバージョンがあるようだ。コール隊が語り手となって、話を進めていく。

【話し合いから】
・コール隊がただの語り手だけでなく、動きも付けた、ブリッジの役になるとさらによいのではないか。
・ストーリーとして、「反物」の意味がよくわからない。他のものでもよいのでは。
・馬は死んだのか?いくらなんでも生き返るのは、なしだろう。
・「おなかをすかせた」様子を表すセリフはほしい。
等の意見が出された。少人数でも大人数でも対応できる脚本で、原作通りだが、おもしろく演じることができそうだ、という意見が多かった。

6年生用脚本「卒業製作」
作:野口 祐之

(あらすじ)学級会。「卒業制作で何を作るか」が議題になっている。「ちゃちゃっと作る」、「しっかり作る」等意見が出される中、意見がありそうな浩介(2学期に転校してきた)。うまく言えない所にとんぼとりをしていて遅れて入ってくる純太たち。意見を聴くがいい加減。
 いつも絵本を読んでいて、よくわからない存在の浩介が、帰り際に楽しそうな顔をしているのを見つけた純太たち。尾行をすることに。着いた場所は保育園。園児と遊び、楽しげに絵本を読み聞かせている浩介の姿を見る。思わず感嘆の声をあげ、拍手をする純太。浩介に見つかり、園児と一緒に遊ぶことになる。その様子をあやが、見ている。
 1週間後の学級会。純太に促される。「何を作るかでなく、どんな気持ちを伝えたいかを考えた方がいいと思います。」再び話し合いをする。純太は「花壇の改修」を提案する。「ふざけていない」ことに驚く子どもたち。「さらに、種や球根を植えれば、新一年生が、在校生が、みんなが喜こび、明るくなれる」賛否が出るが、何故、純太が改修を思いついたか聞く。それは、保育園の園児と遊ぶことで、浩介の本当の姿を知り、園児の純粋さを知ったことに依る。妹が保育園に通い、浩介の幼馴染だったあやも、補足する。
(回想場面あり)。学級会では、純太たちの味わった楽しみを体験することになった。

【提出者から】 小峰書店の脚本集用。完成版。純太の成長を柱に書き直した。

【話し合いから】
・浩介は何を最初に言いたかったのか。
・保育園で花壇のエピソードを入れたらどうだろうか。
・園児の役は、ペープサートでやってみるのもOKか。
・いくつかセリフの工夫があってもよい所があるが、ずいぶん良くなった。ストーリーの柱がよく解った。

等の意見が出された。

今後の脚本研究会
※11月14日(金) 19時より成城学園初等学校 小会議室です。
※12月  7日(日) 「こまの会」「こんぺいとう」との合同です。野口さんの「卒業製作」を脚本研究会から作品提出の予定です。
【文責:保坂 弘之】

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