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2015-06-09

【実践研究会】5月定例会報告

【期 日】5月23日(土) 15:00〜17:00
【会 場】成城学園初等学校講堂、応接室
【参加者】一幡、伊藤、今井、加藤、金岡、木村、杉原、高橋、野口、古屋(計10名)

1.和太鼓実習 加藤陸雄先生

 今回は「御神事(ごしんじ)くずし」を習いました。能登半島の御陣乗太鼓を子ども用にアレンジしたものです。


A-ドンカカドカカ(×2)・ドドドンカカカ(×2)・ドドドドドドドン・ドンドンドン
B-ドンタタスタタン(×2)・タタン(×4)・ドドドドドドドン・ドンドンドン
C-ドド×8回・ドドドドドドドン・ドンドンドン

この3パターンをまず覚えました。リズムが体に馴染んだ頃に大太鼓も登場しました。和太鼓と大太鼓で円を作り、Aパターンが終わったら隣の太鼓に移りBパターン、Bが終わったらさらに隣に移りCパターンと言うようにどんどん人が回りました。全身を使い思いっきり汗を流しました。
 次にやったのは、アクセント・エクササイズ。左右のバチを
自在にアクセントをつけて叩けるようにする練習です。まずは1打目にアクセントをつけ「1234、1234」と叩くのですが、なかなかみんなの息が揃いませんでした。しかし加藤先生から「『えらいこっちゃ』の声にあわせて叩いてみよう。」とアドバイスをいただき、再度挑戦。今度は「えらいこっちゃ」の「え」のところにアクセントを置いてみるとだんだんコツが掴めてきました。つぎに「らい」、その次に「こっ」「ちゃ」とアクセントを移していきました。最後はどんどんペースが速くなりましたがみんな頑張りました。

2.教室で使えるインプロ実習 木村大望先生


 木村先生は、大学時代からインプロを学んでいて、実際に私たちにも何度か即興劇を見せてくださっています。インプロの世界的指導者であるキース・ジョンストン氏のワークショップにも参加されたことがあるそうです。数多くあるインプロゲームの中で今回私たちが体験したのは「ワンワード」というゲームです。ルールはいたって簡単。1人1文節ずつしか言葉を発してはいけません。一巡したら、話し始めた人から同じ行為を繰り返していき、1つの物語を作り上げていくゲームです。今回はまず例題として、「桃太郎」の話をワンワードのルールで進めました。

A:昔→B:昔→C:あるところに→A:おじいさんと→B:おばあさんが→C:住んでいました。

 このように話を進めていきます。面白かったのはおばあさんとおじいさんがそれぞれの仕事に出かける場面。参加者の一人が話の内容を忘れてしまったようで不安そうな顔を浮かべました。

A:おばあさんは→B:川へ→C:洗濯へ行きました。→A:(少し悩みながら)そして→B:おじいさんは・・・

 分からなければ「そして」など、話と全く関係ない言葉で次の相手に任せてしまえる。即興という言葉に少し不安を感じていた私が安心した瞬間でした。Bさんにとっては予想もしなかった答えだったので、少々驚いた様子でしたが、予想もしない事柄にどう対応するかはこのゲームを通して得る学びになると思いました。

 ルールがだいたい分かってきたところで、1人1枚の紙を受け取りました。今回はその紙を使って○○さんに宛てた手紙を書いていくことになりました。もちろん「ワンワード」のルールを使用して行いました。あて先から「となりのおじさん」「妹」「くまさん」など様々な言葉が並びました。本文も1文節ずつ書いていくため、自分が予想しない展開になっていきました。再び自分の番になるころにはイメージと全く異なる手紙が完成しました。最後はビートルズの曲にあわせて、その手紙を朗読し、大笑いしました。自分のひらめきを自信もって表現したり、任せてしまったり、周りの表現に笑ったり、感心したり、それに倣ったり、いろいろな経験をしました。

3.「実践報告 演劇クラブ創作劇『お花見の忘れ物』子どもが自然な姿で演技する!」野口祐之先生

 今回、映像を見せていただいた作品は一昨年度の東初教「みんなの玉手箱」で上演された作品でした。演劇クラブに所属する6人の児童が成城学園の舞台でとてもリラックスしながら演技をしている姿が印象的でした。観劇をした人からは、「あまりに自然な感じなので、演技なのか、素なのか区別がつかなかった。」「演じる子供たちの笑顔がとても素敵だった。」などの感想をいただいていました。

 話の大筋は野口先生が考えたそうですが、セリフは全て子どもたちが作ったそうです。自らの力で20分の劇を完成させられたことは子どもたちにも大きな自信に繋がったと思います。毎週1回のクラブの時間では「何やってんの」や「○○を残します」などのゲームを楽しく行っていたそうで、その活動をそのまま発表にも取り入れていました。少ないクラブの時間と朝練だけでも人に発表できる作品にするために通信を出し、子どもたちの意欲を高め、自ら考える環境づくりを行っていたそうです。

 映像を見た後の意見交換では、子どもたちが台本を考えたときにストーリーが平坦になりがちだということが話題にのぼりました。確かに子どもが台詞を考えることに重きを置くと、いくら大枠を作っているといえどストーリー性まで重視するのはなかなか難しいのが実態なようです。しかし、吉本新喜劇やドリフなどでも見られるように役者側にしっかりとしたキャラクターが表されていればその問題は回避されるのではないかという意見も出ました。「お花見の忘れ物」では、「わすれんぼうのりんごちゃん」というキャラクターが存在し、その子がいろいろなことを忘れてしまい話が進んでいくという設定がなされていました。1年かけて行われるクラブ活動では、1つの話で終わらせるのではなく、このキャラクターをもとに春、夏、秋、冬など時や場所を変え劇を作ることもできるという今後に繋がる可能性も話し合れました。
【文責:古屋 有子】

《次回予告》次回の実践研究会 6月13日(土) 15:00〜17:00

 必見!プレ夏期大、2つの分科会が事前に同時に味わえてしまう、お得な一日!

第1分科会「学級づくりのための劇あそび・劇活動」
第4分科会「人形を使った劇活動」

 この2つが先取りできる!お得な実践研!申し込み済みのアナタは他の分科会を体験できる、まだ申し込んでいないアナタはどこに参加しようか、お試しができる、どちらの方にとっても絶好の機会。夏が待ち遠しくなること間違いなし!ぜひご参加ください。 
 【文責:森公洋】

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