トップページ

2015-07-13

【実践研究会】7月 定例会報告

【期 日】:平成27年7月11日(土)
【場 所】:成城学園初等学校 講堂、社会科室
【参加者】:伊藤、今井、岡、帰山、加藤、金平、金岡、木越、木村た、木村大、小宮、中嶋、古屋(13名)

1.「ぶちあわせ太鼓〜夏期大オープニングバージョン
加藤 陸雄 先生

隣へ「それっ!」
 6月の実践研究会の中で、夏期大のオープニングに有志で太鼓をたたきたいという声が上がりました。それを受けて古屋先生が加藤先生と日程を調整してくださり、今回がその第1回目の練習でした(練習は今後5回行われます)。始めに横1列に太鼓を並べ、いくつかのリズムを覚えました。



A:スットン スットン ドドーン ドンドン ×4
B:ドドードン ドンドン          ×4
C:ドーンドン
D:ダダ ダダ ダダ ダダ ダダ ダダ ダダ ダダ(流れるように)
E:ダダダダダダダダ(小さく)
F:ダダダダダダダダ(大きく)
C:ドーンドン「それっ!」

夏期大オープニングをお楽しみに!
 始めはリズムを覚えるために右手からたたきますが、慣れてきたら舞台映えするようにBは左右右左の順でたたき、その間に左手はbを立てて高く上げるようにしました。また、Dなどは2手に別れて掛け合いにする練習をし、Eでは太鼓の中心をそっとたたく(足腰等の姿勢や目線も)等、細かいポイントも徐々に教えていただきました。
 また、途中からは太鼓を円に並べ、隣へ「それっ!」の掛け声とともに移動するようになりました。最後は、だんだんリズムも早くなり、移動のタイミングも短く、ワンフレーズごとに殆ど横っ飛びしながら(走りながら?)太鼓を叩きました。

2.実践報告「ソックスパペットを使った表現活動の実践」
岡 信行 先生

 場所を社会科室に移し岡先生のソックスパペットを使った様々な表現活動をDVDの映像とレジュメを見ながら報告していただきました。岡先生は、パペットを作ってただ遊ぶのではなく教育的な意味があるのではないかと仮説を立て長年実践を重ねていらっしゃいます。パペットは特別支援級や心理学的な面での成果も認められていますが、今回は、一昨年度から昨年度にかけて担当された4・5年生の学年150人の集会や行事、総合的な学習の時間の場面での表現活動についてでした。
 一連の活動のねらいは、

・手作りのソックスパペットを使った表現活動を通して、表現力を高めたり、友達のコミュニケーションを深めたりする。
・人形劇作りを通し、人を楽しませたり、自分達の思いを伝えることに、喜びを感じられる心を育てる。

でした。実践の後の子ども達の感想では、これらのねらいに通じる内容が含まれていたそうです。それにしても150体の人形が舞台上に一列に並ぶ学芸大会の様子は圧巻でした。後ろ側では子ども達がひしめいているはずなのに規律があり、それでいて出番では生き生きと演じていました。
 報告の後の質疑応答では、学年劇で子ども達をその気にさせる指導の仕方やストーリーの決め方、教員の団結、子どもと人形の出会い、気になる子どもの成長等について話題に上がりました。

 また、もう少し一般化した意見や今後に向けた意見も出されました。教師も一緒になって非日常の(=劇的)世界に入って一緒に遊ぶことが生き生きとした子ども達を育むには大切であること、そのきっかけとして人形はとてもよいツールになるのではないか。一途に教え込もうとしたり教師と子どもとの信頼関係が欠けたりしていてはよい実践ができないこと、また、人形も自分で作ったものを使うという流れがよいこと、今後は教師が設定した発表会だけではなく子どもが主体となって表現の場を探すようになると、より豊かな活動ができるようになるのではないか・・・。
 最後に岡先生より、今後の豊富として人形に自分のことをしゃべらせたいという構想が語られ、やはり非日常的な状況を設定する必要がある(例えば、宇宙船に閉じ込められた状況での自己紹介など)、人形やマスク等があればそのような劇的体験に没入できる可能性があるのではないかとの助言がありました。
 ソックスパペットの教育的効果と可能性の大きさを感じさせ、自分の教室でも行ってみたくなる実践報告でした。

3.実践報告「小学3年生のクラス劇発表会までの学年での取り組み」
木越 憲輝 先生

 最後に、木越先生より昨年度9月から10月にかけての実践が報告されました。木越先生の学校ではクリスマスに聖劇があるものの、それ以外に劇の発表の場がないそうです。カリキュラム的にも劇活動が保証されている訳ではなく、総合の時間にiPadを取り入れた点字の学習をしつつ、隣のクラスの先生の協力を得ながら隔週で週1時間劇活動を行うといった状況であり、しかも昨年は校舎立て替えのため手狭な仮校舎だったそうで、このような様々な制約の中で、劇に対する共通理解のない学校で、如何にして劇を発表するところまでいくのかという興味深い報告でした。指導の展開は9月始めにゲームや見立て遊びを行い、話し合いやグループ相談の時間を確保しつつ、劇の練習へと進んでいくものでした。また、9月以前にも学級活動で即興劇やゲーム遊びを行い、子ども達が劇に迎えるような土壌づくりを行われていたそうです。
 今回の報告では、一連の取り組みの最後の場面である、教室に保護者も入った中で発表会をしているDVDを見ました。子ども達が伸び伸びとしていてとても楽しそうでした。その後、質疑応答では、出席者から、グループの人数は6人くらいがよい(それ以上だとごちゃごちゃする)、すべてを子ども達に任せるのではなく稽古の段階で教師が「ここはこう」と指導する必要がある、短くていいから作っていきそして次第に膨らんでいく、児童創作は即興で作ってよい所を残していく、保護者にアンケートをとると児童の変容や目標(お互いを認め合いながら、自分たちの表現を高めよう)の達成等といった教育的な成果が把握できるのではないか、といった今後、私たちが自分のクラスで実践するにあたってポイントとなってくるような有益な意見が数多く出されました。特に、「劇活動をすると話し合いが増える」という点について、単に「役の分担」では劇以外でも同じレベルの話し合いはできるが、「創造的なコミュニケーション」という他とは質的に違う話し合いができる可能性が劇活動にはあり、そのためには、劇の練習中に各グループにビデオで撮った自分たちの映像を見せながら話し合いをさせるとよいだろう、現在はiPad2台(もしくはSDカード2枚とパソコン)があれば、簡単にその場で映像を見せられるので、どんどん活用していくべきだという意見があり、とても勉強になりました。
【文責:伊藤 公大】


0 件のコメント:

コメントを投稿