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2015-11-01

【実践研究会】10月定例会報告

【日 時】10月17日(土)15:00~17:00
【場 所】成城学園初等学校 社会科室
【参加者】金岡、保坂、金平、木村(た)、杉原、一幡、今井、木村(望)、伊藤

1 『学級でもバスレクでもできる道具いらずの簡単ゲーム』
ゲーム実習:今井洋助

「集団しりとり」
・教室の生活班や号車ごとのグループでしりとりをします。バスでは座席の左右や列ごとにグループを作ります。グループで代表を1人決めます。例えば、Aグループ代表が単語を言ったら、Aグループ全員で復唱します。Aグループが復唱している間に、Bグループの代表は続く単語を考えます。Bグループ代表が単語を言ったら、Bグループ全員で復唱します。という具合にテンポ良くしりとりをしていきます。このとき、代表にグループのメンバーがアドバイスしても良いことにする方法もあります。単純なゲームですが、みんなで声を揃え、止まらずにしりとりできるかというドキドキ感が楽しめます。

「復活じゃんけん列車」
「復活じゃんけん列車」
・一般的なじゃんけん列車では、じゃんけんに負けると後ろにつながっているメンバー全員が行動を共にして新しい列車に繋がります。しかし、このゲームでは、負けた本人だけが列の後ろに並び直すというルールで行います。これによって、一度負けてしまっても再び復活してじゃんけんできるチャンスが増えます。勝ち続けた場合は、一般的なルール同様、チャンピオンです。

「スーパーじゃんけん」の手

「スーパーじゃんけん」
・一般的なじゃんけんでは、「グー・チョキ・パー」の3種類を出します。このゲームでは、その他に「ス―パコンチャン」と「幸せの鳥」を加えて5種類のアイテムを使って、じゃんけんを楽しめます。

チョキは負けT^T

☆「ス―パコンチャン」… グー・チョキ・パーの全てに勝つことができる。
☆「幸せの鳥」… スーパーコンチャンに勝つことができる。しかし、グー・チョキ・パーには勝てない。

『教師だって劇しちゃう!朝会や集会にて教員劇の作り方』
実習:金岡香恵
・多くの学校で、月曜の全校朝会で週目標(生活目標)について、週番の先生が話をすることがあると思います。金岡さんの学校では、子どもたちにより印象的に伝えたいという思いから、時々教員劇を取り入れているそうです。2~3分の内容で、日常の朝会や集会に取り入れることで、子どもたちの意識が変わっていくことを実感したそうです。今回の実践研では、金岡さんの台本「持ち帰りキャンペーンの巻」でデモンストレーションした後、実際にお題を設定して劇を作り、グループごとに発表し合いました。学校生活の身近な場面を、教師が演じてみせることで教師と子供の繋がりができる、教師間の意思統一が図れるので全校で一貫した指導ができる、教師同士が仲良くなる、などの意見が出ました。


☆実践研で創作した劇のあらすじ

友だちのことを考えて・・・
金岡・保坂・金平グループ(友達のことを考えて言葉を使おう)
・理科室に移動するとき、並び方の順番を巡って言い争いになる。
・1人の男の子が悪口を言われ、教室の端っこですねてしまう。
・そこへ女の子が駆け寄り、優しく声をかける。
・木村(た)・杉原・一幡グループ(時間を守って行動しよう)
・時間をまもらないと大変なことになりますよ。ゆうべ面白いテレビがあって寝るのが遅くなってさ。昨日準備何もしてなくて弁当を忘れてきちゃってさ。目覚ましの電池が切れて寝坊しちゃってさ。3人が登校すると、黒板には先生からのメッセージが。「きむち、すぎちゃん、先に行くよ。」ア~ァ。

今井・木村(望)・伊藤グループ(黙って、時間いっぱい、精一杯掃除しよう)
・週番の先生からお知らせです。きちんと掃除をやらないとどうなるか、見てみましょう。
・掃除やろうぜ。雑巾でキャッチボールを始める。チャイムが鳴り、休み時間になる。雑巾は散らかし放題のまま。休み時間から戻るとき、その雑巾で転んで痛い思いをする。自業自得です。チャンチャン。

3『特別支援教育と劇活動』
実践報告:一幡利一
 特別支援学校で、パペット人形を使った教育的効果についての報告でした。
 iPadを活用し、生徒とパペット人形がコミュニケーションしている様子を撮影し、その映像を対象の生徒にその場で見せて、振り返りをさせました。この活動を繰り返すうちに、同じようなコミュニケーションの場面で、生徒の姿勢や表情、発語の様子に肯定的な変化が見られました。具体的には、相手の顔を見ることが苦手だった生徒が、自然と挨拶や返事ができるようになったり、言葉のキャッチボールができるようになったりしました。この実践を通して、短時間の小さな活動の積み重ねが、一人ひとりの生徒の成長につながるものであることを実感しました。

一幡さんの発表を受けて次のような意見交流がありました。
・人形を媒介とすることで、コミュニケーションを促進することができる。
・iPadやタブレットを活用することで教育的効果を上げることができる。ただし、セキュリティー上の問題が未解決なこともあり、まだまだ現場に十分な数が配備されていない。
・複数担任制なので、このような実践を継続して行っていくことが難しい。しかし同僚にも呼びかけて、互いの授業実践を報告し合うことで、より有効な指導法を考えていけるとよい。

【文責 今井洋助】

【脚本研究会】10月定例会報告

期 日:10月9日()19:00~21:00
会 場:成城学園初等学校 小会議室
参加者:池田・金平純・木村隆・野口・保坂・森田勝・山本茂

『ナマケロナマケロ』   野口 祐之 作

 20年ぐらい前の作品。明治図書向け
 地球侵略をもくろむヤメロン星人がふりかける粉をあびると、地球人はどんどん怠け病にかかってしまう。なにもやる気のなくなった地球人のなかで、ただテツオ達数人のもともと怠け癖のあるメンバーだけは、怠け病にかからない。
最後に残ったテツオの頑張りでヤメロン星人を追放したという話。

【話し合いより】
・ご都合主義で話が運びすぎ。おふざけ的な展開は一つの作品の雰囲気としては面白い。もっと遊び的要素がほしい。
・話の展開で、怠け病になる事を地球人はどう考えているのか、粉をかけられることを拒むのか、受け入れたいのか、抵抗もないし、幸せそうになったという描写もない。どちらかをはっきり描く事が大切。地球的侵略の規模なのに、テツオ達だけの小さな勢力の抵抗では不自然。舞台を地球ではなく、その前段階の学校占拠という限定した場所にした方が、やりやすく面白くなりそうである。
                        【文責 山本茂男】

『CATS STREET1』 山本 茂男 作
 初稿は1992年に書いた作品。飼い猫、野良猫の対立、保健所所員による、野良猫の捕獲、野良猫でも仲間からはずれているノラ吉と飼い猫たちが助け出すストーリー。

【話し合いより】
・前半の飼い猫と野良猫のくだりは散々見てきたので、音楽処理でよいのではないか。
・飼い猫と野良猫の対立として考えたならどんな対立ができるかがポイント。主人公はノラ吉とすれば、成長なり変化がもっと出せるのではないか?
等、辛口の意見が多く出された。

『よみがえらせようヤマユリの花を』 池田 靖 作

 百合丘小学校の4年生が「ユリを調べた」学習を劇に活かした作品。
 いたずらっ子の颯太が入ってはいけないゆりっこ森に入り、ユリの花を折ってしまう。気づくと裁判が始まってしまう。判決は、深く反省していることもあり、花の精の手伝いをすることになる。花の精やヤマユリの精と一緒に働くことで颯太も変わってくる。元の世界に帰って友だちと ユリをいっぱい咲かせる決意をする。

【話し合いより】
・百合丘小学校ならではの作品なのだが、普遍的にするには、ヤマユリにこだわる必要はないのか、あるのか?
・向こうの世界とこちらの世界の差をもっと深くしたい。
・パネル隊の子を作品の中で有効に使おうとしている。その役割を明確にするとさらに良いのではないか。例えば、「ファンタジーの時のみ登場」など。

◆作品提出者がベテランぞろいだったので、かなり辛口の合評になりましたが、とても深い研究会になったと思います

【文責:保坂 弘之】


次回 脚本研究会は
11月13日(金) 19:00~成城学園初等学校 小会議室
作品提出予定は 森田勝さんと小宮さんです。


12月は「こまの会」「こんぺいとう」との合同ゼミなのでお休みです。