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2015-12-07

【脚本研究会】10月定例会報告

【期 日】10月9日(金)19:00~21:00
【会 場】成城学園初等学校 小会議室
【出席者】 池田・金平純・木村隆・野口・保坂・森田勝・山本茂

『ナマケロナマケロ』
野口 祐之 作 20年ぐらい前の作品。明治図書向け

 地球侵略をもくろむヤメロン星人がふりかける粉をあびると、地球人はどんどん怠け病にかかってしまう。なにもやる気のなくなった地球人のなかで、ただテツオ達数人のもともと怠け癖のあるメンバーだけは、怠け病にかからない。最後に残ったテツオの頑張りでヤメロン星人を追放したという話。

<合評より>
 ご都合主義で話が運びすぎ。おふざけ的な展開は一つの作品の雰囲気としては面白い。もっと遊び的要素がほしい。
 話の展開で、怠け病になる事を地球人はどう考えているのか、粉をかけられることを拒むのか、受け入れたいのか、抵抗もないし、幸せそうになったという描写もない。どちらかをはっきり描く事が大切。地球的侵略の規模なのに、テツオ達だけの小さな勢力の抵抗では不自然。舞台を地球ではなく、その前段階の学校占拠という限定した場所にした方が、やりやすく面白くなりそうである。
【文責:山本茂男】


『CATS STREET1』
山本 茂男 作

 初稿は1992年に書いた作品。飼い猫、野良猫の対立、保健所所員による、野良猫の捕獲、野良猫でも仲間からはずれているノラ吉と飼い猫たちが助け出すストーリー。

【話し合いより】
・前半の飼い猫と野良猫のくだりは散々見てきたので、音楽処理でよいのではないか。
・飼い猫と野良猫の対立として考えたならどんな対立ができるかがポイント。
・主人公はノラ吉とすれば、成長なり変化がもっと出せるのではないか?

等、辛口の意見が多く出された。

『よみがえらせようヤマユリの花を』
池田 靖 作百合丘小学校の4年生が「ユリを調べた」学習を劇に活かした作品。

 いたずらっ子の颯太が入ってはいけないゆりっこ森に入り、ユリの花を折ってしまう。気づくと裁判が始まってしまう。判決は、深く反省していることもあり、花の精の手伝いをすることになる。花の精やヤマユリの精と一緒に働くことで颯太も変わってくる。元の世界に帰って友だちと ユリをいっぱい咲かせる決意をする。

【話し合いより】
・百合丘小学校ならではの作品なのだが、普遍的にするには、ヤマユリにこだわる必要はないのか、あるのか?
・向こうの世界とこちらの世界の差をもっと深くしたい。
・パネル隊の子を作品の中で有効に使おうとしている。その役割を明確にするとさらに良いのではないか。例えば、「ファンタジーの時のみ登場」など。

◆作品提出者がベテランぞろいだったので、かなり辛口の合評になりましたが、とても深い研究会になったと思います

【文責:保坂 弘之】

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