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2016-05-22

【翠会】5月定例会報告

【日 時】平成28年5月7日(土)15:00~
【会 場】成城学園初等学校 小会議室にて 
【参加者】長谷川安佐子 金平純三 二見恵理子 土井彩子 山本留実 木村たかし 野口祐之 蒔田敏雄 (8名)

「ちょっと脚本を書いてみたいのだけれど…」「学芸会で自分の脚本を上演してみたい!」「自分で描くのは、まだまだだけれど、他の人の脚本を上演してみたい…」
 初心者の方から経験者まで、脚本について勉強してみたいメンバーが集まる会です。


「図書館こびと」高学年用脚本
作:二見恵理子

 時は現代、場所はある町の図書館。図書館に住む小人たちと、図書館にやってくる子どもたちの物語。

<作者より>
 最初、時計の中にいる小人のいとこという設定で考えた。人間の手仕事がいっぱいあった時代は小人の仕事があったが、電子化して小人の仕事が減ってきたという図書館を舞台にした話として書き始めた。知的財産を守ろうという職人気質の小人がいる世界を描きたかった。しかし、人間の子どもをたくさん出し、子どもを全員生かそうとしたら、最初に考えた小人の話から変わってしまったとのこと。
 こうじとミックを消し、ふうかのストーリーに焦点があたるように書き直そうと考えている。

話し合いから
 ・知的財産を守ることと電子化されることは矛盾しないのでは?
 ・何を「守りたい」小人なのかがわからない。物的なものなのか、精神的なものなのか?子どもたちが「読みたい」という気持ちを守りたい?
 ・なぜ、ふうかとこうじは小人の世界に呼ばれたのかがわからない。
 ・いろんな要素がありすぎてわからなくなってしまっている。
 ・会話のテンポや流れがスムーズでいい。
 ・図書館に小人がいるという設定や世界観がいい。

などの作品についての話と共に、これからの図書館の役割、書籍の電子化についてなどにも話題が広がりをみせた。最後は、今の時代にはもっとファンタジーが必要なのではないか。小人が出てくるファンタジーの作品についての話なども出され、今後の書き直しを楽しみにしつつ、話し合いが終わった。

☆「とことこ君」
作:山本留実

森の中を舞台にしたファンタジー。思ったことが声に出る男の子を温かく見守る森の木々や妖精、そして男の子の幼馴染の女の子の物語。

作者より
 ・自分が心のことをしゃべるタイプで、擬音も多用するし、子どものころ「なんで、どうして?」という子だったことを思い出して書いた。
 ・英語などの外国語では、数の数え方は一緒なのに、なぜ日本語はいろいろ言い方があるのだろうと子どものころ疑問だったことを思い出して書いた。
・森の木々たちとたけと君とは相思相愛、お互いに求め合っている
 ・時間がなく、森に住む動物なども出したかったが、生態などを調べられなかったため、今回は断念した。
 
話し合いから
 ・「とことことこ」と言いながらは考えられないのでは?→止まって考える。
 ・幼馴染の女の子、いっちゃんには、妖精や木が動く様子は見えるのか?→きららや森の木たちは見えない。夢みる人には見えるけれど、現実家には見えない。
・どこの世界をふくらませるか。いろいろな展開が考えられそう。
・中学生の演劇部等で、練習用にやると色々な表現が出てきそう。
 ・とことこ君は、自分の思う通りに行動してしまうイメージ。他にも「ジットちゃん」「キーキーくん」など、擬音系でキャラクターを作っていくのはどうか。
 ・とことこ君を森の木々が受け入れている感じがほんわかしていていい。

 こちらも、設定を生かしてこれからどのように膨らませていくのかが楽しみな作品だという意見が出され、話し合いが終わった。 

 今回は実践研究会と同じ時間での開催で、なおかつ連休中の会でしたが、それでも8名の参加がありました。また、今回は2本とも提案的な内容で、これからの展開が楽しみであると共に、出席者にたくさんの刺激を与えてくれる作品でした。


◎次回の翠会は…
  6月4日(土)15:00~ 成城学園初等学校小会議室の予定です。(当日は成城学園が学校説明会のため、会場が変更になる可能性があります。)
  作品提出希望の方は、早めに担当までお申し出ください。
                                【文責:蒔田】

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