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2016-05-30

【脚本研究会】5月定例会報告

【日 時】平成28年5月13日(金)19:00~20:30  
【会 場】成城学園初等学校 小会議室
【参加者】岡、木村、野口、保坂、森田、山本(茂)、ワイリー、百合岡(計8名)

中・高学年クラブ用劇『フォーリンの涙』
作:岡 信行

<作品について>頭がよく狡猾なオリエンタルがリーダーである猫の世界。自己主張ができず馬鹿にされているフォーリンは、一匹狼のコビーと心通わせるていくが・・・。登場人物であるフォーリン、コビー、オリエンタルはそれぞれ猫の種類からイメージして作った役柄。

<作者より>演劇クラブを立ち上げ、高学年のためにミュージカルを書いた。今はプロットの段階。ミュージカルなのであまり内容を複雑にせず、歌や踊りを中心にしてつくりたい。

<話し合いより>
・オリエンタルに従っていたまわりの猫たちが、最後に変わる理由が不明確。オリエンタルに逆らえない理由を示すエピソード(気に入らない奴は追い出されてしまうなど)がはじめに欲しい。そして、力ではオリエンタルにかなわないが、やがて心が離れていってしまう・・・というように。→説明でなく行動で関係性を示す。
・オリエンタルを悪者で終わらせるのではなく、救いがほしい。改心して最後は仲間として受け入れられる、独りになったオリエンタルにラストでフォーリンが優しく声をかける、など。
・もともと一匹狼だったコビーが、なぜわざわざ去ろうとするのか。
・コビーとフォーリンの関係が不明確。
・雄が三匹という設定だと色気(?)がない。フォーリンを女(誰かの妹)にしてはどうか。兄妹愛か恋愛かどっちをとるか?など、やっぱり恋愛ものがいいよ。→ストーリーとしてはいいけど、小学生が演じるにはどうか。
・山場で、殴る以外の解決法はないのか。仲良しを殴るには余程の理由が必要だし、フォーリンは非暴力的なリーダーとして殴る以外の方法で解決させたい。
・うまく流れているけど、よく読むとあれ?となる。行動の裏づけがないとご都合主義になる。オリエンタルがいばっているのはなぜ?劣等感があるから?その理由は?というように、設定を一つ一つ検証していかないと前に進まない。
・本当のリーダーとは?という人間関係のあり方を問う作品ができそう。事件が起きた時、第三者が来た時、ピンチが訪れた時・・・本性が見えて、人間関係が変わる。

低学年用劇 相談
ワイリー麻梨子

<作品について>
11月に上演する、1・2年生のための脚本を書いてみたい。歌『ぼくらはみんな生きている』をテーマに虫や植物の世界を描く案と、歌『夢をみるなら』をテーマに勉強に追われる子どもたちが、未来(夢)の世界の子どもたちと交流する案の二案を考え中。

<話し合いより>
・虫の世界の案は、既によく書かれているので、夢の世界(=子どものかわいい想像の世界)の案の方で進めるとよい。
・小さい子はネガティブにはなりにくい。「勉強ばかりでつまらない」という設定は塾通いの高学年向き。また、「真面目で勉強ばかりの子」は「創造性がない」と決め付けてよいのか?実際の子どもたちはそうでもない。
・対立からではなく、「なぜひらがなを覚えるの?」「なぜ数字を覚えるの?」「50音はなぜこの順番なの?」・・・などの素朴な疑問から物語を始めるとよいのでは。
・1・2年生127人なら、テーマ性を追うよりも、楽しく遊ばせる仕掛けをつくり、子どもたちの動きを生かす方がよいのでは。あいうえお隊、数字隊、音符隊、アルファベット隊・・・等。数字や漢字に、苦手な子が追いかけられるシーンなんて面白そう。その面白さをどうつくるかに絞って考える。そして、最後には「数字や漢字って大事なんだ」と気付くことができるような流れにするとよい。

◇初登場のワイリーさん、ようこそゼミへ!「お話を考えるのは好きだけど、どうやって脚本にしたらよいのか分からなくて・・・」というワイリーさんに、「好きとか、書きたいという気持ちがあれば大丈夫」と木村さんから力強い励ましが。
◇この日のお菓子は、いつもよりグレードアップして成城有名店のシュークリーム♪美味しくいただきましたが、「こうなると珈琲も欲しいよね」「仕事帰りでお腹が空くから、カップ麺とかもいいな」とまた言いたい放題。まあ今回はちょっと予算オーバー気味だったので、次回はうまい棒に戻します(笑)

◇次回のゼミは、6月11日(土)14時~成城学園初等学校にて。夏期大分科会の内容検討が中心となります。皆さんのご参加をお待ちしています。
【文責:百合岡】

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