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2016-07-18

【脚本研究会】7月活動報告

【日 時】平成28年7月8日(金)19:00~20:30  
【会 場】成城学園初等学校 小会議室
【参加者】岡、金平、野口、保坂、森田、山本(茂)、百合岡(計7名)

1.クラブ用プロット『紙ひこうき』/作:岡 信行
<作品について>
 演劇クラブ30人のための、生活劇。NHK番組で取り上げられた「不寛容社会」や、AKB48の『365日の紙飛行機』からヒントを得た。合唱コンクールの練習をめぐり対立する子どもたち。やがて、クラスの中が言いたいことが言えない雰囲気になっていく。そんなクラスの危機を変えたのは、普段「空気が読めない」とされていた、マイペースで能天気な子どもであった・・・

<話し合いより>
・面白いと思う。いい作品が生まれる予感がする!
・言いたいことが言えない=仮面をかぶる、という表現はここでは不要では。紙飛行機とも仮面はミスマッチ。
・キーワードとなる紙飛行機に仕掛けがほしい。実は手紙になっているとか、いつもいじけている子がひたすら紙飛行機を折っていて、そこには何か理由がある・・・など
・みんながそれぞれ折った紙飛行機を飛ばすシーンで終わるときれい。
・テーマの「不寛容社会」とは?

→(作者から)ノートの表紙の昆虫写真が「気持ち悪い」という意見から変えられたり、二宮尊徳の像が「歩きスマホを連想させる」という理由から撤去されたり。本人たちはよかれと思って言っている「正義感」のようでいて無責任な物言いと、企業がそれを取り上げざるを得ない現実と。そうしたことへのもどかしさが書くきっかけとなった。→(参加者から)でも、この話は不寛容が寛容に変わるという話ではないし、それであれば不寛容社会をテーマにせず、「バラバラだったクラスが紙飛行機をきっかけにひとつのクラスになっていく」という話にすればよいのでは。
・対立から和解のシーンでは、みんなは「空気が読めない子」の何に共感しているのか?雰囲気だけに流されて終わりではなく、みんなが共感する何かがほしい。
・「どんな人でも認めていこうよ」というまとめ方では物足りないしもったいない。集団としての高まりを見せる幕切れにしたい。
・歌詞や言葉の巧さだけでなく、動きや出来事で描くことが大事。そして、気持ちや心が伝わるドラマをどうつくるか。今後の展開に期待!

2.人形劇『地球のひみつ』/岡 信行
<作品について>
 前回の話し合いを受けて、「体験的に台詞をいうことによって納得し、楽しく学習内内容を定着させていく」ということを目的に書き直した。アクティブ・ラーニングの一方法としての人形劇の提案。

<話し合いより>
・教科の中で劇をどう生かしていくか、その活路を見出していく作品。「表現することは、学習の上でも子どもたちにとっていいものだ」と先生たちに知ってもらうきっかけになる。ぜひ実践研で深めてほしい!
・理科の課題に対するアプローチではなく、「理科のアクティブ・ラーニング」とすると抵抗があるのでは。とはいえ、アクティブ・ラーニングは定義や認識がまだ曖昧な面もあるので、こちらからこうして提案することが大事。
・やりとりの中で、誤答に対する葛藤があるとよい。そこに学びや発見がある。
・夏期大の分科会で取り上げるなら、脚本を見せる前に「調べ学習をする」「劇化する」という活動を行うと、思考→表現のプロセスを辿れる。教材によっては、人形でこそできるものと、人間が動いて表現した方がいいものとがある。さらには、劇化に適しているものとそうでないものもある。そのあたりの研究も必要。「教科の中で演劇をどう生かすか?」「演劇的手法を用いた活動によって、学習がアクティブになる」という劇作の会のもつ大きなテーマのひとつに対するアプローチ作品。

◆5月から3回連続発表の岡さん!!前回に続いての『地球のひみつ』と、書きたてほやほやの新作プロット、さらには教科書教材の登場キャラクターリストも作って来て下さいました。
◆次回のゼミは、夏期大後9月9日(金)19時~成城学園初等学校にて。皆さんのご参加をお待ちしています♪
【文責:百合岡】

【実践研究会】6月定例会報告

【日 時】6月11日(土) 16時~
【会 場】成城学園初等学校
【参加者】一幡・伊藤・今井・岡・門田・金岡・金平・久保・川窪・坂田・保坂中村・西脇・林・古屋・


ワイリー(16名)

◎夏期大学分科会検討

1.第1分科会「学級づくりのための劇活動」 実習を通して検討(古屋・林)

①怪獣のタマゴa.先ず4~6人の小グループで丸くなって座ったままで、怪獣の鳴き声と、身振りをリレーしていく。次に立ち上がってリレーしていく。最初は共通の鳴き声と身振りを、次のステップでは自分で考えたオリジナルの鳴き声で。b.1人ひとりが怪獣のタマゴになっている。親怪獣がコンコンと叩くと「パッカーン」と割れて新しい怪獣が生まれる。その怪獣が親怪獣になり次々と「子増やし鬼」のように怪獣が増えていく。
⇒計画では「ほぐしの最初の段階」になっているが、少し難易度が高いだろう。
②絵本『りゆうがあります』を使って…母親と男の子やりとり。日常生活上の好ましくない癖を母親が諫める。男の子は、想像を超えたぶっ飛んだ言い訳を連発する。そのユニークさや意外性を楽しむ絵本。実習では3つのグループに分かれてスキットづくりを行った。⇒諫めた目上の者(親や教師)の規範がひっくり返されて子どもが逆転勝利を収めるところに活動の魅力がある。言い訳が現実のものとなって進行するパターンで構成するのが面白いだろう。

2.第4分科会「身近な題材を使ったパペットの制作と実習」
実習を通して検討(岡)

 人形劇脚本『地球のひみつ』をウレタン人形(桜、ひまわり、もみじ、雪の結晶、お日様、地球)を手に持って実際に演じてみた。「日本に四季があるのは、地球の地軸が傾いているから」という地学的な事象を人形劇を体験しながら実感的に理解していこうと
いう画期的な試みである。⇒脚本に「君たちから見て右・左」という文言があると、地球と太陽、地上の者たちとの位置関係が分かりやすくなる。桜とひまわりが両端に居る方が、地球と太陽との位置関係との整合性が可視的に理解しやすくなる。ウレタン手人形は月の満ち欠けなどの理科の事象の他、国語科の説明文などの学習でも活用できそうである。

3.第5分科会「授業で活かせる朗読劇の実習」 実施計画検討(中村)

 朗読劇の基本的な技法や動きの習得の為の教材として「ごんぎつね」を用いたい⇒「オフステージ」「登退場」「視線の上下」「動きのキャッチボール」「追いかけっこ」などの特徴的な技法を「ごんぎつね」で網羅ですることは難しい。別途、教材開発をする方が良いだろう。目的としては、舞台上演への発展応用は考えず、授業の中での活用に絞る。参加者が、主教材の「スーホの白い馬」の好きな場面を選択して実習できると良いだろう。参加者が「望ましい演出」を探るのは・望ましいゴールについての教師案を持つ・そこから逆算した支援、アドバイスが出来る構えを持つ・子どもから出る多様な表現も自分が思い描くゴールとの関係において許容することができるということである。

4.和太鼓実習「アンセムにのせて」

 今回は、口伝を言いながら、机を叩きながらリズムの確認をしました。次回、実際に太鼓を叩くのが楽しみです! 夏期大学のオープニングを飾るべく、練習を重ねていきます。夏期大学のオープニングで、和太鼓演奏「アンセムにのせて」を披露します。ご期待ください!
記録・文責:林】

【脚本研究会】6月活動報告

日 時:平成28年6月11日(土)14:00~16:00  
会 場:成城学園初等学校 小会議室
参加者:伊藤、岩崎、岡、金岡、金平、川窪、久保、西脇、保坂、百合岡(計10名)

1.夏期大分科会内容検討

○第二分科会(百合岡・伊藤)
 使用脚本は『みんなで歌えば』(百合岡作)。この夏明治図書から出版される脚本集に掲載。宣伝もしたい。

・盛りだくさんの内容なのでメインの活動(脚本)を大切に柔軟に対応するといい。
・「絵本を使ってミニ発表会をしよう」は40分ほどの小活動にしては重い印象があるので、「絵本を使って劇遊びをしよう」に変更。
 ・作品の核となる「アンサンブル」を行うために、参加者を多く集めたい。もしどうしても少ない場合は、上演ビデオなどで実際の雰囲気を知ってもらう。
 ・上演ビデオや学級通信も資料として用意すると喜ばれる。

○第三分科会(保坂)
 使用脚本は『私は糖分を訴えます』(保坂さん作)。内山賞受賞作品。

・高学年ならではの、劇に取り組む意義を押さえたい。高学年は恥ずかしさや抵抗を感じることもあるので、思い切り表現したりみんなで表現を楽しんだりすることが、学芸会のみならず学級経営にも役立つ、ということを伝える必要がある。
・裁判ごっこは高学年が楽しめそう。題材は、今受け持ちのクラスの子どもたちに聞いて集めておくとよい。
・「栄養について調べ、劇で発表」の活動は、初日にしてはハードルが高い。ねらいは調べることではなく動いてみること。資料をこちらで用意しておいて、「ビタミンがないと、疲れやすい」「カルシウムがないと、イライラする」というようなことを演じてみると面白そう。

人形劇『地球のひみつ』 / 岡 信行
<作品について>川崎の人形劇祭りで上演予定。百円ショップで見つけたマットを材料にして作った「太陽」「地球」などの指人形のための作品。

<作者より>
日本にはなぜ四季があるのかを意外と知らない人が多いので、分かりやすく楽しめるように書いた。この地球くんや太陽くんを使ってシリーズ化したい。(月の満ち欠け、月と地球・太陽の大きさの違いや距離、月食や日食・・・など)

<話し合いより>
・四季のことを伝えるには、地軸の傾きや、地球に太陽光がどう当たるかを見せる必要が出てくる。その方法は?光を何かで表現する、影をつくる、地軸をつける、ペープサート式の人形ではなく球体にする、地球を大きくしてあちこちに人形を配し光の当たり具合の違いを示す・・・など。魚の焼き具合が場所によって違うように、角度によって光の当たり方が違うという前提が理解されてなければならない。
・地球くんが傾いて登場して「どうしたの?寝違えたの?」「いやあ、生まれつきこうなんだよね・・・」などと表現するとちょっと劇的になる。いずれにせよ、「傾き」を表現するのは難しい。また、どうしても学習色が強くなってします。
・常夏の国もあり、四季は日本ならではのもの。日本のよさを伝えるという方向性でつくることもできる。
・この内容を人形劇で表現することの意義は?人間関係を見せるのが劇。この内容は物理的な関係を見せようとしている。それならば、物理的な関係を視覚化させることにねらいを置くとして、果たしてこの方法できちんと伝わるかどうか。分かりにくいようならば、やる意味がない。

クラブ用『アベレージ』 / 岡 信行 作
<作品について>生まれつき何もかも「平均的」な阿部礼二。「全国児童生徒学力平均化政策」が敷かれみんなが平均化されていく中で、そこからはみ出す子が阻害され・・・。お面を使った劇をつくりたいと思ったのがきっかけ。

<話し合いより>
・主人公の立ち位置と結末は?
・「安部礼司」を主人公にしたラジオドラマがあり、設定がかぶってしまっている。
・「何でも平均化するのはどうなのか」というのは世間一般の感覚であり、作者ならではの視点や突っ込みが必要。平均化することについて作者はどう思っているのか?よさや問題点は何なのか?作者自身の中で消化しきれていないとただ動きをのせたものになってしまう。常識のなぞりで終わらないように、作者なりの解釈がほしい。

◇もう夏本番のような暑い日。今回は実践研の前に行ったこともあり、いつもと違うメンバーが集まって新鮮な雰囲気となりました。「たまたま時間ができたから・・・」と岩崎先生が久々に参加して下さり、貴重なご助言をいただくことができました。
◇毎回お茶菓子お茶菓子と騒いでいた百合岡、この日はまさかの買い忘れ!もしお茶菓子に期待をしていた人がいたら、ごめんなさいでした。
【文責:百合岡】

2016-07-04

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7月1日未明より、当サイトより夏期大の申し込みが受付できない状態でありました。現在は復旧しております。恐れ入りますが、7月1日〜4日の期間にお申し込みをされた方は、再度お手続きをお願いいたします。