2016-08-22

【第64回演劇教育夏期大学】第2分科会「脚本を使った劇の上演活動」(1〜3年)

<担当>百合岡依子、木越憲輝、伊藤公大

ねらいは「子どもの主体性を引き出し、活かす上演活動」。脚本は『みんなで歌えば』(リリー作)を使用。

【1日目】
「劇づくりは、人間関係づくりから」
もじもじくんによる絵本あそび
まずはもじもじくんによる自己紹介を兼ねた
出会いのゲーム。成城までの所要時間順に並ぶ等意外な発見の連続で面白かったです。続くハムによる劇につながる表現あそびでは、色々な怪獣が誕生し、うなぎのつかみ取りを楽しみました。午前のラストは絵本『そのつもり』を使った劇あそび。「いいね〜」という声がたくさん聞こえてきました。
森田勝也さんによる講演
「子どもたちが主体的に関わる上演指導」



 午後は、森田勝也さんに「子どもたちが主体的に関わる上演指導」について語っていただき、あそびは主体的な活動であり劇的活動を通して様々な力が育つことが分かりました。その後、劇中歌やボディーパーカッション練習へ。リリーさんの魔法にかかり、あっという間に伸びやかな歌声と軽快なリズムが広がりました。





リリーさんによる劇中歌の練習
たぬきたちのボディパーカッション
【2日目】
「上演活動のなかで、子どもたちの主体性をどう引き出すか」

 ウォーミングアップのゲームをしたら、絵本を使った劇あそび第2弾! 色々な動物になって『もりのなか』の世界をグループごとに表現しました。沢山のあそびをすることによって心と身体が解放され、次第に上演に向けた活動へとステップアップ。



 劇中歌にも慣れてきたので、歌、ボディーパーカッション(3種)、ラップ(2種)に分かれ、グループごとに場面をつくったり、全体でアンサンブルをしたりしました。初めてのことでも安心して挑戦できる感じがしました。練習の進め方やキャスティングの仕方、
効果的な集団の動きについても学びました。






【3日目】
「一人ひとりが生き、成就感のもてる上演活動を探ろう」
グループに分かれてお話の世界を楽しもう

 分科会発表会に向けて、観客を意識した表現の工夫等、最後のブラッシュアップ! 自分とは違うキャラクターを演じる楽しさを感じながら取り組めました。グループに分かれて劇あそびや場面づくりをしてきましたが、やはり全体でとなると交通整理がポイントです。うさぎ、たぬき、ねずみの「対立」をためには動きや姿勢、反応等をどうすると効果的なのか、考えることができました。


 
全体で場面を作ろう
分科会発表会では3グループの対立からアンサンブルで1つになるまでの場面を行いました。子どもたちも味わうであろう舞台での緊張感を体験しました。そして、劇中のうさぎ、たぬき、ねずみたちと同様、一人ひとりが掛け替えのない大切な仲間なのだと感じることができました。
最後に、参加者の皆さんのお声の一部をご紹介します。




•9月に子どもたちと是非やってみたい活動が沢山あり、3日間とても楽しく過ごすことができました。表現すること、特に人前でやるということに対して苦手意識が強いので、初日はとても緊張しました。3日間を終えてみて、緊張感よりも満足感や充実感を沢山感じることのできた自分に驚いています。
•心や体をほぐすゲームを沢山教えていただきました。また、劇指導の際の流れや注意点等を実際の活動のなかで合わせて教えていただき、勉強になりました。講師の方々や参加者の方々、みなさん素敵な方ばかりでいろんな「素敵だな〜」を感じられたのも良かったです。
•自分自身が劇を演じることで、新たな自分(知らなかった面)に気づくことができたり、劇の指導をしていた時の子どもの(演じる側の)気持ちを考えるきっかけになったりし、たいへん有意義な研修でした。
•脚本を使った劇の上演活動について、子どもたちのアイディアをどうやって引き出し、それを劇のなかで活かしていくか、ということについて学ぶことができました。低学年であっても子どものアイディアを上手く活用することができることや、どんなポイントでフォローしたり指導したりすればいいのかが分かり、今後実践できるようにしていきたいと思います。キャスティングするタイミングやポイントも分かってよかったです。
•とっても充実した内容でした。たまたま一緒の分科会になった見知らぬ人たちが、ぐんぐんなかを深めていくのに感動しました。これが3日間で終わらず、ずっと続くといいのに、と思ってしまいました。

 全体を通して、若手からベテランまで参加者お一人おひとりが主体的に取り組まれ、充実した内容になったことを嬉しく思います。ありがとうございました。
【文責:伊藤ハム】

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