2016-08-23

【第64回演劇教育夏期大学】第4分科会「人形を使った劇活動」

<担当>岡信行、一幡利一、今井洋助

 靴下一足で、顔だけでなく体もある、四つ足の動物の全身が出来てしまう!そんな究極の靴下人形の作り方を紹介しました。使うものは、靴下と牛乳パック、ウレタンマットと新聞紙、段ボール。学校で子どもたちと一緒に作ることもできます!
ご参加いただいた皆様と出来上がった人形たち。
牛乳パックから作っています。
ウレタン製の手をホットボンドで付けます。
  早速、作りたい動物を決めて制作に取りかかりました。まず、新聞紙を丸めて頭の部分を作っていきます。頭に段ボールを合体するとは口の部分が出来上がります。次に、靴下の中に詰めていきます。牛乳パックには切り込みを入れ、自分の腕が通るくらいに丸めたら、これまた靴下の中に詰めていきます。あっという間に人形の輪郭が完成です。目玉や手足は、ホットボンドを使って接着していきます。参加した皆さんの中には、しっぽをつけたり体の模様をつけたりした方もいて、人形の個性がはっきりと表れていました。出来上がった人形に名前をつけ、自己紹介をした後、岡さん作の歳時記の脚本を使って、ペアで人形劇をやってみました。

 今回は、ウレタンマットを使った、ウレタン人形の実用性についても話し合いました。ウレタンマットは、100円ショップで簡単に手に入れることができ、はさみやカッターで自由に形を作ることができます。切り込みを入れて「口」を入れたり、「目」を書き入れたりすれば、ウレタン人形の完成です。



「地球のひみつ」 
岡さん作の脚本「地球のひみつ」をはじめ、国語教材で
「お手紙」
「ふきのとう」
お馴染みの「ふきのとう」や「お手紙」を、人形を使いながら音読する実習を行いました。人形を動かしながら音読することで、より登場人物の心情に迫ることができました。演じている様子をiPadで動画撮影し、自分たちの演技を見合って、次のようなポイントに気をつけながら練習しました。
 ①人形を操作するコツ(口の動かし方、人形の目線や体の向きを意識した動かし方)
 ②人形の個性を生かした声の出し方(例として、裏声を使って)
 ③ケコミ(人形劇の舞台)で、演じる時の位置関係

 最終日は、分科会発表会に向けて、自分たちが作った人形を登場させた脚本作りに取り組みました。当日は、リオでオリンピックが開幕したこともあり、オリンピックの様子をニュース形式で伝えるアイディアが出されました。他にも、水不足、小池都知事就任、映画シン・ゴジラ公開のニュースをつなげて人形劇を仕上げました。練習を重ねるごとに、人形の個性に磨きがかかっていき、和気あいあいと大変盛り上がりました。





★参加者の方の感想より
練習風景①
・身近なものを活用したパペットは、子どもたちにとっても身近に感じ、楽しく様々な活動で活用できると思いました。
練習風景②
・初めて人形劇にチャレンジしました。今までは自分が体を使って演技することをしていたので新鮮でした。人形劇の面白さを知ったので、今後の学習活動に活かしていけたらと思います。
・今回初めて第4分科会に参加した。腹話術など、人形をしゃべらせるのが難しかった。しかし、普段経験しないことができてよかった。
・初めて自分で人形を作って、とても愛着がわきました。身近な材料で、そして、身近な道具でこんなにも可愛らしい動物が出来るということを知れて、興味深かったです。ただ作るだけではなくて、人形を使ってどう子どもたちと向き合うか、まで教えていただき、充実していました。分科会発表では、子どもたちの気持ちになることができました。発表までの緊張、仕上げていく過程など、たくさん楽しむことができました。どう見せるか、どう見られているか、を振り返る良い機会でした。
・自分でも人形を時々作るのですが、東京で作るときの方が出来がいいのは何故でしょう…と思いつつ、お気入りの一匹ができて嬉しかったです。毎年どこかしら、進化しているので何度来ても楽しいです。
・素敵な人形を作ることもできたし、動かし方、台本の書き方まで、みんなで演じる楽しみを体験できました。発表では、子どもと同じドキドキ感を味わえて楽しかったです。
・簡単に作れる人形をたくさん紹介していただき、また、それを使ったいろいろなパターンの劇をやらせていただいたので、たくさんのイメージを頭の引き出しに入れて持って帰ることができます。ありがとうございました。今年も中身の濃い3日間でした。発表会は、他の分科会のことが分かるので、大変貴重な時間です。どの分科会も本番に向けてきちんと仕上げてくるのはさすが!という感じです。
【文責:今井洋助】

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