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2016-09-20

【脚本研究会】9月活動報告

日 時:平成28年9月9日(金)19:00~21:20
会 場:成城学園初等学校 小会議室
参加者:石川、岡、木村、千野、野口、保坂、森田、山本(留)、ワイリー、百合岡(計10名)

クラブ用脚本『紙飛行機』
作:岡 信行

<作品について>第四稿。『紙飛行機』というオリジナル曲を作っての書き直し。不登校の香織と、そのきっかけをつくってしまった哲也の二人を中心とした生活劇。

<話し合いより>
・雰囲気はいい。出だしの感じも流れもいい。ただ、肝心なところが描かれていない。
肝心なところとは→①香織が不登校になった理由②香織と哲也の関係③哲也の心変わり(香織の家に訪ねに行く)のきっかけ
・「あした、がっこうでね」と紙飛行機のメッセージのラストはいい。
・香織と哲也が幼馴染だという設定をもう少し生かすことはできないか。なぜ哲也は香織に「注意」をしたのか。実は哲也は香織の「理解者」ということか。
・哲也の行動の背景を「受験のストレス」にするのはやや不自然。幼馴染ということもあり香織のことを気にしていて、でも素直に言えなくて・・・という感じでどうか。
・哲也が勇気を出して香織を訪ねるが、会えない。香織は紙飛行機を飛ばすが哲也には届かない。・・・というすれ違いを繰り返す。コミュニケーションアイテムとして紙飛行機を効果的に使ったり、哲也の様子をそっと見ている友達の存在を生かす、等。
・責任感から哲也は何とかして香織を学校に来させようとするが・・・ロミオとジュリエットのように会えず、哲也が窓の下でギターをかき鳴らすとか、泣き崩れるとか・・・
でも実は香織はただの風邪で休んでいた・・・だとコントになっちゃうか(笑)
・歌の冒頭は歌詞的にも香織のソロにするとよい。まとめ的な歌詞は1番以降がよい。
・哲也と香織、それぞれが取る行動の背景を描かなければならない。脚本は普遍的なもの。登場人物を「そういう性格だから」ということで済ますのではなく、「よくありそうな子」として描くことによって観る側は納得や共感ができる。


1・2年生用脚本「(タイトル未定)」
作:ワイリー麻梨子

<作品について>「漢字なんか面倒くさい」「ひらがなだけあれば十分」という子どもたちの声をきっかけに、ひらがな・カタカナ・漢字がそれぞれのよさをアピールしたりけんかをしたりして、最後は互いのよさや必要性を認め合うというストーリー。

<話し合いより>
・題材は面白い。ケンカのシーンなど同じことの繰り返しになっているので、全体を整理してすっきりさせたい。
・ひらがな・カタカナ・漢字はそれまでは仲良く共存していたのに、子どもたちの言葉をきっかけにカテゴリー化されて分裂してしまうという話。…とすると、単体では困るという場面や、他のもののよさが分かるという場面が重要になってくる。
・台詞や歌が多いので、「動き遊び」や「言葉遊び」を中心にするとよい。
・カタカナは擬音語・擬態語の表現を取り入れると面白いしひらがなとの雰囲気の違いを出してもよい。漢字は「山」と「風」がくっついて「嵐」ができて暴れるとか。
・子どもたちにひらがな・カタカナ一文字ずつ担当させて(ゼッケンやマントに書くなど)言葉作りをしたり、回文を取り入れたりするのも面白い。
・台本も、役割によって敢えて全部ひらがなやカタカナで書くようにすると、そこから見えてくるものがあるのでは。

1年生用脚本『ゆめひつじ』
作:石川賀子

<作品について>6年生を送る会で上演予定。怖い夢を見て眠れなくなってしまった「まどろみの国」のお姫様が、「ゆめひつじ」に夢を食べてもらうことによって眠れるようになったというストーリー。『ゆめくい小人』という絵本を元にしている。

<話し合いより>
・お姫様はなぜ悪夢を見るようになったのか?ゆめひつじの存在のシステムとは?
・1年生だからあまり難しくせず、「安心して眠っていいんだよ」ということが伝わればよいのでは。ひつじが1匹、ひつじが2匹・・・のおまじないの原点として描くか。
・悪夢のパターンを理由つきでいくつか描き、ひつじは悪夢から守ったり応援してくれたりする存在として登場させる。「食べる」表現は難しいしちょっとグロテスク?なので、囲んで守ったり追い返したり、悪夢の種類によってひつじの対応を変える。
・ひつじだけに頼るのではなく、お姫様自身がどこか変わって解決するようにしたい。最後はひつじの力を借りなくても大丈夫になる・・・→6年生へのメッセージにもなる。

◆参加者10名で椅子がいっぱいに。夏期大脚本分科会で書き始めたという作品を持って石川さんがゼミ初参加。ゼミと翠合わせ作品提出4回目となる岡さん、子どもへの配布予定が1週間後に迫るというワイリーさん。計3作品の充実の話し合いで、終わったのは21時半近くでした◆それでも開催、ゼミこじま飲み会。40分短期集中で飲んで食べて語りました。楽しい話題が満載でしたが、特に気になったのは留美さんの発音分析と野口さんのにんにくゴロゴロカレー?野口さんといえば悪夢の話も大爆笑でした

次回のゼミは、10月14日(金)19時~成城学園初等学校にて。作品提出は山本(茂)さん、千野さんの予定です。ご参加をお待ちしています。
【文責・百合岡】

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