2016-10-30

【脚本研究会】10月定例会報告

日 時:平成28年10月14日(金)19:00~20:15
会 場:成城学園初等学校 小会議室
参加者:石川、金平、木村、千野、保坂、森田、百合岡(計6名)

三年生向き脚本『ノーデル賞をあなたに』
作 千野 隆之

<作品について>
舞台は下布田研究所。研究所員たちが、報告会に向けて準備をしている。そこに、研究のよくないところを探し徹底的に批判する「ノーナシ賞委員会」がやってきて、「ノーナシ賞」という不名誉な賞がおくられてしまう。そこに今度は、研究のいいところを探し徹底的にほめる「ノーアル賞委員会」がやってきて、「ノーアル賞」に推薦すると言い出す。二つの委員会と研究所員たちは言い争いになるが・・・。

<作者より>
 11月末にある川崎の創作劇発表会への出演学年が決まらず、学習発表会を控えていた3年生に「脚本を書くから出てくれないか?」と打診。3年生は、梨について調べたことを学習発表会で発表する予定だったので、大枠を劇仕立てにし、調べ学習の発表部分を中に入れる・・・という構成で考えた。この劇は、その大枠部分。

<話し合いより>
・研究所という設定だがリアリティに欠ける。「どんな研究をしているのか?」「どうしてうまくいかないのか?」「何を悩んでいるのか?」など、3年生に分かるような設定を最初につくっておくべき。発表内容(梨)をはじめから織り込んではどうか。
→研究所員は、梨の研究をしている子どものグループにして、舞台も小学校にした方がつくりやすいのでは。
・〈転〉が、小谷さんの台詞になっているが、台詞ではなく事件で描きたい。
 →小谷さんチームのプレゼンに対し、委員会と所員たちが言い合う中でヒントを得て、よりよい発表方法に気付いたり発表の仕方を変えてみたりする、など。
・梨の調べ学習も、劇化できる。
→「梨ができるまで」を動きで表現する。クイズ形式にする。梨のいろいろな種類を歌にする。梨ダンス。梨音頭。などなど。幕明けは歌や踊りが楽しい。
・劇の進行役と、梨の表現とで、60人はちょうどよい。語り手は必要ないのでは。
・調べ学習そのものの劇化は難しいが、調べ学習の活動の様子を劇にして、さらに調べた内容を盛り込んでいく方法は、これからの新しい形になるのでは?(新しい生活劇の形かも?)教育活動の中で、劇そのものは取り入れにくいが、調べ学習と絡めることによってやりやすくなる。
・梨にものすごく詳しい木村さん。梨トークが止まりません(笑)「俺は知識の宝庫なんだよ!」by木村さん
・繰り返しの台詞や、担任をモデルにしたキャラの設定、「愛をこめてだめ出しをします」というどこかで聞いたことのある(!?)台詞など、独特のユーモア満載の千野ワールド。「書いていたらだんだん乗ってきて、楽しくなっちゃって・・・」by千野さん

◆今年度、お茶菓子に力を入れるはずでしたが(?)最近は結局オーソドックスなものに落ち着いています・・・。うまい棒プレミアムと焼肉屋さん太郎はすでに定番化、初登場の「こんにゃく畑・珈琲味」が意外と好評でした。リクエスト受付中です。
◆この日提出予定の中村(俊)さんは現れず。まさかのすっぽかし!?・・・ではなく、連絡の手違いでした。「会議中だそうです」「叩かれるのが怖くて逃げたか」「せっかく楽しみにしていたのにねぇ」と、残念がられる(?)俊さんでした。なので、この日は千野ワールド1本を堪能した後、いつもより早い20時過ぎの終了となりました。
◆そしてこじま飲み会では、金平・森田両先輩から、数々の名言をいただきました。
・楽しさは、関わり合ってこそうまれるもの・・・そして関わり合う楽しさをつくるのが演劇。幸せも同じ。関わりのないところに幸せはない。一人で感じる楽しさや幸せは、また次元が違うもの。
・作品が行き詰ったら思い切って捨てよ。・・・捨てても大事なものは自分の中に残っている。行き詰ったのはいつ?どの段階なのか?と、ある程度自分に厳しく問うことも必要。それでももう駄目だと思ったら、捨てて次へ。
・面白いと思ったことを書くべし。・・・ヒントはいろいろなところにあるので、面白さを見つけることが大事。はじめからテーマを考えすぎない。苦しめば苦しむほど面白くなくなる。
・現役教師よ、今書かないでいつ書くのだ!・・・学校はネタの宝庫。座付き作家である喜びを噛み締めよ。クラスに問題があればあるほど、伝えたいメッセージが出てくる。伝えたいメッセージをもっている現場の先生が羨ましい。失ってこそ有り難味が分かる。今こそいっぱい書かなきゃ。

◆次回のゼミは、11月18日(金)19時~成城学園初等学校にて。作品提出は山本(茂)さん、川窪さんの予定です。ご参加をお待ちしています。
(文責・百合岡)










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