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2017-04-08

【実践研究会】3月報告『葛飾・柴又ツアー』

【日 時】3月26日(日)13:00~18:30
【参加者】森田、林、木村(大)、今井 計4名

「とらや」での昼休憩
「さくら」銅像前で

 当日の外気温は8℃。桜がほころび始め、いよいよ春本番と思っていたのに、冷たい雨に打たれながらのツアースタートになりました。柴又駅の改札を出ると、目の先には寅さんの銅像が立っています。その向かいには、「さくら(寅さんの妹)」の銅像があります。この「さくら」銅像は、ツアー前日に初お目見えしたということで、雨の中たくさんの人々が写真を撮っていました。我々も近くの人にお願いし、写真を撮っていただきました。前日は、山田洋次監督や倍賞千恵子さんも参加して除幕式が行われたようです。

とらやにて。映画のポスターがいっぱい!
 そうこうしているうちに、体も冷えてきたし、おなかもすいているし、ということで、帝釈天参道にある名店「とらや」で食事をすることになりました。店内には「男はつらいよ」の映画公開ポスターが年代ごとにずらりと掲示してあります。撮影で使われた階段も大切に残されていました。





帝釈天の彫刻は必見!!
必見の彫刻です。見事!
正式名称は、「経栄山 題経寺」。帝釈天とは、仏教の守護神の一つを指しているようです。参拝を済ませ、本堂の奥に位置する彫刻ギャラリーへ。本堂の裏側の壁面ををぐるりと囲むように、彫刻が配されていました。神様と人々の関わりをはじめ、仏教信仰の様々な場面が壁面一枚一枚に見事に表現されています。二重にも三重にも彫刻された立体感を感じ、しばし見入ってしまいました。職人さんの技術の高さに驚きました。


寅さん記念館・山田洋次ミュージアム

名場面がよみがえります。
ファンにはたまらない展示物の数々。映画で使われたセットや役者さんの紹介、それとともに時代背景を重ね合わせた展示になっていて、昭和の懐かしさを感じることができます。配布されていた桜色の手ぬぐいをゲットすることができました。近日5月27日には、山田洋次監督作品「家族はつらいよ」が公開されます。これまた楽しみな作品です。




山本亭
見事な庭を背に
 あれ、劇作の会にも山本さんがいたような……記念館の隣にすぐ隣にある建物です。山本亭は、地元でカメラ部品製造をしていた山本工場の創始者である山本栄之助翁の自宅跡です。大正末期の特色を残した和洋折衷の建物で、東京都選定歴史建造物であり、2014・2015年に米国雑誌の日本庭園ランキング第3位に選ばれています。広い畳の部屋で開放感のある日本庭園を眺めながら、ぜんざいや抹茶をいただきました。静かに流れる時間に、癒しのひとときを過ごしました。












参加者の皆さんより一言感想!
○寒の戻りか、冷たい雨の中の柴又ツァー、男4人が傘をさし、前日お披露目のさくらの像とまず対面。数十年前に来た記憶があるものの、帝釈天、寅さん記念館、山本邸等すべてが新鮮、目を見張る。「とらや」での昼食、山本邸でのティータイム、寒い時の温かいモツ煮と焼き鳥、短い時間なのになんという贅沢で充実した時でしょう。男同士の男のロマンに溢れたツァーでした。参加して良かった。【森田】

私は、寅次郎は、あまり好きではありません。勤勉に生きてきた人々にとって、彼は望ましい人物ではありません。でもどうでしょう。自由な人生、遊びのある人生、時に大きくコースアウトしてみる人生、それは人間を大きくします。人間を優しくします。「既定路線を着実に歩かせるのみの今の教育では、そんな迫力ある人は育たないよな。」と思ったのでした。【林】

○柴又と言えば、僕にとっては「寅さん」よりも「両さん」のほうが馴染み深いです。そんな僕にとっても、柴又の街は「寅さん」の世界が随所に感じられて、とても楽しい場所でした。帝釈天の彫刻は圧巻でした。東京の暮らしが徐々に長くなってきましたが、まだまだ知らないものばかりです。【木村大望】

○駅を降りると、そこはディープな下町の雰囲気に包まれていました。「中で温まりな」と言いながら傘を袋に入れてくれた店の女将さん、帝釈天で立ってないで座ってお参りしなさい!と目を光らせる職員の方など、心の交流を感じた場面もありました。そんな人情も感じながら、男4人で散歩した思い出深い休日となりました。今回参加できなかった方も、ぜひ来年度は皆さんで出かけましょう。今から行先の候補をたくさん考えておきましょうね!【今井】                                 
《次回予告》次回の実践研究会は5月27日(土)15:00~17:30です。
・加藤陸雄さんの太鼓実習
・林久博さんの実践提案「新学習指導要領対応~毎日の授業に活かす『ドラマの技法』
『演劇的手法』を1年間かけて勉強しませんか! 
・森田前会長からの提言「これからの劇作の会を考える」を受けて~いま演劇教育にできることを話し合う の3本です。
4月の定例会がお休みになってしまう分、たくさんの皆様のご参加をお待ちしています。是非たくさんの皆さんの参加をお待ちしています。

【文責 今井洋助】

2017-04-07

【脚本研究会】3月定例会報告

【日 時】 3月10日(金) 19時から
【会 場】成城学園初等学校 小会議室
【参加者】 金平純 岸 木村た 山本茂 森田勝 保坂

 今回も参加者が6名。久しぶりに岸さんの参加がうれしかったです。少ないけれど、先輩方から貴重なご意見を伺えるので濃密な会でした。学年末で現職の方はお忙しい時期です。出席者がもっと多ければより盛り上がると思うのですが、時期的に厳しいのかとも思います。

2年生用脚本 「いろ・いろいろカーニバル」
作:岸 秀子
 以前、旧高津市民会館が男女参画センターに衣替えの時のこけら落としの記念に上演したもの。

【あらすじ】
 カラーカーニバルパレードに集まった「赤色のせい」「黄色のせい」「青色のせい」たち。それぞれ、自分たちがすばらしい と 歌やダンスで披露。しかしお互い、自分たちが一番と主張しあい、けんかになりそうになる。そこで、司会者たちが呪文をかけると、みんな真っ黒になってしまった。
 黒はみんなが混ざって大事な色。でも、それぞれの色も大事な色。雨が降ってきてこすると、元に戻れるかもしれない。みんなで協力してこすってあげると、元に戻った。もう一度、カーニバルパレードのやり直し!

 (話し合いから)
・黒は悪い色?というイメージが出てしまわないか。
・黒を生かした方がいいだろう。魔法で黒になるのは無理がある。
・最後に虹にしたいのなら、最初に七色同士でけんかする。
 ⇒例えば、青が逃げ出してしまうとか、色々な色同士が自己主張し合っていなくなるが、仲良くなって黒になる。等、黒を汚れた色にしない工夫ができるのではないか。
等、色をモチーフにした劇のつくり方にたくさんの意見が出されました。

演劇クラブ用上演用脚本 「その他 大勢」
作:山本 茂男

 冬季セミナーで作った作品。久しぶりにじっくり執筆に取り組めたとの事。
【あらすじ】
 演劇クラブの次回作の配役が発表された。「その他 大勢」の農民1になった「さとし」は、「もう、ふざけんなよ」と怒る。
 家に却ってサッカーをやっている兄のしんじと話をする。しんじは新しいスパイクを買った話を聞く。さとしは、配役の愚痴を言うが、「みんなが主役になれるわけないだろ」と諭される。
 練習をさぼって、兄の練習を見るさとし。そこで、同学年だが上手なけんたに後片付けや球拾いに使われているしんじを見る。ますます練習に熱の入らないさとし。
 兄のサッカーの試合を見に行く。最後のPKの場面でスパイクの紐が切れてしまうけんた。そこに自分のスパイクを貸すしんじ。PKを決めるけんた。喜ぶしんじ。
 翌日の練習で、俺たちみんなで創るんだと言う、さとし。

 (話し合いから)
よく、構成されている。だけど、お兄さんが良すぎる。
兄のしんじは、なぜサッカーを続けているのか。
兄弟の理解と、友だち(仲間)の理解の二つが必要。
「オーデション」の結果から始まっているが、「オーデション」は使わないで欲しい。本読みの場面からで十分わかる。
等、いつまでも話し合いが盛り上がりました。
【文責:保坂弘之】