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2017-05-21

【脚本研究会】5月活動報告

【日 時】平成29年5月12日(金)
【会 場】成城学園初等学校 小会議室
【参加者】木村(た)、田中、中野、保坂、森田、山本(茂)、百合岡(計6名)

高学年向き脚本(プロット)『争いの無い星』
保坂 弘之 作

<作品について>
 時は22世紀。社会科見学も、地球規模ではなく宇宙規模になっている。6年生のひろし、だいき、けんと、まいこ、みずき、かりんは、平和な星として知られているローレル星を目的地にして訪ねることにした。6人は、ローレル星人に温かく迎えられるが、仲良く協力的に見えたローレル星ソージョー小学校のメンバーの陰のやりとりを偶然見てしまい・・・。

<作者より>
本心を言えないまま、相手に合わせて人間関係をつくろうとする子どもたちに、「本心をきちんと伝えながら、相手の意見も尊重する」ということを伝えたい、という思いがあり、昨年度から構想を練っている。100人くらいが出る舞台を想定。

<話し合いより>
・人間関係をつくるということと、本心を言うということとの関係は?「本心」とは何を指すのか?本心を言うことがいいのか悪いのか。場合によっては、本心を言わないことが人間関係をつくる面もある。そのあたりの、作者の見解を明確にしないとテーマが定まらない。

・ローレル星に行く目的や必然性は?ローレル星とはどんな星なのか?未来を舞台に、遠い星に行くという設定が面白いので、その設定を生かすようにしたい。

・「みんなあまり本心を言わなくなったなあ」という作者の素朴な疑問が創作の原点になっているので、ここは大事にしたい。本心を言わないことの、何が問題だと感じたのか、突き詰めて考えていくとよい。
 →実際の子どもたちのやりとりをデフォルメして、その子たちが動きやすい状況を作り、ストーリー化するようにする。はじめから集団を動かしていこうとすると、その中の人間関係の描き方など辻褄合わせに追われ、ごちゃごちゃしてしまう。

・旅もの、未来ものである必要なはいかもしれない。本音で話すチームとそうでない
チームとがいて、同じ事件が起きた時の対処の違いを描くのはどうか。ひたすら上辺だけでだけで事件をスルーし、最後にどんでん返しがあるとか・・・

・「本音」って、なんなのか?
→「本音を言うから仲良しだ、とか好きだとかは限らない」「要は信じられるかどうか」「親友って何だ?」「親友なんてもはや死語じゃないか」「今の時代はゆとりがない。煩わしい人間関係よりも一人の方が楽という子たちもいる。」…
⇒ひとりぼっちが好きな子に、「友達っていいな」「みんなでいると楽しいな」と思わせるような話にしたい。
⇒「友達」をテーマにしたオムニバスにしてはどうか。時代を変えたり、場所を変えたりして、さまざまな人間関係のパターンをオムニバスにする。決め台詞、例えば「友達なんかいらない」「友達が○○(例:ほしい、好き、いらない、など)」をつくり、統一感やつながりをもたせるとよい。
・幕開きが大事。何もないところから始めると、ストーリーを描くのに時間がかかる。喧嘩のシーンなど、いきなり事件から始まるとよい。歌とダンスで始めるのも、観客をひきつける有効な方法。「幕開きで観客をつかめ」と斎田先生のお言葉にもある。

・6年生であれば子どもたちに「友達」というテーマでつくらせてみてもよいのでは。
→「友達」という王道的な古いテーマに、どう新しい視点をもたせるかが鍵。

・スケッチが大事。「生活劇はスケッチから始まる」とは落合先生のお言葉。まずは、書きたいものを書けばいい。はじめからテーマを意識しすぎず、書いているうちに見えてくるものもある。テーマばかりにとらわれてしまうと、パターン化して面白くなくなることが往々にしてある。どんな場面を描きたいか?どう表現をつくっていくか?そういう方向からのアプローチが、現代のものには合っているのではないだろうか。

*GWも終わり、仕事いっぱいやることいっぱい。運動会を控えた学校も多いようで、5月は忙しい!そんなわけで人数少なめのゼミでしたが、初めての方の参加もあり、5月らしい爽やかな雰囲気(?)の会となりました。
*木村さん絶好調!!幅広い話題に豊富な知識、トーク止まらず。「普段話す相手が女房くらいしかいねえんだよ!」(木村さん談)
*脚本ゼミの後、「大先輩からお話を伺う特別講座を企画したい」と茂男さんから提案がありました。内容は、脚本執筆のきっかけや方法、また劇作の会の歴史など。今年度中にぜひ実現をしたい!という意見でまとまりました。
*この日のこじま飲み会のキーワードは、「本音で話そう」「本当の友達」「これからは同人」。いつものように、1.5時間で爽やかに終了。
*東京の小劇場で活動しているという、俳優の中野さんが初参加。ようこそゼミへ♪事前にHPをチェックして過去のゼミ記録を読んでから来て下さいました。好きな飲み物はハイボール。「かっこいいなあ」と真似しようとするのぶさん(笑)

次回のゼミは、6月9日(金)19:00~成城学園初等学校にて。
 夏期大分科会の内容検討を行いますが、ゼミなのでやはり脚本検討も行いたいですね。提出希望の方を募集中ですので、ご希望の方は担当の保坂さんまでご連絡下さい。
【文責/百合岡】

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