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2017-07-02

【事務局だより】6月

◆定例会・委員会の日程(会場:成城学園初等学校)
7月 
1日(土)15:00~【翠会】
7日(金)19:00~【脚本研究会】       
8日(土)15:00~【実践研究会】      
 ※各会とも、終了後、夏期大準備に向けて、劇の部屋の片付けを行います。ひとりでも多くのご参加、ご協力をよろしくお願いいたします。

24日(月)【事務局会】(注:27日(木)から変更となりました。)  
  
※詳細は追って、お知らせいたします。  

8月7日(月)・・・夏期大前日準備、13時集合です。
(※主に分科会最終準備、事務用品、会場設営を行います。今年は、成城大学の教室をお借りして実施いたします。初めての場所の上、大学の机やいすを、大量に移動することになりますので、ひとりでも多くのご協力をお願いしたく、何卒よろしくお願いいたします。)
8月8日(火)~10日(木)・・・第65回演劇教育夏期大学
 17日(木)~18日(金)・・・名古屋夏期大学
    25日(金)・・・事務局会

♪充実した夏になりますように、みなさま、どうぞよろしくお願いいたします♪
【中村とし】

【実践研究会】6月定例会報告

【日 時】平成29年6月10日(土)
【場 所】成城学園初等学校 会議室
【参加者】一幡、今井、金岡、木越、木村(大)、坂田、中嶋、保坂、森脇、新保(計10名)


1.1年生の詩の発表会に向けて
金岡 香恵さん

 1年生の詩の発表会に向けて、どのような工夫ができるかということを話し合いました。発表する詩は、「トマト」(荘司 武)、「てるてるぼうず」(江口 あけみ)です。1年生56名で、2週間後に全校に発表するということです。「登場人物になりきってみては?」「詩の途中に遊びの場面を取りいれては?」「衣装は?」「雨が降っている設定をどう生かすか?」など、多くの意見が集まりました。
 
2.夏期大学分科会内容検討(第1・4分科会)
(第1分科会 坂田 道則さん 今井 洋助さん 西脇 正治さん)
(第4分科会 木越 憲輝さん、※一幡さんからもアドバイス)

 夏期大学の分科会にむけて、第1分科会、第4分科会から、今現在の活動予定についてお話があり、ゲームなどの活動を実際に行ってみました。

○第1分科会
〈予定〉
1日目:   出会い・ほぐしのゲーム
       振り返り(夏期大に来た理由や悩みの共有)

2日目:午前 学習に生かす劇活動
       絵本を使った劇活動
       理論講座
    午後 即興劇実習①「あいうえお作文」
       実習「慣用句を使おう」
3日目:   絵本を使った表現活動
       即興劇実習②
       分科会発表に向けて
(参加者の意見を聞きながら、いくつかのゲーム、これまで行った活動を盛り込んだ発表を考える)

〈実際行った活動〉
「あいうえお作文」
(5人グループで、くじで引いた〇〇行の5文字が頭になった文を、話がつながるように即興で作っていく)
<参加者の意見>
・ねらいをはっきりさせることが必要。 
・グループ内の順番を途中で変えてもよいのではないか。
・作文が途中でとまらないようにする工夫が必要。自由度が低いほうが楽なので、作文の内容を、季節や場所で制限してもよい。
・くじを見た後相談タイムをとる、少し考える時間をとる、すぐ始める、など色々なバージョンを考えるとよい。

「慣用句劇場」
(お題になっている慣用句の出てくる場面を演じて、意味を発表する)
<参加者の意見>
・おもしろい活動。
・ネーミングがよい。

○第4分科会
〈予定〉
1日目:パペット人形作り
2日目:パペット人形を使った活動
     実践報告
3日目:分科会発表に向けて

〈今年度の内容について〉
・新聞紙+ペットボトル→新聞紙+牛乳パック、と、
より動かしやすく、子供と一緒に作りやすくなるように材料を変えてきている。
今年度は、緩衝材(いわゆるプチプチ)+牛乳パックで作成予定。
・動きのコツがあるので、パペットを動かすのには練習が必要。パペットができたら、まず自分語りをさせ、キャラクターを考えていく。そこからやりとりができるようにしていく。

〈様々なパペットの紹介〉
・100円ショップで売っているパペットや、100円ショップで売っているぬいぐるみからパペットを作ることを紹介する。

〈実際行った活動〉
「関東大震災」「敬老の日」の人形劇実習

《次回予告》次回の実践研究会は7月8日(土)15:00~17:30です。
 ☆加藤陸雄さんの和太鼓実習
☆林さんの年間研究シリーズ「ホットシーティングで文学教材の読みを深める」
☆保坂さんの実践報告「1年生で劇あそび」
実践報告してくださる方を募集中です。教科のこと、学級のこと、場をほぐすゲーム、上演報告など。昨年度までの実践でも大歓迎です。今井までご連絡ください。
                                 文責 今井洋助
《次回予告》次回の実践研究会は7月8日(土)15:00~17:30です。
 ☆加藤陸雄さんの和太鼓実習
☆林さんの年間研究シリーズ「ホットシーティングで文学教材の読みを深める」
☆保坂さんの実践報告「1年生で劇あそび」
実践報告してくださる方を募集中です。教科のこと、学級のこと、場をほぐすゲーム、上演報告など。昨年度までの実践でも大歓迎です。今井までご連絡ください。
【文責:今井洋助】

【脚本研究会】6月活動報告

【日 時】平成29年6月9日(金)19:00~21:00
【会 場】成城学園初等学校 小会議室
【参加者】保坂・山本(茂)・池田・野口・木越・木村(大)・小宮(計6名)

①合評 演劇クラブ用 短編脚本
『少年』『オーディション』『星空』
池田 靖 作

<作者より>
 今年度担当している演劇クラブでは、これまで、劇につながる遊びを中心に活動してきた。蓑田先生作の「3分間劇場」から『ならんで ならんで』『大変だ』にも取り組み、演じる側も観る側もとても楽しそうだった。そこで、短編作品を書いてみた。一回(一時間)練習して次の回に発表させたいと計画しているが、今回の作品は2回(2時間分)練習して発表することにとなりそうである。「星空」は、家族旅行の経験を、「オーディション」は原作のあるものを下敷きにした。

<話合いより>
・さとしが女の子に恋をしていたということが結末とは思うが、ややはっきりとしない。
・いつもは何気なくそばにいた子のよさが見えてきた、など価値の転換があるといい。
・会話はさらっと流れていくが、子1~4の性格づけが似ているので、印象に残りにくい。登場人物の性格づけを、演じる子どもたちに意図的に考えさせるのだとしても、セリフに特徴が現れにくい。
・うまくいかない中でも、女の子が違う価値を見つけていく変容があればいいのだが。
・先生が偉そう。ふだん、現場ではやってはいけないこと(こんな言い方をされたら子どもは嫌だろう)でもあり、登場人物を大人にしてはどうか。
・女の子の動きや長ゼリフは演じがいがあるが、先生役の子どもは楽しいだろうか。
・価値の転換があり、テンポがあっておもしろい。
・3人の登場人物の性格が違い、動きや話し方を考えやすい。
・最後の景色の見え方は、無対象のものをどう見えるように動くか、演じる子どもたちが工夫できる。
・クラブの子ども達に「どの作品を選んでもいい。」と言ったら、どれを選ぶだろう。…「星空」かな。

<全体的に>
・蓑田先生作「風吹く夜に①おみくじ」「②オウンゴール」「③退院祝い」は、3つの話がバラバラのようでつながっている。今回の3作品も、「自分が欲していたものは手に入らなかったけれど…新しい何かに気づく」といった、核になるテーマをもとにつなげてみたらどうか。
・3部作にすると、それぞれのちがいを楽しめる。且つ一貫しているものがあれば、演じる子、観ている子双方の心に残るのではないか。
・グループ練習用としてだけではなく、3つをつなげて舞台で上演できそう。クラブ活動は時間の制約があり発表のための練習時間を確保するのが難しいという悩みもあるが、こうやって上演へつなげられると無理がない。
・短くても、テーマが一貫していることは大切であり、だからこそ書くのは難しい。
・短編の作品は需要が高いと思う。使い手を増やしていきたい。

◆ 池田さんは、この作品を1月の冬季セミナーで書き始めました。短編だけに終わり方にも苦労したそうで、「相談にのってもらいながら書けたことがよかった」と楽しそうに話してくれました。冬季セミナー中に生まれた作品は、まだまだ、皆さんの手元にあるのではないでしょうか。是非、脚本研や翠会で読み合い、深め合って、形にしていきませんか!

②夏期大分科会内容検討
第2・第3・第5分科会

各分科会のねらい、流れ、使用脚本を中心に検討しました。以下、主な内容を紹介します。

○第2分科会「脚本を使った劇の上演(1~3年)」
・使用脚本『変そう!王様フィーバー』(増島 美由輝 作)→いろいろな劇あそびの要素があって楽しめる。主体性を引き出すことがねらいなら、劇につながる遊びも参加者が出し合い取り入れていけるとよい。(1日目と2日目の流れを再検討)
・新しい試みとして、上演に向けて場面づくりをする活動で、「ワールドカフェ」の形式を取り入れたい。→演出体験か、子どもが考えた遊びをどう取り上げるかというファシリテーター的な体験かを明確にする。グループの動き方、参加者から参加者へのフィードバックの仕方や内容も練る。
・「よくあるご質問Q&A」のようにプリントにまとめておくという案は、いいね!

○第3分科会「脚本を使った劇の上演(4~6年)」
・使用脚本『子ども便利屋さん』(本田 博子 作)→頼み方や揉め方など子どものアイディアを生かせる場面がある。テーマについて、子どもたちが考える良いきっかけになる。
・流れは昨年までと大きく変わらない。→劇につながる表現活動の中に即興劇も入れる。
・担当者が、少人数や大人数での上演経験がある作品なので、参加者の「出演人数についてのニーズ」にアドバイスができるだろう。

○第5分科会〈朗読劇〉
・教科書教材を中心に取り上げる。メイン脚本の候補は『初雪のふる日』(光村:4年)『もうすぐ雨に』(光村:3年)。どちらも担当者が構成、脚本化する。→教科書教材にする意図は?それにより、どの教材がよいか練る。学校で取り組めるかどうかも考える。
・『初雪のふる日』について意見が集中!→作品の底に流れているものをどう伝えるか、映像的な場面をどう表現するか、難しいけれど取り組み甲斐がありそう。
・これまでの分科会の傾向として、リピーターの方と初めての方でニーズが異なる。→朗読劇の基本実習などで複数の台本を用意する。基本実習は落語を取り上げる予定。

◆ 検討を通して、充実した内容になっていく手応えを感じました。ありがとうございました。みんなで創りあげていく、この過程も夏期大の楽しさですね。研究会後の呑み会は、娘をもつ男親の憂いが専らの話題に。これまた、ドラマです。
【文責:小宮】

*次回の脚本研究会は、7月7日(金)19:00~成城学園初等学校・小会議室 です。
『 少年 』 登場人物:さとし 子1~4  女の子
子ども4人が昨日観たテレビ番組の話をしている。いつもなら話にのってくるさとしが話の輪に入らないことを気にかけた子どもたちは、その理由をあれこれと考え、励まそうとする。さて、さとしのその訳とは…。

『 オーディション 』 登場人物:先生1 先生2 女の子
女の子がある役のオーディションを受ける。先生に質問をされても台本を読んでみても、なかなかうまくいかない。オーディションの終わりを告げられたその時、女の子は自分の思いを一気に話して去る。それを見た先生たちは…。

『 星空 』 登場人物:小学校高学年~中高生のクラスメイト3人
流星群を見ようと、夜、山の上へ出かける3人。しかし、曇っていて星は見えない。
喧嘩になりかけたその時、3人が見つけたものは…。

【翠会】6月定例会報告

【日 時】平成29年6月3日(土)15:00~
【会 場】成城学園初等学校 
【参加者】金岡 金平 木村た 木村も 久保 土井 長谷川 野口

第19回アシテジ世界大会報告
報告者:木村たかし

 南アフリカで行われたアシテジ世界大会に参加した木村先生から、その様子や感想の報告があった。13もの公演を観て、その合間に、しっかりと南アフリカの名所を回ったり、現地の方と交流したり・・・。大変エネルギッシュ!
たくさん撮ったいろいろな場面をスライドショーで紹介。

◎人形と生身の役者が織りなす、老いの哀しみをテーマにしたドラマ。言葉がわからなくても、気持ちがよく伝わり、感動した。
◎男女二人が大きな紙袋から出てきて、紙袋から取り出した洋服などを使って遊びを繰り広げる。変形二人三脚や二人羽織のような。成城学園の子どもたちとつくった劇と同じ発想のシーンがあったので、後で、その役者に伝えたら、興味を持ってくれた。
◎観客の反応は、日本に似ているところもあれば、ちがうところもあった。高校生が、奇声を発したり、スタンディングオベーションをする様子にお国柄を感じた。
◎赤ちゃんが参加できる公演?もあった。
◎蛇おどりのようなパフォーマンスがあったり、成城学園の劇でよく使う動物の被り物によく似た被り物があったり、遠く離れた国でも、発想が共通していることをおもしろく感じた。

✩毎朝、一番乗りで、朝食をとるレストランに行き、レストランのマスターと懇意になったそうです。
 おいしい食事とワインも堪能し、南アフリカでの11日間をゆったりとした気分で、大いに楽しまれたとのこと、うらやましい!わたしもいつか!という憧れの思いを持ちました。世界中の児童劇が集まる貴重な場であるアシテジ世界大会。次回は、なんと、東京で開催されるそうです。楽しみですね。


<脚本検討>
「新聞紙を使ってみたて遊びをしよう」
「ひもやなわで みたて遊び」
作:長谷川 安佐子 

 みたて遊びのサンプルが多種載った短い脚本集。新聞紙をドアに見立てて、そのドアを開けようとするが、なかなかあかない様子を描いた「ドアはあくの?」。新聞紙をそうじ道具などに見立てた「そうじ当番みんなでやろう」。新聞紙の角をつけて「おにごっこ しよう」。新聞紙をビニール袋に見立てた「雨がふってきた」。新聞紙を折りたたみ、座布団を作って「ざぶとんとりゲーム」。新聞紙の鏡で、「しらゆきひめ」。新聞紙で作ったいろいろなものを利用して、「お茶の間のテレビ」。そして、ひもやなわでも、楽しく見立てて、「電線 とまって」と「初日の出」の二編を作った。

◎多様な場面で、見立て遊びを展開している。短い時間で劇活動を楽しむサンプルとしても使える。また、いくつかを組み合わせたり、発展させたりして上演作品にすることもできる。
◎見立ては、新聞紙なんだけど、ほうきになったり、ぞうきんになったり、表彰状になったりする。それらしく見せるための、演技も大切。
◎同じ新聞紙が、次次と変化していく様子を見せるのも、楽しい。「おにごっこ」では、おにの角→闘牛の角(赤い布)→天狗の鼻(天狗のうちわ)など、ダイナミックに展開させてもおもしろい。
◎「雨が降ってきた」では、新聞紙をこすったりして、雨音を表現できないか?強い雨音や弱い雨音のちがいなども、意識させて。
◎「テレビ」では、いろいろな道具を使う機会がある。この活動では、新聞紙を使って、思い切り造形遊びを楽しませるというのでもいいと思う。
◎なわを用いて、どう雲に見せるか?・何人かで持って。(アニメイム)・スズランテープをつけて。どう太陽に見せるか?・ぐるぐると円状に巻いて。・フラフープや傘で代用する。・人間のニコニコ笑顔を太陽とする。など、アイデアが次々に湧き出た。

✩ 見立てのアイデアを、いろいろ出したくなるような、場面設定が大切だなと思いました。同じ道具を使った遊びでも、見立てや音作りや造形など、様々なアプローチがあると、学びました。いくつかの道具を組み合わせて、見立て遊びを展開すると、バラエティーが出てくると思いました。
 ロープでくるりと輪をつくり、地面に置くと、池になったり、プールになったり、おふとんになったり。ぴんと張ると、せんたくロープになったり、電線になったり、地平線になったり。見立て表現の可能性は、まだまだありそうです。「こんな方法がある。」「こう展開させたら。」など、参加者みんなで夢中で出し合いました。創造欲が刺激されました。

➭次回は、7月1日(土)15:00~
成城学園初等学校
作品提出者:ワイリー麻梨子さん
【文責:野口】