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2017-08-28

【第65回演劇教育夏期大学】第4分科会「人形を使った劇活動」

担当:岡 信行・木越 憲輝・藤内 直子

1日目に、靴下人形でそれぞれパンダを作りあげました。


今年はこれ!6月の上野動物園のパンダ誕生を祝って、みんなでパンダを作り上げました。

最初はこんな状態でした。
岡さんのご指導で、靴下と新聞紙と牛乳パック等で形ができてきます。


2日目は、教室での実践報告を行いながら、人形を使って活動を行いました。

操作もバッチリです!大きなカブを熱演中のパンダ人形たち!
藤内さんによる人形の紹介コーナー!人形劇分科会をよくしる達人!
人形の作り方の進化もわかるし、個性豊かな人形で部屋はいっぱい!
祝!内山賞受賞!一幡さんによる人形による劇活動の実践報告の時


 3日目は、みんなでワイワイ言いながら人形劇の台本づくりをしました。
     今年はパンダだらけだから 「成城パンダ劇団」
 お面もパンダ、人も人形もパンダだらけの今年の第4分科会

昼休みは分科会会場がスペシャルミニコンサート場に!
出演:おにぎりシスターズ & タケリナ奏者 岡信行氏 他

『参加の方々からの感想より』
○パペットを作ること、腹話術でパペットに命を吹き込むこと、パペットで劇を作ることが初めてでした。遊びのように楽しいけれども教育的に効果がたしかにあるということがわかってパペットの奥の深さを知ることができました。パペットセラピーというものがあり、心理的にも影響があることがわかりましたし、教育の実践の現場でパペットを使った時の子どもの反応などの「生の声」を聞けたので、2学期以降の学級経営にいかしたいです。
○人形作り、実践報告、人形の使い方、腹話術など内容がバラエティーでとても楽しかったです。パンダ音頭も楽しかったです。
【文責:木越 憲輝】

【第65回演劇教育夏期大学】第3分科会「脚本を使った劇の上演活動(4〜6年)」

担当:野口・藤本・新保

 ねらい:「子どもの主体性を引き出し、活かす上演活動」
使用脚本:『子ども便利屋さん』(本田博子作)


真剣に脚本を読み込んでいます
1日目は、出会いのゲームの後、早速表現活動・即興劇へ。脚本の内容につながるような、「○○買ってきて」、「○○な便利屋さん」を行いました。午後は、脚本の読み合わせと初めの場面作り。個性豊かな参加者それぞれの表現に、これからの活動への期待が高まりました。





 2日目は、まず歌の練習を行い、その後は、脚本に基づいた場面作りを行いました。グループに分かれての場面作りは盛り上がり、合間には、参加者の皆さんからの質問について話し合う時間も設けることができました。表現活動として、脚本をもとに、オリジナルの場面作りも行いました。


 3日目は、分科会交流会に向けての練習。これまで活動して学んだことを活かして、野口先生作成の短縮版脚本の場面作りを行いました。初日に比べ、参加者の積極的な意見交流が行われ、オリジナルの場面も盛り込んでよい発表ができたのではないかと思います。


 最後の振り返りでは、参加者から、「子供とどう一緒に作っていくか学べた」「子供の気持ちが味わえた」「自分の壁を破れた」「劇活動の意義や楽しさが分かった」「間違えても大丈夫、という安心感のある場がもてた」「劇を通して皆と一つになれた」「担当者から、子供と共に劇を作っていく姿が学べた。ここに来なかったら、教師主導ですべて進めていたと思う」という感想が出ました。有意義な三日間となったのではないかと思います。
【文責:新保 えみ】

【第65回演劇教育夏期大学】第1分科会「学級づくりのための劇活動」

担当:坂田道則、林久博、西脇正治、今井洋助
分科会発表会にて
私たち第一分科会では、劇あそびや劇的活動を通して学級づくりを考えました。アイスブレーキングのゲームからスタートし、身体表現を伴う劇あそびまで、そのゲームの意図にも触れながら体験しました。
 参加者の方からもゲームを教わったり、ゲームの進め方やその効果について意見交換したりして、活動が深まっていきました。3日目は、分科会発表会に向けて話し合い、体験してきた活動をつなげていきました。参加者の皆さんからも意見が出され、リハーサルをする頃には分科会メンバーの一体感を感じ、発表を楽しむことが出来ました。

【1日目 出会い】
(扱ったゲーム)
算数じゃんけん、5じゃんけん、アイ・コンタクト、インパルス、円をつくろう、じゃんけんレース・カモン

「宇宙からきたピコ」
 夏休みの宿題として地球について調べてくるという課題に取り組むピコ。地球の子供たちに出会うと、地球の電化製品や遊園地の乗り物について教えて欲しいとお願いする。ピコが見たかったのは、掃除機、洗濯機、電子レンジ。6人組で話し合って、身体表現を使って伝えました。

【2日目 深める】
(扱ったゲーム)
カウントアップ、だんだん、私は誰でしょう、ジェスチャークイズ、ジェスチャーリレー
イメージウォーキング

ホットシーティング「一つの花」(4年国語科)
読解の授業をした後に、10年後のゆみこ、お母さん、出征後のお父さんになりきって、質問に答えます。各グループから1人ずつ、ホットシートに座って登場人物になりきる役を担当しました。グループでは、質問内容を考え、ホットシートに座った人に質問しました。登場人物になりきった3人は、質問内容を噛みしめるように言葉を選んで答えていました。文学教材の読みを深める方法として有効であることを学びました。


「森田先生の理論講座」
 劇あそびや劇的な活動を取り入れることで、子供たちのコミュニケーションが促進され、相互理解を深めることができることを学びました。それらの活動には、認め合う、助け合う、協力する、高め合う、など、良い学級集団をつくるための要素が含まれており、意図的・計画的に取り組むと効果的であることも再確認しました。教師は、遊び心をもって、活動の仕掛け人になってほしいと激励していただきました。

「即興あいうえお作文」
 グループの初めの人がくじを引きます。くじに書かれた50音の頭文字をスタートとして、例えば「あ行」なら、「ある日」「いろいろな店を」「ウロウロしていると」「エリーさんに出会って」「思わずドキドキした」のように、即興作文を考え、リレーしていきます。どんな言葉がリレーされていくのかというワクワク感や偶然に出来上がった作文の面白さがあり、笑いが絶えない活動になりました。

「シャッターチャンス ~Live Photo ver.~」
シャッターチャンス!
「夏祭りの屋台」をグループで表現しました。いつものシャッターチャンスは、静止画なのですが、今回はiPhoneのLive Photo機能からヒントを得て、静止画→5秒間動画というパッケージで表現を考えました。輪投げ屋、焼きそば屋、射的屋などがお題にありましたが、5秒間動画を入れることで、より表現の幅が広がり、参加者の皆さんは何をどのように伝えるか工夫していました。



「清掃工場TV制作(4年社会科)」
 4年ごみのゆくえを題材に、学習したことをもとにTV番組を制作しました。ごみのゆくえ、清掃工場の仕事、ごみの活用のグループに分かれました。ニュース番組風、アニメ風、クイズ番組風など、どのグループも工夫を凝らしていました。ICTの技術を活用し、教科書の資料絵をiPadで映し出しプレゼンテーション風に紹介したグループもありました。この実践は、社会科見学や宿泊学習など、体験した内容を伝える方法としても活用できます。総合的な学習の時間で学習してきた成果を発表するときにも使えそうですね。


【3日目 つなげる】
(扱ったゲーム)
変身じゃんけん、見えるつもりで渡そう、手の上の小人、相性ぴったんこ

「絵本で遊ぼう」

『えんとけらとぷん』(あかね書房) 『がたごとがたごと』
(内田麟太郎著 童心社刊)


 絵本のどの場面を表現するか、登場人物はどうするか、など、グループでアイディアを出し合いました。カラー布、カラービニールなどを衣装や物に見立てて使い、身体表現を交えて、絵本の世界を表現しました。絵本の世界が立体的に感じられ、読み聞かせを聞いているだけでなく、自分も思わず絵本の世界に参加してみたくなりました。


☆フリートークで話題になったこと
◯特別支援での演劇的活動の活かし方
▼活動の流れを視覚的に示したり、課題をスモールステップにしたりする工夫があると良い。
▼なかなか活動に入れない子に対して無理をして輪の中に入れようとせず、ひとまず見ているだけでも良いことを伝え、徐々に活動の楽しさが伝わるようにする。友達同士で声を掛け合い、参加してみたくなる雰囲気を作っても良い。

◯勝ち負けにこだわる子に対して
▼初めに活動のねらいを明確に伝える。例えば、みんなで雰囲気を「楽しむ」ことがねらいであると伝える。また、勝敗とは関係のない活動を組み合わせることで、意欲を高めることもできる。

☆参加された皆様の感想
・演劇の手法が教育にとても有効だと、改めて思いました。
・いろいろなゲームや活動を実際にやってみて、面白さや楽しさを実感できました。
・発表会はドッキドキでした。でも楽しくできました。
・ジェスチャーを使ったゲーム、シャッターチャンスなど、相手に伝えられたり相手の表現を理解できたりした時、とても嬉しかったです。また、活動ごとに、こういったやり方も出来るというアイディアも聞けて、児童の実態に合わせて考えることができました。
・すぐに役立つ内容が多く、分かりやすい説明でよかったです。ちょっとしたコツを教えてもらい、得をした気分です。
・参加しながら「子供たちはこんな風にドキドキしていたのかな」とか、「こんな時に嬉しいのかな」と、子供の気持ちになって考えながら取り組むことができました。
・学級で活用できる劇あそびを知ることができたので、教員になってから存分に活かしたいと思います。
・たくさんの学びがあり、2学期から子供たちとしてみたいな、と思いました。
・実際に体験しながら、様々な活動を知ることができて、とても身になる時間でした。
・参加者の皆さんと仲良くなることができ、「主体性」というものを体感できた気がします。
・担当者の皆さんの実体験を交えた話を聞くことができて、有意義な時間を過ごすことができました。
 【文責:今井洋助】

2017-08-13

【第65回演劇教育夏期大学】第7分科会報告

「書き続ける人」
 

 今年も静かな分科会です。一般会員8名、会員8名でした。残念ながら小川、岩崎先生が体調を崩されて急遽お休みでした。

 初日、自己紹介から始まり午後の全体会の前に途中報告。2日目は朝に集合してすぐに自分で決めた机に向かって書き続けます。(昨夜、一睡もせずに書き直しをしてきた方もいます。)分科会終了の前に集合して、また報告。その後、懇親会へ。

 3日目の朝も午後の集合時刻まで書き続けます。それでも終わらない人は、8月末の原稿提出まで分科会は続きます。担当の先生と連絡し続けるのが、この第7分科会なのです。そして、最後には脚本集が出来上がり、分科会は終わります。


【文責:木村】

2017-08-06

【実践研究会】7月定例会報告

【日 時】平成29年7月8日(土)15時~17時30分 
【場 所】成城学園初等学校 社会科室 講堂
【参加者】池田、一幡、今井、加藤り、金平、小宮、木村た、平、林、保坂、塚田(11名)


1.和太鼓実習
 加藤 先生
集まったメンバーで輪になって、和太鼓をたたきました。2チームに分かれて(7人でしたので3対4で)掛け合いの太鼓をしました。一通り太鼓の演目が終わるごとに隣の太鼓に移動しながらの繰り返しの連弾。掛け合いの変わり目のポジションに移動したときにうまく切り替えられるか、掛け合いの呼吸などなど、皆さん思い思いで和太鼓を楽しみました。

2.ホットシーティングで文学教材の読みを深める
 林 先生
 今年度、実践研究会の新しい取り組みの一環として一年間を通して一つのテーマについて考えていく提案として林先生より実習と提案がありました。
学習の目標は、きつねの心情を読み取る。  
【実習の活動試行】
1.教材文を通読(個別)
2.きつねの変容のきっかけとなった文言、文章記述にラインを引く(個別)
3.きつねを対象としたホットシーティングの場面を創る(グループワーク:今回は2,3人で1組)
・死後のきつねが対象・グループで1人きつね役を決める・きつねへの「問い」について話し合う。問いは3つ程度
4.感想交流
5.二年生で実施する際の工夫、配慮について話し合う。


 グループローテーション方式でホットシーチングを行いました。実習を終えて、即興では難しいのでグループで問いを考えるのが良いのではないかという意見が出されました。ステップを踏んで取り組んでいくことの大切さを感じました。
2年生、低学年で取り組むにあたって難しい場合があるのでグループの前段階として教師としての発問の提示の一つとして以下の問いの提案が林先生よりありました。
1.ひよこと出会う前にどんな暮らしをしていたの?→境遇を感じるための問い
2.最後におおかみと戦って死んでしまって、どうして恥ずかしそうに笑ったの?
 →主題に迫るための問い
 今回のホットシーティング実習を通して、答えは一つではない。体を使って言葉をかけ、叙述に沿って読みとり、段階をとって読みを深めていくことが大切であることを確認しました。

提案資料:あまんきみこ作『きつねのおきゃくさま』(教育出版 二年上)

3.クラスデーでの実践報告
保坂 先生

 保坂先生より、「クラスデー」という担任中心に授業以外で半日活動を考え実践できる日に行った実践報告です。1年生担任より相談を受けて企画した6月の実践です。
【めあて】
・劇的なゲームや活動を通して、お互いを知る。
【実施計画】
○競争ゲーム
・わらべうたじゃんけん ・後出しじゃんけん ・おーちた おちた
人との関わりゲーム
・あいしょう ぴったんこ ・ぴったし にぎにぎ ・お手を拝借・なかまは どこだ
○表現を楽しむ
・おーちた おちた ・手の上の小人 ・絵本を使って「まねまねおおかみ」 
「なつみはなんでもなれる」
○ふりかえり
【実施計画】
○競争ゲーム
・わらべうたじゃんけん ・後出しじゃんけん ・おーちた おちた
人との関わりゲーム
・あいしょう ぴったんこ ・ぴったし にぎにぎ ・お手を拝借・なかまは どこだ
○表現を楽しむ
・おーちた おちた ・手の上の小人 ・絵本を使って「まねまねおおかみ」 
「なつみはなんでもなれる」
○ふりかえり

 保坂先生より、ルールを大切にすることを意識して活動を展開。表現活動では、1年生ならではこの時期の表現が出たそうです。表現活動を通して、2人組→3人組となって活動をしていく中で子どもたちは普段の仲良しグループではなく、グループを作っていったことをうかがいました。絵本を使う活動では、私学の研修でワイリーさんが取り組まれたものを参考にされたそうです。
 

子どもたちの表現力や表現をもとに発展させていく力と柔軟な思考力などについて活動を通して意見交換をしました。

☆みんなで題材を色々な角度から検討したり、表現活動の実習をしたりするって、とてもすばらしいことですよね。感謝、感謝です。自然と笑顔になり、新たな発見があります。
劇作の会の醍醐味でもありますね。
【文責:一幡】

《次回予告》次回の実践研究会は9月9日(土)15:00~17:30です。
 ☆年間研究シリーズ「ホットシーティングで文学教材の読みを深める」
☆2学期のスタートでやってみたゲームの紹介(仮)
実践報告してくださる方を募集中です。教科のこと、学級のこと、場をほぐすゲーム、上演報告など。昨年度までの実践でも大歓迎です。今井までご連絡ください。

【文責 今井洋助】