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2017-10-30

【実践研究会】10月定例会報告

【日 時】10月21日(土)15:00~17:30
【会 場】成城学園初等学校仮校舎 第2校舎 小会議室
【参加者】藤本、保坂、金岡、長田、小宮、西脇、木村大、今井  計8名

1.ホットシーティングで文学教材の読みを深める
藤本博子さん ※使用教材:「ごんぎつね」(学校図書4年下)

 前回7月の「きつねのおきゃくさま」に引き続き、今回もきつねが登場するお話でした。「ごんぎつね」は全検定教科書に掲載され、4年生で学ぶ新美南吉作の名作教材です。3人ずつのグループに分かれ、相手グループに対してどんな質問をするか、改めて教材文を読み返しながら考えました。「ごん役」と「兵十役」になった人は、その役になりきってスピーチをしました。その答え方には、叙述の読みとりをどのようにしたのかが表れていました。

【ごんへの質問】
・なぜ、いたずらを繰り返したのですか。
・大変でしたね、最後は銃で撃たれて、兵十のことを恨んでいませんか。
・どうして「つぐない」をしようと決めたんですか。
【兵十への質問】
・どうしてお母さんは亡くられてしまったんですか。
・お母さんは、本当にうなぎを食べたかったのですか。
・兵十さんは、ごんを撃ってしまったとき、どんなお気持ちでしたか。

◎実習後は、ホットシーティングの効果について話し合いました。
・読み取ったことを考え深めるきっかけになる、子どもが必然性をもって教材文に戻って読み直すようになる。
・質問される側が「なりきる」ことができるのか、子どもにはハードルが高くないか心配。
・なりきると考えると、正答を出さなければならないということにつながってしまいそう。
・読み方(捉え方)や感じ方は個々に違っていてもいいのではないか。
・答えていくうちに考え方が変化していく子もいるだろう。
・みんなで聞いたり答えたりしていくうちに、思考や見方が広がっていくのが、ホットシーティングの
よさではないか。
・答える側が複数(例えば、ごんが3人)いるなどの方法で取り組んだら、その3人の中での違いが出
てきたり、あるいはフォローし合える部分が出てきたりしそう。目的や実態に合わせた工夫で、考えを引き出してあげることができるだろう。



2「パックン劇団ひまわり」
~5年生総合的な学習の時間の取り組みから~
小宮民子さん

 昨年度、人形劇を通して子どもたちは何を学ぶことができるか、どんな力を身に付けることができるのか、皆さんと考えたいという実践報告でした。

【単元の目標】
 小宮さんは単元を構想するにあたって、子どもの実態、身に付けさせたい力、人形劇を通して関わる人々(近隣の幼稚園保育園の園児や先生方、「カシュcache」の方々や代表のDさん)との関連付けを図った。子どものゴールの姿として、自分の人形劇を観た相手に喜んでもらうことを実感し自信をもてる子、自分たちで計画してできた達成感を感じられる子を育てたいと、考えた。
 小宮さんは単元を構想するにあたって、子どもの実態、身に付けさせたい力、人形劇を通して関わる人々(近隣の幼稚園保育園の園児や先生方、「カシュcache」の方々や代表のDさん)との関連付けを図った。子どものゴールの姿として、自分の人形劇を観た相手に喜んでもらうことを実感し自信をもてる子、自分たちで計画してできた達成感を感じられる子を育てたいと、考えた。

【単元計画・基本構想】全50時間
1・・・5年のAIAI(総合)の計画を立てよう
2・・・「人形劇で交流」できるのかな?
3・・・人形劇を楽しんでもらって交流しよう
4・・・笑顔になってもらえる人形劇公演にしよう
5・・・来年につなごう パックン劇団ひまわり!

 報告のレポートには、1年間かけて取り組んできた実践の歩みが細かく記されていました。関わった人々から厳しい感想を受けたことがあったけれど、子どもたちがどのように学級で話し合いを重ね、次時の活動計画を見直していったのか、その変容が伝わってきました。最後に、参加者の皆さんで感想交流をしました。
・幼稚園保育園に3回継続して訪問することで、児童が園児の気持ちになって考えるようになったり、自分たちの人形劇をより良いものにしていきたいという気持ちになったりしていることが大きな成果である。
・地域で活動している人たちには、パワーがある人が多い。地域の人々からの評価が、次の活動を作り上げていくきっかけになっている。子どもたちと共にライブで授業を構成しているのがよい。
・人形と触れることはセラピーにもなる。話すことが苦手な子などが、人形を介して他の人とコミュニケーションを取れるようになるよさもある。              
【文責:今井洋助】

《次回予告》次回の実践研究会は、11月11日(土)14:00~17:00です。

内容は
「今井洋助のホットシーティング実習」
「林玖実子さん実践報告 ドラマの技法、ホットシーティングを使って『一つの花』の読みを深める」
「西脇さんの実践報告 道徳で劇をやってみました!」です。
 また、翠会との合同開催です。翠会からは脚本が1本提案される予定です。14時開始です。
 ※12月、2月に実践報告をしてくださる方を募集中です。今井までご連絡ください。
 ※途中からの参加も歓迎します。秋の清々しいひと時を、皆さんで楽しく研究を深めましょう。

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