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2017-11-26

【脚本研究会】11月活動報告

日時:平成29年11月17日(金)
会場:成城学園初等学校 小会議室
参加者:石川、入野、金平、木村(た)、久保、保坂、森田、百合岡(8名)

小川信夫先生の作品『ウルフの涙=碧空に翼求めて子等は跳ぶ=』を読んで

・二幕十一場の長編作品。その創作へのエネルギーに感服。今の私たちに、これほどの長編が書けるだろうか。
・構成の仕方、場面転換、人物の描き方など、さすが。学ぶところが多々ある。
・「中学生日記」のイメージ。言葉のやりとりは実際の子どもたちと同じ雰囲気だが、内面に関しては、今の子どもたちはもっとデリケートで傷ついているのではないか。学校の荒れに対する認識、問題解決に向かう方向性は、現実とのずれを若干感じる。
・構成の仕方など脚本を学ぶ教材として木村さんにレポートを用意してもらい、改めて取り上げる機会をもちたい。

四年生用脚本『有馬城のひみつ』
久保 由美子 作

<作品について>
 4年生60名、12月宮前区学芸大会で上演予定作品の書き直し。既に練習を開始しており、やりながら修正を加えている。最後の、とのさまが笑うシーンの辻褄が合わないのと、言葉がやや難しいのが課題。

<話し合いより>
・前回よりも整理され、物語が分かりやすくなった。
・一番いいところは、村人たちを巻き込んで問題を解決するところ。そこにどうやってもっていくかが大事。
・4年生向け作品として、ダンスやラップなど遊びの要素がバラエティ豊かに入っているのはよい。その一方で、ドラマについてももう少し整えたい。
・(森田さんより)ドラマに必要なのは、
必然性…納得して話が進むことが大切
転(クライマックス)で何がどう変化したのかということ
作者は、この作品を通して何を伝えたかったのかということ
いずれについても、もう一歩足りない印象。①については、「とのさまがなぜ笑ったか」ということが一番肝心なところだが、ここがひっかかってしまう。また、校長先生や教官たちは生徒に対して、とのさまは村人たちに対して、それぞれどう思っているのだろう。そこに血の通ったやりとりがほしい。
・お祭りは五穀豊穣を祝うものであり、村人たちが一年間一生懸命働いた成果を感じられる大事なイベント。倹約のために中止されてしまったお祭りを復活させるために、村人と忍者学校の生徒たちが協力する…という流れにすればよいのでは。
・とのさまは、自らも含め倹約をすることで村を救おうとしていたので、基本的にはいい人のはず。そうした面を描いた上で、最後にとのさまに気付き(倹約もいいが、村人にとってお祭りや交流、笑いや楽しさは、生きていくためにとても大切なものであるということ)があると、とのさまの行動が自然になる。
・ラストシーンは、とのさまも加わってみんなでお祭りで盛り上がるとよい。
・「それから毎年とのさまも一緒に、村でお祭りが行われるようになりました。」として、それが有馬城が代々栄えたひみつである…という落ちにしてもよいのでは。タイトルの「ひみつ」が何を指しているのか、ちゃんと分かるようにしたい。

一年生用脚本相談『ふうせんりょこう』
入野 美沙 作

<作品について>
1年生42名の学習発表会向けの作品を書きたい。原作は、絵本『ビルのふうせんりょこう』(ライナー・チムニク作・絵)。空を飛ぶことを夢見る四人兄弟が、友達がもってきてくれたたくさんの風船をベッドにくくりつけ、空を飛んで旅をするストーリー。

<話し合いより>
・消防士や警察に人数を割くのはもったいない。四人兄弟が空で出会ういろんなものたち(鳥や雲など)を登場させるとよい。雲もいろんな種類をつくってもよいし、雷様が出てきても面白い。
・「信じる心」をテーマにするのはやや不自然。(信じたら空を飛べるのか…?)夢の中のできごととして、雲の上で遊んだり(エバーマットを使うといい)、どこかの島に降りたり、宇宙まで飛んでいったりと思い切り遊ぶシーンをつくり、「楽しかったね」と目覚めればよいのでは。そしてベッドには風船が一つ残っていて…。
・降りるとき、風船を一つずつ壊すというのはちょっとリアルすぎる?四人兄弟の降り方を一人一人変えてもよいし、そこも面白くしたい。
・誕生日に友達が次々に風船をもってきてくれるのが、きれいで良いシーン。
・実物の風船を舞台で使うのはリスクがあるので、プロジェクターで画像を映し出すとよいのでは。
・遊びをたくさん取り入れて楽しい舞台にしたい。テーマは書いていくうちに見えてくるから(例えば「夢をみることの楽しさ」)まずは書きたいように書いてみよう。

◆今回のこじま飲み会は、金平さん&森田さん&入野さんの三人で開催された模様。入野さんのフレッシュなパワーが光っています!

次回は、12/2(土)14時~成城にて
こまの会・こんぺいとうとの三会合同です。ゼミからは久保さんが作品を提出されます。皆さまのご参加をお待ちしています。
【文責:百合岡】

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