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2018-07-22

【脚本研究会】7月定例会報告

【日時】平成30年7月6日(金)19:00~21:00
【会場】成城学園初等学校 小会議室

対外発表用プロット
現代版『お山は晴天』
作:保坂 弘之

<あらすじ>
 時は現代。成城学園に住むたぬきたちは、突然始まった工事の音に驚く。校内を見て回る怪しい人間の集団を見て「成城が大変なことになる」と思ったたぬきたちは、子どもに化けて校長や建築業者の会議を覗きに行くが…。

<作品について>
 来年度のゴールデンウィーク前後に対外発表を行うので、そこに向けて校内の劇部会で準備中。希望者(高学年中心)40~50人を募る。子どもたちの創作場面を入れながら、新校舎建設の楽しみを表現したい。また、自身の体験から、情報伝達の恐ろしさ・間違いの連鎖をパロディにして表したいと考えた。

<話し合いより>
・テーマは何か?対立関係はどこに?軸をつくってからプロットを組み立てるとよい。
・森から追われるたぬきたちの騒動とその顛末記…だとよくある話。成城なのだから、もうひとひねりほしい!
・たぬきだけでなく、森にすむ生き物たちが他にも出てくるとよい。
・噂や誤解のエピソードは、短い台詞や動作のやり取りでコミカルに加えることができる。
・たぬきと子どもたちとの関係は?子どもたちの中にスパイとしてたぬきが紛れ込んでいて、「森をつぶすな」というたぬきの願いに賛同した子どもたちがたぬきに協力する、というのはどうか。
・子どもに化けるたぬきは、ちょっと抜けた感じにしてハラハラ感を出すと面白い。最後に「あの子はもしかしてたぬきだったのでは…?」と思わせる余韻があるとよい。
・〈森と学校との共存〉だけでなく、これからの時代にふさわしい〈よりよいもの〉を目指したい。ユニバーサルデザイン?どんな子どもたちも、たぬきだって何だって居心地よくいられる、共存共栄的な…?⇒新校舎への思いや夢が感じられる作品にしたい。入れ物としての校舎ではなく、そこにどんな思いが込められているのか、その中身が大切。「新しい学校をつくるぞ」という思いが、観た子どもたちに湧き上がってくるような、そんな作品を!

人形劇
『ハイイロチョッキリのなみだ』
作:岡 信行

<あらすじ>
 どんぐりひろばに集まってきた動物たち。まだ青いどんぐりの実がついたままの枝が、あちこちに落ちているのを見つけ、不思議に思って見ていると、「どんぐりに触るなあ!」という声が聞こえてきて…

<作品について>
ソックスパペットシアター「どんぐりひろばはおおさわぎ」の第七話。川崎の人形劇祭りのための新作。ハイイロチョッキリという、どんぐりの中に卵を産み付けて枝ごと切り落とす虫に惹かれ、その生態を物語の中に描いた。

<話し合いより>
・ハイイロチョッキリが卵を産み付けるくだりは、台詞ではなく再現シーンにするとよい。ハイイロチョッキリの枝を切るシーン、その大変さは、舞台で見せたい。→虫眼鏡を使って、拡大して見せるように演出する。
・科学番組のよう?ハイイロチョッキリの生態を伝えるならいいが、ドラマとしてはどうなのか。懸命に生きているさまを、可愛く、切なく、描けないか。
・神様が出てきて説明するのはご都合主義。上から目線で誰かが語ってしまうとドラマではなくなってしまう。→動物たちの中の誰かが気付き、解決するようにしたい。例えば、動物たちの間に「その枝、踏んじゃだめ!」「どうして?」「なんでか分からないけど、お母さんにそう教えられたの」…というやりとりを入れるなど。
・斎田先生は児童向けの脚本で死は扱わない方がいいと仰っていた。最後は死のシーンを出さずには描けないか?一生懸命卵を守るシーン等子どもを守る母親の思いが伝わるようにしたい。
・「葉っぱのフレディ」のように美しく終われないか。最後にどんぐりからハイイロチョッキリの幼虫が出てきて幕、というのはどうか。
・「どんぐりひろばはおおさわぎ」といっても、哀しいお話だね…(一同しんみり)。でも、シリーズの中にこういうお話があってもいい!

◆ハイイロチョッキリの生態について少年のように目を輝かせて語って下さった岡さん。別れ際「やっぱりゼミは楽しい!」と笑顔を見せて下さった保坂さん。作品提出有難うございました。
◆次回のゼミは、9月21日(金)19:00~成城学園初等学校にて。常連さんはもちろん、初めての方もお久しぶりの方も大歓迎です♪皆さまのご参加をお待ちしています。
【文責:百合岡】

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