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2018-08-30

【第66回演劇教育夏期大学】講演会「表現すること 引き出すこと」講師:加藤浩次氏

 夏期大学初日の午後、お笑いタレントの加藤浩次氏をお招きして、講演会を行いました。たくさんの笑いがあふれ、また、おもわず納得!!と、共感の声が聞こえる、あっという間の2時間でした。
 一部、加藤氏の言葉をご紹介いたします。(文と写真は加藤氏の許可をいただいています。)

☆ 表現者とは・・・、番組もドラマも1人ではできない。つねに、チームの一員だということを意識している。もし、サッカーチームで、メンバー全員がメッシだとしても勝てるとは思わない。一人一人が、チームづくりの歯車だということを自覚して仕事ができるかどうかが大事だと考えている。
☆ 自分は、良いチームの歯車になれるかどうかということに気を付けている。たとえ、ワンシーンでも一生懸命やることが大切だと考えている。
☆ チームワークの良い番組は、チームをまとめるトップが良い方のことが多い。そのような方達は、理不尽に怒らないし、力のある人を認めてくれる。また、少しでも現場を楽しくするために現場にいる人たちに声をかけることができる。そうすると、演者も、そこにのることができる。
☆ 学校でも、チームづくりという点では、番組やドラマをつくる過程と似ているのではないか。こどもは、みんなメッシになりたいだろうから大変だと思うけれど、その子の自尊心を傷つけずに、その子の持ち味を出していけたらよい。
☆ リーダーだけが良いのではなく、リーダーを支える人だってリーダーと同じぐらい大切である。その子の良い所を、適材適所で中学生や高校生の時に引き出していってくれたら良いなと思う。
☆ お笑いライブでは、お客さんが何を求めているのかをつねに考えている。
☆ 前から活躍されている方々、形を変えながらでも残っている先輩たちは、全員、尊敬できる方だと思っている。
☆ 毎朝、「いや~、今日は絶好調だぜ」と思うようにする。そうすると、本当に絶好調になってくるし、気持ちが変わってくる。自分の気持ちが変わったら、自分の態度も変わっていく。
☆ 「失敗したらどうしよう」ではなく、「わくわくしている」と、考えるとよい。
☆ 「本当にやりたいこと」が見つからないのであれば、「〇〇になる」ととりあえず決める。決めることによって、それを目指そうとする。選択肢の中から「これ」と決めると、それに向かおうとするからよいのではないだろうか。
☆ 挫折することは悪い事ではないし、挫折したことによって強くなるから、挫折は悪いことではない。


< 講演会を終えて・・・参加者からの感想 >
〇加藤氏の育ってきた積み重ねが、色々なエピソードとして聞けて大変役に立った。加藤氏の考えに基づく表現力が心にストンと落ちて、人として考えさせられる貴重な時間となった。
〇加藤氏から、前向きになれる言葉を沢山いただけた。特に、「失敗ではなく、次の何かにつながると考えること。」「誰かがやりたいことを、自分がやれていることに感謝すること。」この2つを大切にしたい。
〇朝一番から「絶好調!!」と思うことを実践してみたい。
〇「表現すること 引き出すこと」をテーマに、チームづくりやチームの一員として自分ができることを心がけているというお話が聞けて良かった。
〇チームで何かをなしとげるために、「自分は何をしなければならないか。」「自分の役割」を常に意識している点は、教育の世界にも通じるお話で、大変参考になった。
〇良いチームのリーダーとして、また一員として大切なことを、学校現場でも、私生活でも大切なこととして受け止めていきたい。
〇「チームのトップが大切」というお話は、学級の担任が創るクラスというチームということを、新たに意識したい。
〇子どもにやりたいことを見つけさせるのか、決めさせるのかのお話は、子どもに向かう者として、気づかされるところがあった。
〇子どもの頃からやんちゃな子ほど、大人になってから、やんちゃだったパワーがいきるような気持ちになった。やんちゃな子こそ、あまり叱らずに、才能や能力を引き出してあげようと思えた。
〇加藤氏の「先生の味方です。」という言葉が、とてもうれしかった。
〇今まで参加した講演会で、一番面白くて、ためになる講演会だった。


【第66回演劇教育夏期大学】第1分科会「学級づくりのための劇活動」

 第1分科会は、「コミュニケーション能力を高める表現活動」をねらいとして取り組みました。劇あそびや劇活動を、どのように学級づくりや学習活動に活かしていくのか、実習しながら学びを深めていきました。

<出会いのゲーム・表現活動>
★後だしじゃんけん、体じゃんけん、マクドナルドじゃんけん、拍手喝采じゃんけん
★あちこちでやってみよう(テーマに合わせて、好きなものをジェスチャーで表現)
口パクで自己紹介(パートナーの自己紹介に合わせてジェスチャーで表現)
★スポーツをしようよ(猛獣狩りに行こうよの変形バージョン)
 ジャンボじゃんけん(5人1組でじゃんけんポーズ)、ジェスチャーで伝えよう
★へびじゃんけん、ラッキーセブン、ミラーストレッチ




★キャッチ、インパルス、拍手送り、ポーズ送り(まるくなって)

<言葉あそび・身体表現あそび>
★えっ、なに?
はじめは、テンポよく短いキーワードを伝言します。次に、感情表現を声に出して表現することを楽しみました。「先生のパンツに穴が開いてる!」「カル〇スて初恋の味がするんだって」
★「あやしい祭り」
ケーケッケケケ!
変なアクションとオノマトペを組み合わせてアンサンブルを楽しみました。
「ドンドコドドンコドン!」「ケケケケーケケケ!」「タリラリラーン」「ウン、パッ!」
★「ニンニン忍者」
 先生が「追われる人」、子供たちが「追っ手」になって忍者ごっこを楽しみました。
 
<学級活動に活かせる劇活動①>
★〇〇に続け!
タリラリラ〜ン
グループでリズムに合わせ、声を合わせることで、一体感を感じるゲームです。
 動物園にいる動物、スポーツ、職業(お仕事)などのお題を設定し、声に乗せてジェスチャーしながら表現しました。
★しりとりジェスチャー
 「〇〇に続け!」のリズムに合わせて、ジェスチャーしりとりをしました。
 ♪〇〇、〇〇、しりとりで続け! 〇〇、〇〇、しりとりで続け!
  (○○のところで、ジェスチャーをする)
  これなんだ? ⇒ 〇〇? ⇒ 大正解!
 ※♪の節を繰り返して、しりとりを続ける。
  
<学級活動に活かせる劇活動②>
ここはどこでしょう?
★ここはどこでしょう
 くじに書いてある場所を、グループ全員のジェスチャーで表現する。
 例:遊園地、レストラン、公園、美容室、など
★〇〇な××
 AとBのカテゴリーから、それぞれ引き当てたキーワードをもとに、グループで
相談して創作劇を作る。
キーワードB
・医者
ここはどこでしょう?
・料理人
・警察官
・ニュースキャスター
・バス運転手
キーワードB
・医者
・料理人
・警察官
・ニュースキャスター
・バス運転手
キーワードA
・笑いじょうご
・泣きじょうご
・怒りんぼう
・あわてんぼう
・恥ずかしがり
キーワードA
・笑いじょうご
・泣きじょうご
・怒りんぼう
・あわてんぼう
・恥ずかしがり


<森田先生の理論講座>
 学級づくりになぜ劇あそびや劇的活動が有効なのか、についてお話ししていただきました。演劇教育(演劇的表現手法)には、コミュニケーション能力を高めるための要素が含まれていることを学びました。例えば、以下のような場面です。
・ゲームやあそび ⇒ 知り合う、触れ合う、分かり合う
・表現活動    ⇒ 協力する、助け合う、認め合う
・観あう     ⇒ 高め合う
 
<学習に活かせる劇活動①社会科編>
★都道府県の番組を作ろう
 4年生の学習で調べた都道府県について、各地方の「PR番組」を作り、発表し合 う活動を行いました。番組の形は、ニュース、クイズ、情報バラエティ、CMなど があり、グループごとに、紹介したい地方と番組の形を決めて、5分程度の番組を作りました。
 
<学習に活かせる劇活動②道徳科編>
★スタートカリキュラムとしての道徳教育
 小学校低学年において、表現遊びやドラマワークを用いて「よい挨拶」について身体を潜らせて学ぶことについて考えました。「あいさつエクササイズ」では、音楽に合わせて歩き回り、出会った人と握手しながら挨拶を交わしました。また、変則バージョンとして、顔をそむけて挨拶する、挨拶されても無視する、もしくは、相手の名前を言ってから挨拶する、ある子の名前をみんなで呼んでから挨拶するというロールプレイを通して感じ方の違いを話し合いました。

★感動・畏敬の念「青の洞門」ドラマアクティビティで深い学び
 特別の教科 道徳の教科書で扱われている「青の洞門」を教材として、ドラマワークを行いました。「プロムナード」では、物語の登場人物が歩いていると、道の両側から相反する2つの価値をめぐる言葉をシャワーのように浴びせるという体験をしました。「Yes or No」では、あなたが実之助だったら了海を許しますか?という問いに対して、イエスかノーの立場で床上の数直線に並びます。両端に近いほど、より強いイエス、ノーの立場に立つことになります。そして、なぜそこに立っているのか意見交流をしました。

<絵本を使った劇あそび>
絵本を使った劇あそび
毎年恒例となっている活動です。今年は2グループに分かれて、ヨシタケシンスケさんの『なつみはなんにでもなれる』『おしっこちょっぴりもれたろう』を題材にして、劇あそびをしました。ヨシタケさんの作品は、子供心をくすぐる内容で、思わず童心に返って表現しました。3日目ということもあり、参加者の皆さんのアイディアが湧き出てきて、大変盛り上がりました。

<参加者の皆様からの反応>
 子供たちが演じているときのワクワク感や緊張感を実際に体験し、子供の気持ちになることができた。劇的な活動は、身体をくぐらせて学ぶことなので、コミュニケーション能力の育成に効果があると気付いた。実践と理論の両面から学ぶことができたとの感想をいただきました。また、子供が表現したことを、活動して終わりではなく、振り返り(評価)をしてあげることで意欲を高めていきたい。第1分科会でも、活動1つ1つの振り返りをさらに充実させて、自分なりに工夫した表現がどのように映っていたのか、フィードバックが欲しかった、というご意見もいただきました。来年度の夏期大学に活かしていきます。ありがとうございました。

【文責:今井洋助】

2018-08-26

【第66回演劇教育夏期大学】第4分科会「人形を使った劇活動」

 1日目、自己紹介やゲームのあと、岡さんの楽しい指導によりソックスパペットの製作に取り掛かり、お昼過ぎには個性豊かな怪獣たちが誕生しました。さっそく、その怪獣を使い、歌ったり踊ったりする練習をしました。

指人形を使ったアニマル(動物)バスケット!
動物の鳴き声を言って席を交代します。


岡さんが人形に命を吹き込むコツを伝授!!


 2日目、歳時記の脚本を使ってペアで人形劇をしたり、人形と術者との会話で怪獣の紹介をしたりしました。その時点で、もう2学期などの人形と子どもたちの出会いのシーンが出来上がりました。
 
ファイルをつないだ“けこみ”(人形劇の舞台)で、
二匹が楽しく話しています。
ビデオにてふりかえり中。細かい演技指導を
岡さんからしてもらいました。これで、人形使いもレベルアップ!!

 午後、実際に人形をどのように授業に生かせるかの実践報告や人形の教育効果についての紹介をしました。
 特別支援学級での劇発表までの取り組みの紹介では、藤内より、怪獣を作るまでの過程や怪獣を使った劇「なんだこれ?怪獣たちも大さわぎ」の創作、発表までの実践を報告しました。
4年国語説明文「ウナギのなぞを追って」(光村図書)
説明文が複雑になる中、授業をうなぎうなぞうくんが進めます。
パワーポイントでうなぎクイズをしているところ。
その後、4年の国語の物語や説明文、生活科、折り紙や紙コップでの簡単な人形、パネルシアター、フリースシアター、ウレタン人形、ペープサートなどを利用した実践の報告をしました。実際に体感する時間も設け、その面白さを実感することができました。



岡さんの生活科の取り組み
「野菜を使ったペープサート・ウレタン人形・スポンジ人形」
野菜がどんなふうに育ててもらったか話し合う場面を実体験!
塚田さんのパネルシアターならぬ
“フリースシアター”
フリースにはPペーパー(不織布)を
貼りつけることができます。



















 2日目の最後、「では今回の怪獣たちを使ってどんな劇を作るか、それぞれ考えてきてください」の声に、参加者の人たちは、それぞれ帰り道、そして、3日目の行き道から劇の構想を考えてくるという熱の入れようでした。

 3日目 頭を寄せ合い、分科会発表の劇の構想を創作。それぞれが思い思いに時事ネタから、対立の構造、ストーリーの必然性まで意見を出し合い、設定の詳細を決めていきました。そこでできたのが「洞窟の中はおおさわぎ!」洞窟に逃げ込んだ怪獣たちが歌を勇気にかえて苦手な水の中を泳いで渡るというストーリーでした。たった3時間弱で仕上げることができました。特に水を泳いで渡るところは、しっぽをくわえてつながり竜のように波打つ表現ができました。分科会発表では黒Tシャツを着こみ、怪獣を手にはめ、心ひとつに演じきることができました。

「世界中の子どもたちが」の「せ」をぬいて
歌の練習“かいじゅうのこどもたちがぁ、
いちどに笑ったら~”

出来上がった話の筋をもとに猛練習!キメ台詞をしっかり決めて、
劇が止まらないように繰り返しました。

写真010nami.jpg:
「みんなでいっしょに歌を歌いながら、ここをわたろうぜ!じゃあ、ぼくのしっぽにつかまって!!!!」「おー!!」
発表会後も連絡を取り合いながら、怪獣話や情報交換に花を咲かせています。

<参加者の感想より>
☆一歩部屋に入った途端、そこはアイディアの宝箱でした。様々な実践を紹介していただいたり、人形作りのちょっとしたヒントをたくさん示していただいたりしたので、持ちかえってどんどん役立てたいです。毎年、最終日だけで一つの劇が出来上がるのが最高です!
☆人形を皆さんと一緒に作った時に、いろんな顔の子ができていくのをみて、小さい命がたくさん生まれたと感じました。子どもの前での登場のさせ方もお話の仕方も、人形をだいじな友だちとして見せる心がけも教えていただきました。教室で、たくさんの仲間を作ってあげたいなと思いました。
☆パペットづくりが何より楽しかった!!作り方だけでなく、主に特別支援の指導の視点でのお話が興味深かったです。
☆9日はあさからソックスシアターモード。岡先生デザインのTシャツを着こみ、いざ出陣という気分、9時に会場に着くと、みんなやる気マンマン。みんなでアイディアを出し合ってドラマチックなストーリーを作り、いきなり立ちげいこ。人形を動かし、歌を歌い、セリフを言って・・・・。大変だったけど、充実感いっぱいの本番でした。
【文責:藤内】

【第66回演劇教育夏期大学】第6分科会「演劇的アプローチで教師力アップ」

~自分と向き合い、本音でダメ出し! そして、ぼくらはTEAMになった!~


 第6分科会の自己紹介は、参加者全員で円をつくることからはじまる。

「うちの分科会は、常に美しさを求めます!」

 円をつくるという単純な作業にも、“美しさ”を加味することで、自然と“他者”を認識するようになり、心地良い“和”が生まれてくることを結果的に実感してもらうのだ。
 難しいことはさておき、わちゃわちゃしながら、この段階でもう場が温まってくる。そこから、リズムと身体を使った自己紹介が繰り広げられる。基本項目の“苗字・名前・学校名”と、“好きな食べ物”“行きたい場所”等のアンケート項目を、リズムを決めて順番に声を出していく。
 初めて出会う仲間の名前・声・顔を知り、自分を表現する。リズムを合わせるという初めての共同作業を行う。もちろん合わないこともあるが、それも個性と自他ともに認識していくのだ。

「マネっこ発声」 
マネっこ発声
人前で大きな声を出すという勇気のいる行為の導入リーダーが大きな声で言った台詞を、みんなでマネをする。リーダーから出てくる台詞・声・動作…、マネ
をするということは、人を観察すること。それは、意識して“人”に興味をもち、マネをしている“自分”にも目を向けてみることになる。みんなで合わせて声を出すので、恥ずかしさも薄れ、リーダーもできるようになるのだ。



「人間生け花」舞台を1枚の絵として考えたときの
立ち位置(見せ方)の研究

「人間生け花」
 今回は、舞台を使うことができたので、
人間生け花を行う。「苦しい恰好、厳しい恰好の方が美しい」「他者の目を持とう」
などのアドバイスを受けて、舞台に美しい絵をつくることを念頭に、一人ずつ好きな場所、心地良い場所を選んで、自分を活けていくのだ。






「詩の朗読発表①」短い詩をその場で覚えて、
みんなの前で一人ずつ発表
「詩の朗読発表①」
 発表を見て、全員がコメントを言うという、ある意味厳しい活動だが、午前の活動で仲間になっているので、乗り越えられる。

※『キュー』の説明
 …本番のはじまりと終わり
※『本番』
 …演じる人になること
※『コメントのルール』
 …向上することを前提に愛をこめて端的に指摘する(誉めない)
  
同じことを言わない←人のコメントをよく聞く
人と違った意見を言っても良い


2日目、「ストレッチング」「発声・腹式呼吸の導入プログラム」「テキスト丸ごと読み」「音楽に合わせた動き」「詩の朗読発表②指定された動きを入れて」活動の中に『愛を持ってダメ出し』をし、お互いの表現を真剣に観察する中で、確かな信頼が築かれていくのが実感できた1日でした。



音楽に合わせた動き①
音楽からインスパイアされた動きを即興で表現!
「音楽に合わせた動き②」

見えないはずの敵や赤外線が見えてくる!

「音楽に合わせた動き③」
自然な流れでお互い協力し、ミッションをクリア!
3日目、「構成エチュード」「リハーサル」「分科会発表」と経る中、本音の言葉が自分たちの劇を彩っていきました。発表後、部活の仲間と発表や試合を終えた後のような清々しい気持ちに包まれました。
発表が終わって充実した笑顔を見せる参加者
構成エチュードに使う小道具をゲット











○参加者の反応-名言セレクト!
「自分と向き合う!」
「目指すは美しい絵!」
「いい位置に乗る!」
「音楽から表現をもらう!」
「詩や脚本を一旦自分に落とし込む!」
「アイドル顔を封印せよ!」

○大人だって本音を交わせば、短期間で仲間(TEAM)になれる!そう確信できた3日間でした。

 来年、顔を合わせたら、『ここで会ったが100年目!』と挨拶し合いましょう!参加者の皆様に感謝!本当にありがとうございました。

またお会いしましょう!
【文責:森公】





2018-08-19

【第66回演劇教育夏期大学】第7分科会「脚本の作り方」

今年は仮校舎の図書室が会場となり、隣の多目的室のような何もない部屋も使用できることになり、広いスペースで、電源も確保できて個別に執筆を行う分科会としては、とても良い環境でとりくむことができました。



 初日は、会員9名と一般参加者6名が、どんな脚本を書こうと思って参加したのか、自己紹介を含めて話してもらいました。今年は、残念ながら長年担当者としてご指導していただいている小川先生と三友先生がお休みされたため、5人で担当することになりました。原作のある本や絵本を脚色したいと考えて原作本を持ってこられた方、11月の学芸会に向けて4年生62人を舞台にあげるため必要に迫られて参加された方、勤務校の創立者の伝記を12月に全校児童で演じる脚本を書く方、手話を取り入れた劇を書きたい方、大先輩の書いた昔の脚本を現代の子どもたちでも演じられるように書き直したいと考えている方など、様々です。










  執筆は、多目的室に各自が机を持ち込んでパソコンに向かいひたすら構想を練りながら、執筆作業を静かに進めていました。相談は、他の方の邪魔にならないように図書室で相談します。その日の最後には、それぞれの作品の進捗状況を発表し合いました。


 参加者からは、「孤独な作業ではありつつ、相談に乗ってもらったり、他の方の話を聞いたりといい刺激や励ましがもらえました。」「学校のこと、家のことを全て忘れ、集中できる環境が与えられることが何よりも恵です。」「のびのびと過ごせました。一人一人がそれぞれ考えながら動けていたため、自分のペースで過ごせた3日間でした。」など、充実した3日間であったとの感想をいただきました。





 各自に最終原稿締め切りは、10月1日。それが、本として印刷されます。それまでの間、担当者と何回も相談しながら、一つの作品を仕上げていきます。脚本集の出来上がりで、第7分科会は終了します。
【文責:金平】

2018-08-17

【第66回演劇教育夏期大学】第3分科会「脚本を使った劇の上演活動(4〜6年)

ねらい:子どもの主体性を引き出し、活かす上演活動
使用脚本:「キャッツ・ストリート」作:山本茂男 『子どもも保護者も大満足!全員参加の楽しい児童劇脚本集』日本児童劇作の会編著、明治図書 2016年

 たくさんのメンバーと一緒にいっぱい「キャッツ・ストーリート」を演じました。
脚本を配布された時は、役を変えながら、何度も読み合わせをしました。
♪俺たちゃ噂の野良猫さ♪ってフレーズ いっぱい歌って、踊りは、皆で考えて、楽しく作りました。♪ニャーニャーニャーゴ♪ ねこの気持ちを考えながら、演じました。


ストップモーションで学校行事の一場面を表現しています。

即興劇のお題を受けて、相談中

クライマックスシーンの立ち位置を確認しています。


振りかえりの時。演出指導の基本的なことをいっぱい教わった!



































森田先生からの演劇活動教育の効果についてのメッセージより
イメージする力を育てましょう!
【文責:木越】

【第66回演劇教育夏期大学】第2分科会「脚本を使った劇の上演活動(1〜3年)」

 今年度は、子どもの主体性を引き出し、活かす上演活動を目指して、「遊びを取り入れた劇的活動を体験し、楽しみながら表現することの意義を考えること」、「表現することへの意欲を高め、発表へとつなげる指導のポイントを学ぶこと」を目標として活動しました。

 主な活動内容は、ウォーミングアップのゲーム(サークルゲーム・手遊び・声を出すゲームなど)、即興的な劇遊び、そして場面作りです。使用脚本は、「おばけの遠足 おばけやしきへん」作:岡 信行(『子どもも保護者も大満足!全員参加の楽しい児童劇脚本集』日本児童劇作の会編著 明治図書2016年)です。また、初日には、森田勝也先生から、劇活動を今学校で行う意義についてうかがうこともできました。

 1日目は、劇的な活動を行うための仲間づくりと「遊び」を柱に、様々な活動を行いました。この仲間づくりは、クラスの中での人間関係づくりに直結しているので、劇的活動においてはもちろん、学校生活全般に活かせる活動であると考えられます。

 2日目は、即興的な劇遊び、場面作りの練習を経て、台本を用いた場面作りに取り組みました。その後は、台本に登場する歌を取り上げ、歌で遊ぶ、すなわち歌を表現する方法を皆で考えました。

 3日目は、2日目に積み上げてきたものをもとに、舞台で発表することを意識しながら、分科会交流会に向けて練習を行いました。「遊び」から生まれる劇的活動を、楽しみながら体験することのできる3日間になったと思います。

<参加者の感想>
・夏期大学でたくさんのことを学ぶことができた。来られてよかったと思う。来年も是非参加したい。
・初めは緊張したけれど、活動を続けていくうちに少しずつ打ち解けて、自分の意見を出せるようになってきた。
・劇的な活動を子ども達の側に立って行うことにより、緊張して硬直してしまう子どもの気持ちや、どんな時に困ってしまうのかがよくわかった。今後の指導に活かしたい。
・今までは、台本や配役が全部決まってからの練習で劇の活動を行えばよいと思っていた。しかし、今回参加してみて、それ以前の遊びや活動こそが大切であることがわかった。
・失敗を「失敗」にしてしまうのは周りだと感じた。劇中に、台本やそれまでの練習とは違う思いもよらないことが起こっても、周囲のフォローで、それが「おもしろさ」・「笑い」に変わり、「失敗」ではなくなる。
・夏期大には、全体的に、温かく楽しい雰囲気がある。この空気はほかの研修では感じられない。ベテランも新米も関係なく、共に劇をつくっているからこその雰囲気なのだと思う。
・劇をつくる時には、その場の状況を把握し、役(登場人物)の気持ちを考えたり、主体的に意見を出し合い、対話の中で一つのものをつくったりしていくことが必要。そのため、劇をつくる「だけ」で、読解力や「主体的、対話的な深い学び」ができる力がつくと言えると思う。
・メタ認知、空間把握が自然にできるのも劇活動のよさだ。
・講師3人のチームワークからも、学べるものがあった。
・普段の劇発表の練習では、①緊張してたどたどしい②うまくいくようになる③慣れるが故に劇が段取り優先になり、全体的にテンポアップする、の四段階で終わってしまう。今回の分科会では、そのさらに先④間をとり、劇の中の遊びを楽しむ、という段階まで進むことができたと思う。

この経験を夏期大だけのものにせず、それぞれの学校の活動に活かし、子ども達の成長の糧にしていただけると幸いです。また、参加者だけではなく、担当者も多くのことを学ぶことができ、有意義な時間を過ごすことができました。参加人数は例年に比べると少なかったですが、その分話し合いも活動も濃密なものとなり、深い学びができたのではないかと思います。
【文責:新保えみ】

【第66回演劇教育夏期大学】第5分科会「朗読劇を楽しもう」


 1日目はいくつかの短編を選んで、朗読劇の基本的な技法、意義やねらいを考えました。

 2日目は「読み聞かせから朗読劇へ」「教科に活かす朗読劇」「大人が演じて見せる朗読劇」の3つを柱にしました。2グループに分かれて朗読劇を作り、お互いの表現を見合いました。昔話の絵本、教科書教材、小松左京の短編を朗読劇に構成したものを題材にしました。実感を伴って理解したり、互いに考え合ったりする良さについて考えたり、作品へのイメージを広げ、読みに深まりを持たせたりすることをめざして活動しました。

 3日目は参加者の希望を取り入れながら前日取り上げた朗読劇をさらに深めた後、分科会発表会に向けて、昔話「おんちょろきょう」を仕上げていきました。

 少ない人数でしたが、参加者はリピーターもいて「よかった」という感想を多くいただくことができました。いろいろな題材を取り上げて挑戦することができましたし、参加者の様々な考えを取り入れながら進めることができました。
【文責:千野】

2018-08-09

演劇教育夏期大学に参加の皆様へ

本日、8月9日()の夏期大学(3日目)は、通常どおり実施いたします!!

どうぞ、よろしくお願いいたします。